表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
43/186

039ロギス王国

ロギス王国の第四騎士団の団長サリア・ロンネセンです。


ディアマント砦で絶対絶命の時に、助けていただいた【白銀荷車】のメンバーと王様に謁見する事になりました。


白銀の鎧を着た大男のジェス様!


素晴らしい人物で、もう一度お会いして見たいと思っていた所です。


最大級のドレスアップをして、向かわなくてはなりません。


今回は、そのお話になります。

 ラクアと零さんと私の3人で、パワードスーツを着たまま王城に入る。


 謁見の間の前に通らされて、正装をして男前になったグラパと、第四騎士団の団長であるサリアが待っていた。

 サリアに関しては純白のドレスを着ている。


 フルプレートアーマーの外見で国王に謁見して良いのか不安になる。


「正装を持ってないんですが、この姿で謁見しても良いのでしょうか?」


 グラパには尋ねる。


「何を言っているんですか! 素晴らしい! それこそ、まさに正装ではないですか!」


 グラパに聞いた私が馬鹿だったようだ。


「国王は、その様な外見の方が逆に喜ばれるかと思います」


 サリアが教えてくれる。

 どの様な国王か気になる。


 謁見の間の大きな扉が開き、衛兵が2人左右から出てきて案内をする。


「国王がお見えになりました。謁見の間にお入り下さい」


 扉から国王が座っている玉座まで50m程あり、左右に衛兵が並んで道を作っている。

 国王の横には神官らしき人物がいる。


 国王の姿は60歳ほどに見える、青髪で青目をしており髭が首まで伸びて髪は肩まで伸ばしている。


 神官らしき人物は、黒目で黒髪の男性で40歳ほどに見える。


 玉座手前でグラパが片膝を付いてお辞儀をして、サリアはドレスの裾を両手で持ってお辞儀をしている。


 私達も、それに習って片膝をついてお辞儀をする。

 神官らしき人物が大きな声で叫ぶ。


「顔を上げてよろしい。名乗りを上げよ!」


 5人が顔を上げて姿勢正しく直立する。


「特級冒険者、グラパ・ハーゲです」


「第四騎士団、サリア・ロンネセンです」


 二人に習って、いつも通りの名乗りをあげる。


「白銀の騎士ジェス!」

「真紅の聖騎士レイ!」

「緑の料理人ラクア!」


「「「3人揃って、【白銀荷車】!」」」


 3人で叫んだ後、各自ポーズを決める。


 一瞬の無音の世界が広がる。


「あははは! グラパとサリアに聞いた通りだった!」


 少しすると国王が笑い出した。


 笑いが落ち着くと国王が話し出した。


「ロギス王国の国王、スピル・ロギスである」


「神官のゲルト・マールです」


「実は、相談があるのだ」


 深刻な顔をして王国が説明をした。


 ロギス王国は共和制であり、政治に関しては国王は形式的あって、北ロギスと東ロギスと南ロギスと西ロギスの地域の代表貴族の4人が行なっており、国王が最終承認して実施する形になっている。


 形式的なものに成り下がっていて、このままでは国の発展の妨げになっていると感じて、王制を自分の世代で終わりにしたいのだが、そうするとロギスが4つの国に割れてしまう。


 悩んでいた所にディアマント砦で騎士団の危機を助け、メサロ法国の危機を救った話を聞いた。


 今回の砦出兵に関してはメサロ法国からお詫びとして、城が一個買えるだけの価値がある黒竜の爪が送られてきた上に、永久友好国として調停を結ぶことになっている。


 それを【白銀荷車】のパーテーが数日で行なった結果だと聞いて、相談してきた様だ。


 少し考えて信じられない提案をしてみる。


「代表の4人が集まる時は、いつですか?」


「ちょうど明日の昼に代表者の会議がある」


 国王が期待した眼差しで見つめる。


 タイミング的に、ちょうどよかった。

 明日の夕方までに戦艦のエンジンの修理が完了するはずである。


 あとは、何処まで代表者が神の存在を信じているかだな。


「神官ゲルトさんは、神の声を聞いたことがありますか?」


「そ、それはあります」


「内容は?」


「神の声は、我らでは理解するのも難しく曖昧な未来予測などでしたが、確かに聞き及んだ事があります」


 曖昧な予言系の神託だな。

 神託が本当の事になったら人間は騙されるはずだ。


「代表者の4人は、神を信じられていますか?」


「全員、神殿に寄付をなさっていて定期的にお祈りにも来られます」


 よし! これは騙せる!


「これから言う神託をよく聞いて下さい」


 みんなの目線が私に集まる。


「明日の太陽が沈む時に、王城の真上に神船が現れます」


 国王と神官は、全く理解出来ないと言う顔をする。

 グラパは、熱い目線で私をみる。


「国王と神官、そして地域の代表者4名を船に招待致しまします。

 神と謁見を許可します。

 神に相談しましょう。

 では、夕方また此処に来ますので必ず来るようにお願いします。」


「「「え?」」」


 零さんにパワードスーツの内線で他人には、聞こえないように戦艦へのゲート作成を依頼する。


 ラクアと零さんに、ゲートが開いたらすぐに入るように内線する。


 ゲートが開いた瞬間に、3人ともゲートに消えていなくなる。


「ヘ??消えた!!」


「は?どこに行ったのだ!」


「神の使い、なのか?」


 その場は混乱するが、グラパだけは1人納得したように言う。


「一生崇拝いたします。武神のジェス様」

王様との謁見が終わりました。

なにやらジェスが、作戦を練っているようです。


上手くいくのか?


次回は、その準備のお話になります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー cont_access.php?citi_cont_id=202206315&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ