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004最弱の冒険者

作者のアイです。


やっと町に着いたジェス。

町に着いたら定番の場所へ移動する。

無事に生活できるのか?

 フロネ達と一緒に町を目指すが、私は徒歩でフロネとラルフとリリクは馬車で前進している。


「すみません、ジェスさん。馬車に入れないと思いませんでした」


 馬車の入り口は、少し壊れている。

 乗り込もうと、手をかけたら、パワードスーツの重量を支えきれず手をかけた部分が破損してしまった。


 地球の重力だとフルプレートの外見をしているパワードスーツは、1トンを超える重さである事を忘れていた。

 入れたとしても馬車の車輪の強度がもたないだろうと、私だけ徒歩で歩いている。


「それにしても、そんな重い鎧を着て普通の速度で歩行するなんて凄い人なんですね」


 リリクが、感嘆して呟く。


 前方に高さ3m程の壁が見えて来る。

 町全体が壁に囲まれた作りのようだ。

 門番に身分証明の提示を求められたが、フロネが挨拶すると、すんなり街に入る事が出来た。


「こりゃ、凄い護衛の人だ。流石フロネお嬢様ですね」


 門番も私の外見に興味を示すが、深くは聞いてこなかった。

 フロネは、お偉いさんの娘なのだろうか?


 町並みは、未来に来たはずなのだが西暦時代の中世程の文化レベルに見えるため、今後は何故人類が退化したのか調べる必要があると考える。


 到着と同時に、フロネとラルフは薬を届けに行く為に別れた。


 残ったリリクが私に報酬をくれた。

 中途からの護衛だったが、盗賊から助けてもらった事もあり、報酬として金貨を2枚を渡してくれた。騎士の年収の1/3に相当するらしい。


 フロネと別れたため、身分証明がないと今後の行動に問題がありそうなので、リリクに尋ねる。


「身分証明は、どうすれば手に入るんだい?」


「各職業でギルドがあり、各ギルドに登録して手数料を払うと手に入りますよ。

 ジェス様なら冒険者ギルドが良いと思います。

 紹介状を書いてあげますから、少し待ってて下さい」


 リリクは答えて、ポケットから取り出した小さな紙に、サインをして私に渡した。


「それを受付に提示すれば、少しは役に立つと思います」


 紹介状のお礼を言って、冒険者ギルドの場所を聞いてから別れた。


 歩いて行くと、冒険者ギルドが見えて来る。

 2階建ての大きな建物だが、中に入ると吹き抜けで天井が高い1階建てであった。


 広いホールに受付と、奥に飲み物や食べ物の販売をしているカウンターと、テーブルと椅子が乱雑に並んでおり、10人ぐらいの冒険者と言われる人物が騒がしくしている。


 建物に入ると同時に、全員が私を見て驚いた表情をしている。

 私の外見は、白銀のフルプレートアーマに大剣と大盾を背中に背負ってる。

 更に身長2.2mの大男だから目立つようだ。


 実際は大きなパワードスーツに包まれて大きく見えるだけ何だが。


 視線を無視して受付に行くと、16歳ぐらいの金髪で、眼鏡をかけた胸の大きな少女が受付に座っていた。


「ご用件は?」


「旅の剣士なのだが、身分証明が欲しい」


「紹介状などありますか?」


 リリクにもらった紙を渡した。


「4級のリリクさんの紹介でしたか! この書類に、必要事項を書き込んで下さい」


 書類を見るが、全く読めない……

 翻訳機能を使っても、理解するまでに時間がかかるので、どうするか考えてしまう。


「代筆しましょうか?」


 と聞かれたので、代筆を依頼する。


「お名前は?」


「ジェス」


「年齢は?」


「確か19歳ぐらいだった筈だ」


 未来に来てしまったので、実年齢はまずい事になったな。


「確か?? まあ、皆さん正確ではないので、とりあえず19歳にしておきますね。出身地は……」


 以降の質問は、ほとんど答えられない内容であった。


「名前は、ジェス。歳が確か……19歳で、出身地が不明で、職業が剣士……不明な点が多いですね。

 基本は、犯罪履歴がなければ誰でも作れますので、安心して下さい。

 最後に、このプレートに血液を垂らして下さい。垂らすとプレートに貴方のステータスが表示されます」


 プレートに血液を垂らすとステータスが読める?

 なんだそのプレートは?


 目の前に出されたプレートが中世どころか、最先端科学で作られていて、ギャップに驚いた。

 あとで、プレートを調べようと考える。


 左手の親指の装甲を解除して、針を借りて血液を一滴プレートに垂らすと、プレートにステータスが表示された。


「犯罪履歴の確認の為、プレート見せて下さい。

 なければなにも表示されませんが、あれば表示されます」


「初めてなので、一緒に見て説明をお願いします」


 まだ、字が読めないのでパワードスーツのデータベースを使って、類似言語検索し解析して頭に書き込んでもらう。

 軽い目眩がするが、すぐに脳にインプラントされている記憶チップに情報が適応されて、ほぼ読める様になる。


 プレートを受付嬢と一緒に見ると、内容に受付嬢が絶句する。

 ーーーーーーーーーーー

 レベル1


 筋力 2

 体力 4

 耐久 3

 魔力 0

 知力 78

 対魔 1


 技能 なし

 討伐履歴 なし

 ーーーーーーーーーーー


「な、なにか壊れているんでしょうか?

 普通の人でも全ての数値が30以上なのですが、低すぎますし……こんなに低い人を初めてみ……冒険者の詮索は、ルール違反ですし……


 すみません! 特に討伐履歴がないので、10級で発行します。

 履歴により10級から1級まであって、それ以上には特級までランク分けされています」


 慌てて説明してくれた。

 私は最弱のなのか?

 レベル1? ゲームの世界みたいだな?

ゲームのようなステータスが登場!


リアルの世界のはずだが?

謎は、次回!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

用語説明


白金貨、金貨、銀貨、銅貨


白金貨1枚で金貨10枚

金貨1枚で銀貨100枚

銀貨1枚で銅貨100枚

日本円の価値だと、金貨1枚100万円 銀貨1枚1万円 銅貨一枚100円

一部地域では、石貨があり、1枚1円ほどの価値(辺境の貧しい地域か、商業が盛んな一部地域限定)


冒険者プレート

各ギルドで発行される身分証明可能なカードで、クレジットカードぐらいの大きさの金属製のプレートであり、等級によって色が異なる。

表面には、ステータス。裏面には、討伐履歴など細かい情報が表示される。

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