宣戦布告はしない
マクロビオティックは、日本の医学です。
医学の定義からははみ出しているかもしれませんが。
わたしたちは藁で戦う
あなた方は医学という武器で、誰が見ても強く思われる剣で、身体に臨む
剣は武器
傷つけることもできる
守ることもできる
そのあなた方から見たら
力にならない藁を剣のように振りまわすわたしたちは、きっと愚かだろう
食物で医療という西洋の怪物との戦いに臨むように見えているから
だが
わたしたちが戦うのは医療という武器をかざす医者ではない
日々、神より与えられた食物で生きている人の、まさしくその活動の土台である人体である
しかも戦うことが目的ではないのだから
生命の象徴である「藁」こそが、わたしたちの戦いの偶像(IDOL)でかまわない
喜んで、「藁の戦士」と呼んで頂こう
これが、これからのわたしたちの決意なのだ
けっして戦うのでない
宣戦布告ではない
「合気道の精神」というものがあります。
開祖が教えの中で語られたものを、私の尊敬する師範であった砂泊先生が、稽古のためにまとめてくださった言葉で、合気道、とくに砂泊先生が自らの稽古の指標とされつつ、弟子たちにも魂と霊と精神から稽古は始まることを理解させるべく、稽古の時に唱和していたものです。
人により、師範により、それぞれの道場によって、開祖が示された精神の受け止め方は変わり、技の向かう世界も違ってきていると思います。