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プロローグ
「ねぇねぇ、咲花!あたし達の子供の名前何にする?」
「いやいやいや朋香、女同士で無理でしょ!?」
「気合い!!」
「気合いで産まれたら苦労しないよ!ちょっと沙李〜朋香がまたおかしくなった〜」
「おかしいのはいつものことでしょう?と言うか、朋ちゃんはどこでそんな情報を入手したのかな〜?」
「ラック!!」
「ラックって、あの?あの某ハンバーガー有名店でその様な情報を?」
「うん!なんかゴツイ感じの人とジゴロっぽい人が二人で真剣な顔して話してた!
―――――――――俺らの子供の名前何にする?
みたいに!!」
「ホモオォォきたぁぁあああ!!!」
「ぎぁぁあああ!?沙李が壊れた!?」
『ホモォ!ホモォ!ホモォ!』
「おーい、二人ともー・・・だめだこりゃ、こんな時にてとちゃんはどこに行ったんだろ。探しに行くか」
と、その言葉を聞きオレは慌ててドアから耳を離す
(いつもながらカオスだなぁ〜)
そう思いながら、オレことは夜摩帝十は聞き耳を立てていた教室のドアに背を預け、廊下の窓から外を見上げる
そこには、雲一つない晴天があるだけだった