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星屑飴屋  作者: もっち
3/13

おじいさんの旅


大きな宇宙を移動している、小さな飴屋さん。キラキラした欠片をすくいながら、おじいさんは旅をしています。


「今度はどの惑星へ行こうか。赤い星、青い星、黄色の星に、真っ白な星。色々あって迷ってしまうよ。」


おじいさんがいろんな星を見て迷っていると、近くの白い星から小さな子供が見上げているのに気付きました。


「よし、あの星へ行こう。」


おじいさんはお店を移動させます。

星に着くと、さっきの子供が話しかけてきました。


「おじいさん、何をしているの?」

「私は飴屋さんをやっているのさ。宇宙を旅して、いろんな星でお店をしてきたんだよ。」

「おじいさんは、この星で飴屋さんをしてくれる?」

「もちろんさ、たくさんのおいしい飴を作ってあげよう。」


おじいさんは微笑みながら頷きました。

するとその子供は嬉しそうに笑って、走って行きました。


「…さて、お店を始めるとしよう。」

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