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トワイライト・ドラゴン 頭のおかしい王子様に心臓を人質にとられながら働かされてます  作者: リィズ・ブランディシュカ
第3章 同僚との仕事

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ヒューズの過去





 ――あなたにとっての過去とは、何ですか?





 僕にとっての過去は苦い味を呼び起こさせるものだ。


 僕は昔、兄さんに連れられてとある孤児院に遊びに行っていた事があった。


 その時間は嫌いではなかった。


 貧乏くさいところだなとは思ったけど、同い年の子供達と遊ぶ経験にくらべれば、嫌な所だなんて事はなかった。

 

 その孤児院で、僕達はリリスという少女と知り合って、仲良くなる事になった。


 兄さんはリリスの事がお気に入りだったみたいだ。


 いつも、楽しそうに彼女と話をしていた。


 兄さんは第一王子としての責務に疲れていたから。


 何気ない日常こそが大事だったんだと思う。


 おてんばばかりだったから、あの孤児院での日常が何気ないかどうかは分からないけれど。


 けれど、ある日。


 僕がそんな日を終わらせてしまった。


 迷っていた人を孤児院に案内したら、その人が孤児院を燃やしてしまったからだ。


「お前のせいだ」


 と兄に怒鳴られた。


 恨み言はそれ以来聞いた事がないけれど。


 おそらく僕は、兄に恨まれているのだろう。


 だから、兄の頼みを断れずに、竜騎士部隊なんてものをやっている。


 僕にとっての過去は、無知から生まれた罪をまざまざと見せつけてくる。


 そういう苦い物だ。



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