1/1
序章:空白の三年間
執筆初心者ですので、
至らぬ点が多いかと思いますが、
優しくご指摘頂けたら嬉しいです。
この湖の淵に立ち尽くして何時間が経つだろうか。
時間も相当経ち尽くしたというところだろう。
そんな事を言っている場合ではない。
いつからここに居るのかが分からないのだ。
木々が生い茂る綺麗なこの湖も、
一体何処の湖なのか分からない。
ただ、しゃがみ込んで湖面に映る自分の顔を
眺めているだけだ。
もちろん、その場所に顔は無いのだから
顔を眺めているというのもおかしな表現だが、
ぽっかりと空いたその場所に元は何かあった気がしている。