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003未来に盗賊

作者のアイです!


未来の地球で、人との初めての出会い!

何が起きるのか?ジェスの戦闘力はいかほど?


今回は、そんなお話。

 声の主が、見えてくる。

 前方に馬車が停車しており、その手前に2人の護衛らしき人が倒れていて、10人ほどの武装した男に囲まれている。


 馬車は西暦時代の中世貴族が使用した物に、類似した形状をしている。


 馬車の中の人物と、武装した男達のリーダーと思われる人物が、会話をしている。


「薬を渡さないと、この護衛にとどめを刺してお前を殺すぞ」


「何故!? 薬の話を知っているの?」


 地球で初めての人との接触に、緊張をする。


 今の自分の姿は、ロボットの様に見える。

 外装は、ナノマシンの形状変更で、自由自在である。


 倒れている護衛を参考に、西暦時代の中世の時代に存在したフルプレートアーマーのような外見に外装を変形、色を白銀に設定した。


 背中のランドセル状ブースター部分のナノマシンの半分を左手に移動させて、人が一人隠れる事が可能な大きさの大楯に変形させる。

 半分を右手に移動させて、2m程の大剣に変形させる。


 準備が出来たところで、ステルスモード解除した。

 可視光線を透過して靄状になっていた私の体が、周囲の人物の目に見えるようになってくる。


「こんにちは!」


 声をどうかけて良いかわからず、挨拶をしてみた。


 男達が一斉に、こちらを見て絶句する。

 突然2.2m近くあるフルプレートアーマーの大男が現れて、大剣を構えているのだから無理もない。


「お前!何者だ!」


 リーダーらしき皮の鎧を装備した人が叫ぶ。

 突然で、回答に詰まったが、誤魔化そうと勝手に口が動いてしまった。


「通りかかっただけの、旅人です」


「荷物も持たずに、完全武装した旅人が何処にいるんだ! ふざけやがって! フルプレートアーマーだと! 何処の騎士様だよ! ロッキーとバレルは後ろに回り込め! 相手は重装備で硬いだけの、のろまだ! 身ぐるみ剥いでやる!」


 どうやら馬車の護衛に間違えられているようだ。


 星間戦争の規模である帝国と連邦の戦闘からは、あまりに低次元で考えられないが、この人達の職業は?

 最終確認をする事にした。


「あなた達は、まさか盗賊って奴ですか?」


「そうだ! 盗賊団の鷹の爪とは、俺たちの事だ!」


 絶滅危惧種を、見ている錯覚に陥る。

 1万年で人類は、退化したのか?

 考えていると、背後から何かを呼びかけるような叫び声が聞こえた。


「ファイヤボール!」


「サンダーボルト!」


 男達の数人が叫んだと同時に、火の玉と電気的なスパークが飛んできた。

 避けようと思ったが、大盾を構えると当たって消える。


 大盾の衝撃からダメージ計算をすると、ガードする必要もないほどの微弱攻撃であった為、それ以降は動かないで男達の謎の行動解析する。


 何もない所から、叫ぶと火の玉が出たり、電気が飛んだりしている。

 大気中のナノマシンが何かをしている事はわかるが、どうなってるんだ?

 インターフェイス無しに、直接大気中のナノマシンにアクセスしているのか?


「ボス! こいつ魔法が全く効かない!」


 この世界では、魔法と言う現象のようだ。

 魔法を使用していた数人が動揺している。

 ボスと言われた人物が、ロングソードで斬りかかって来た。


 ガキン!ガキン!


 全く動かずに、何回もロングソードを外部装甲で受ける。斬りかかってきているボスが疲弊してきた。


 あまりの戦力差に戦闘する意欲が出ないので、どうすれば戦力差が伝わるか考えた結果。


 大剣を軽く地面に叩きつけた。


 ドゴーン!!


 地面と剣がぶつかる音では無く、巨大な石がぶつかり合う様な音がして、剣と地面が当たった所から直径2m程で深さ数十cmのクレーターが出来る。


「なんだ! その威力は!」


「武器の特殊効果なのか?」


「魔道具?」


 男達が驚きの表情をする。


 リーダーがクレーターを見て、少し躊躇したが判断をくだす。


「いったん引くぞ! 覚えてろ!」


 ボスがそう叫ぶと、一斉に森の中へ男達が逃げていった。


 ここで自分の考え方に、違和感を覚えた。

 帝国との戦いでは、慈悲など無用で降伏していても全てを虐殺していた事を思い出す。

 未来転移した際に私の何かが変わったのか?


 その場では深く考えずに、倒れている2人を調べると怪我が酷いので、パワードスーツの左手を彼等の傷口に当てて左手から治療用のナノマシンを注入する。

 切られた部分がすぐに止血し接合され、医療用ナノマシンにより火傷している部位も再生していく。


「治療魔法が使えるのですか! しかも無詠唱!」


 馬車から出て来た、若い外見の茶髪でポニーテールの女性が驚いて叫ぶ。


 護衛の2人が意識を取り戻し、先ほどまで怪我をしていた身体が、全く怪我をしていない事を自分の身体を触って驚いている。


「私達はフロネ様の護衛を務める4級冒険者のラルフとリリクと言います。

 町まであと少しの所を盗賊に襲われました。助けていただいて、ありがとうございます」


 小太りのラルフが、感謝を伝えてくる。

 その横では、ノッポのリリクが頭を下げていた。


「私の名前はジェス。旅の剣士で、田舎で修行していたので常識に疎いが、よろしくお願いします」


 真実を語っても信じてもらえないと思い、とっさに嘘をついた。


「私はフロネと言います。父に薬を届ける為に町へ戻る途中に盗賊に襲われましたが、ジェス様に助けられて無事に戻れそうです」


 熱のこもった目で見つめられる。


 町まであと少しであるが、護衛して欲しいと言われたので、断らずに付き合う事にした。

過去は連邦のエースパイロットで敵を倒しまくっていたのに、今回は無闇に殺さないジェス!

それには理由があるかも?


次回は、町に入ります。


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人物紹介


盗賊団(鷹の爪)

リーダー、ロッキー、バレルと、その他の人

山賊の様な人の集団であり、支援者(パトロン)が街にいる可能性がある。雑魚っぽいが、4級冒険者の護衛2人を倒すほど強い。今後に町の権力争いに登場する。


フロネ・コルネオ

男爵令嬢

18歳 女性 身長159cm 胸は、あまりない

茶髪 ポニーテール 茶目

フルプレートアーマーを着ているジェスに、少しホの字

冒険者のリリクと良い仲。

負けず嫌い。今後の街の権力争いに登場する。


ラルフ

4級冒険者

31歳 男性 黒髪 黒目 身長163cm 小太り

斧の使い手。1vs1では、物凄い強いが多人数相手に弱い


リリク

4級冒険者

27歳 男性 金髪 茶色目 身長187cm 痩せ型

剣の使い手。よく武道大会に出るが、此処1番に弱く、準優勝ばかりしている。活躍はいまいちだが、大会常連の為、結構有名人。

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