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シェフィの過去
――あなたにとっての過去とは何ですか。
私にとっての過去は、とてもふわふわしたものです。
私には記憶がなくて、両親の顔も思い出せないから。
かろうじて、トライライト村という場所の出身で、そこから逃げていた事だけは思い出せます。
そこをクランさんに助けてもらって、お城で働くようになりました。
クランさんは優しい人です。
お仕事をこなすのは必要だけど、食べるものや住むお部屋を用意してくれるから。
部隊のみんなも優しくて好きです。
タバサさんやヒューズさん達も親切にしてくれます。
だから私は、あまり悲しくならないですみます。
いつか過去を思い出したらそうは言ってられないかもしれないけど、今の私はとっても幸せです。




