表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妖しノ夢物語  作者: 琴吹 リン
1/8

プロローグ


綺麗な銀色_


細長い目。

真っ白な肌。

柔風になびく、絡まることを知らない銀色の髪。

そのモノの後ろに存在する、ふわりとしたソレ。



人間ならざるモノ_






ここはどこなのだろうか。


私はなぜ、裸足なのだろう。

まず気がついたのは、自分が何も履いてないということだった。


足の裏の怪我は嫌だ。

歩けなくなる…。


だがじっとしているのも嫌だった。


一歩踏み出してみると、足がひやりとした。

水だ。

池…のように見える。


辺りは霧で隠されていて、ここの地形も周りの様子も伺うことは出来ない。

微かに聞こえるのは、木々の揺れる音と雫が水に落ちる、ぽちゃん_という響き。



それと……

池の向こうの大きな岩石の上に見える、黒い影。


誰かいるの…?


「おや?珍しいお客さんだな。君…どこから来たんだ?」


そのモノは口を開いた。


遠くにいる筈なのに、その声は私の耳に直に届いた。

綺麗な声色が耳をつつく。

目が離せない。



「……ん?君……」



へ…?



瞬間、そのモノは姿を消した。



「ねぇ、君…面白いね。…俺と遊ばないか?」


すると背後から聞こえてくるのは、同じ声で、どこか楽しそうな雰囲気が混じっていた。


振り向くが、誰もいない。


その言葉を最後に、辺りはシーンと静まり返ってしまった。


気がつくと、すでに"ここ"に迷い込んでいた。


初投稿です。至らないところもあると思いますが、なにとぞよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ