068タワー低階層
主人公のジェスです。
タワーダンジョンに来ましたが、これって軌道エレベーターのような気がします。
とにかく、攻略してみます。
今回は、タワー攻略のお話。
タワーの入り口に到着した。
司祭の服を来た2人組が、入り口の管理者の様だ。
「身分を証明できる物を見せてください」
黒い冒険者プレートを見せる。
「単騎だったので心配しましたが特級の方でしたか!
どうぞお入りください。」
すんなり入れてもらえた。
冒険者プレートって凄い便利だな。
高さ6m横幅5mの扉が左右に開いて行く。
門をくぐると門が閉まる。
長い通路先が見えない程の伸びている。
大気のナノマシン濃度が非常に濃い。
通路が終わって広間に出た。
「デカイ!」
センサーで調べると広間の大きさは、直径5km高さ20mの円形で、上部を支える太い柱が剣山の様に立っている。
天井が薄く光っていて、薄暗い程度で視界も良好。
冒険者も見渡す限り一杯いる。
「お!初めてかい?」
30歳ぐらいの黒髪の小太り女性が、話しかけて来た。
「初めてです。物凄い広さですね」
「この【精霊の塔】は、すべての各階1部屋さ。
部屋のモンスターが全滅すると上の階に上がる階段が天井から10分だけ降りて来て、10分経過で階段が天井に格納される。
モンスターは1時間おきに復活するけど数に上限があって、誰が数えたかわからないが1階はスライムが1000匹って言われてる。私はポーション作る仕事で、倒されて放置されたスライムを回収してる」
「この広さだと全部倒すの可能ですか?」
「大丈夫だよ。1階だけのスライム回収が目的の冒険者が一杯いるからね」
「情報ありがとうございます。何かお礼したいですが?」
「良いんだよ。次にスライム湧くまで、暇だからね。次に沸いたスライム倒したら、頂けたら良いよ。お! 時間が来たようだよ」
目の前の空間に大気からナノマシンが集まって、スライムが構築されていく。
お礼をしたいので、やる気が出た。
周囲のスライムを倒しまくろうと思ったが、大剣を振るって、2匹倒したら階段が降りて来た……
左右を見ると、多くの冒険者達が他のスライムを倒している。
「すまない、2匹で終わってしまった」
「良いんだよ。大体いつもは1日頑張って2匹ぐらいだから、今日の仕事がすぐ終わって助かったよ。ほら、早く登らないと階段が閉まってしまうよ」
そう言って、ニコニコしてスライムを背負ったリュックにしまって帰っていった。
久々にホノボノした気持ちになる。
階段を登ると、今度はゴブリンのようだ。
同じ様に攻略!
回収部隊として、鉄屑屋が多かった。
錆びたナイフとか集めている様だ。
階段を登ると、オークだった
同じ様に攻略!
回収部隊として、肉屋が多かった。
オーク肉が美味いらしい。
階段を登ると、ワーウルフだった
同じ様に攻略!
回収部隊として、服屋が多かった。
毛皮が高価だそうだ!
階段を登ると、ビッククロコダイル
同じ様に攻略!
回収部隊として、鎧屋と靴屋と小物屋と……ワニ皮の人気高いよ……
繰り返し上部に上がっていく……
15階まで来たところで、外は日が落ちて暗くなってきている。
時間があまりないので一気に行く事にした。
タワー外壁の構成成分を解析した。
ver9.2ナノマシンで、金属とカーボンが強度維持で混じっている。
タワーの端まで行き窓を覗くとすっかり夜だ。
タワー内部では、テントを張って交代制で野営している冒険者パーティーも見受けられる。
窓から出れば、すぐにゲートがあるため強制的に地上の帰還ゲートに戻されるので、窓以外から外に出れば良いだろうと考える。
窓の横の外壁をナノマシンで、液状化してタワーの外に出る。
外壁に小型のアンカーを打って落下を止める。
かなり設定が細かいダンジョンなので、外壁を登る事も想定済みで、何か仕掛けが必ずあるはずだ。
注意深く外壁を観察し始めた。
明らかになるタワーダンジョンの内容。
早速、狡い方法で攻略を試みるジェスだった!
果たして上手くいくのか?
次回、一気に攻略チャレンジのお話。




