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おじいさんと少年と“感動”の飴
大きな宇宙を旅する2人の小さな飴屋さん。
今度はどんな惑星にたどり着くか、2人共楽しみにしていました。
「おじいさん、そういえば今度はどんな気持ちを入れるの?」
「そうだなぁ…美味しくなりそうな気持ち…何か浮かぶかい?」
おじいさんは少し笑みを浮かべながら少年に聞きました。
「む…美味しそうな気持ち…感動とかかな?」
「おぉ、君は味の開発に才能がありそうだね!素晴らしいよ。」
おじいさんは嬉しそうに少年の頭を撫でました。
「感動か…何味がいいだろうねぇ…あわ玉なんかおいしそうでいいじゃないか。」
「いいね!じゃあ、入れるものは何にするの?」
「んん…それが悩むね…。あ、あそこに人が住んでいそうな惑星があるじゃないか、行ってみよう。」
「わかった!」
おじいさんと少年の小さな飴屋さん。
2人は新しい飴を作るために新しい惑星を目指すのでした。