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身代わり

暗一家は周囲に「満を助けて欲しい!」と必死に訴えるが生徒達だけで無く其の親や教師達迄が否定的で有り協力しようとせず此れにより暗一家は大きな悲劇を迎える事に・・・

万十太と、こもちは学校側に呼び出され満の担任の未だ20代後半の若き教師の銅島どうじま教頭の銀海ぎんみが揃って

「暗・・・君には本当に迷惑を掛けられっぱなしだったんですよ〜!幾ら知的障害者だからと言って・・・!」

「其れに此の校内だけでなく殆どの子供達が朝香社長が新たに開発中の最新型のロボットゲームを楽しみにしてて、もし朝香社長が財産を失う事になれば其れが不可能となり多くの子供達が楽しみを奪われる事になるんですよ・・・」

等と言い放ち其れに対し万十太が

「だ・・・だからと言って・・・何の罪も無い満を犠牲にしても良いんですか・・・?そんなに人の命よりもオモチャの方が大事なんですか〜!」

と今迄、見せた事の無い様な怒りの表情で叫ぶと校長の金山かなやま迄が

「あんな厄介者は・・・!此のまま死んでくれた方が有り難いです・・・!どうせ此のまま生きていたとしても将来、貴方達に取っても厄介な存在になるだけですよ・・・」

等と言い放ち其れに対し今度はこもちが

「厄介者って・・・貴方達、本当に其れでも教師なんですか〜!確かに・・・満は知的障害が有るかもしれませんが・・・其れは飽く迄も軽い物で本人が其の気になれば将来、自立していく事だって可能なんです・・・!」

と夫と同様、此れ迄、見せた事の無い様な怒りの表情で叫び返すと銀海と銅島は

「もし・・・本当に、そうだとしたら将来、自分を虐めた者達に対し、きっと何かの形で報復するでしょう!」

「私達だって本当は、こんな事は言いたくないんです・・・ですが・・・」

と返し其れに対し

「もう此れ以上、何を言っても無駄!」

と判断した暗夫婦は此の後、学校を後にし、そして其の翌日、満は遺体となって発見された。

其れに対し泣き崩れる暗一家だったが更に衝撃的だったのは犯人が花代の父=市介いちすけだった事で其の動機は多額の借金を作ったからで本来の標的の真矢は腕っぷしが強い他、常に周囲に取り巻きが居て簡単に手出しが出来ない為、満を身代わりとし間違えて誘拐したと言う事にし、そうすればプライドの高い朝香一家は止むを得ず身代金を払うと考えたのだ。


偶然、其の事を知ってしまった密子は怒り狂い此の事件の翌日、意外にも登校し自分に近づいて来た花代に対し

「犯罪者の娘が・・・一体、何の用・・・」

と冷たい言葉を浴びせ其れに対し花代は目に涙を浮かべ土下座をしながら何度も

「ご・・・御免なさい・・・!本当に御免なさい・・・!」

等と何度も謝罪し続けるが、其の目は笑ってて其れが演技だと見抜いた密子は

「人を騙す芝居なら・・・もっと上手くやったら・・・」

等と言い放つが其れに対し真紀が

「ちょっと・・・暗・・・さん・・・島山さん自身には何の罪も無いのよ〜!」

と言い放ち続けて真由美も

「あ・・・なたって何時も自分より弱い立場の者ばかり攻めてるじゃ無い・・・本当に最低ね・・・!」

と攻め続けて末野も

「暗密子・・・来なさい!」

と言って密子を校長室に連れて行き銀海や金山と共に密子が花代を攻めた事を激しく攻め怒りと悲しみで一杯の気持ちで校長室から出た密子を級友らは冷笑し其の中には勝ち誇った様な表情でニヤニヤしてる花代も居た。

最愛の弟の命を奪った犯人は今迄、密子を騙し友達のフリをしていた花代の肉親で其れ故、密子は花代に対し激しい怒りや憎悪の感情をぶつけるが、周囲は何故か犯罪者の娘となった筈の花代の味方をし・・・

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