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誘拐

無実が証明されてからも周囲から虐げられる日々を送る暗一家には更なる追い討ちとして弟の滿が全く真逆のタイプの真由美の弟=真矢と間違えられて誘拐されると言う事件が起きた、一体、何故・・・?

無実が証明されてからも暗一家は逆恨みと言う形で周囲から虐げられるだけでなく

「其の内、何かの形で報復をしてくるに違いない・・・!」

等と言う偏見で見られる日々を送ってた。

・・・が、そんな有る日、真由美の父=真太郎の元に

「き・・・貴様の息子のエ・・・MAエム・エーを誘拐した・・・か・・・返して欲しければ・・・に・・・200万・・・よ・・・用意しろ〜!」

と言う電話が掛かってきて真太郎が急遽、自宅に帰宅すると自宅には妻=美矢と娘=真由美が居たが真矢の姿はなく真太郎が

「ま・・・真矢は、どうした〜?」

等と叫びながら問うと其れに対し真由美が驚きな

「ま・・・未だ帰ってないけど・・・一体、どうしたのよ〜?」

と答え其れを聞いた真太郎が震えながら

「じ・・・じゃあ・・・あの電話は・・・?」

と言いかけると

只今たっだいま〜!」

と言う元気な声と共に真矢が帰宅し駆け出した真太郎が其の肩に両手の平を当てて

「ま・・・真矢〜お前!本当に・・・何も無かったのか〜?」

等と問うのに対し真矢は少々、驚きながらも

「べ・・・別に〜?」

と答えるだけで此の後、真太郎が会社内の自分に掛かってきた電話の事を妻と子供達に話すと其れを聞いた真由美は突然

「こんな・・・くだらない悪質な悪戯をするのは・・・今、私の事を最も妬んでる・・・あいつに決まってるじゃない!」

と叫び朝香一家は揃って暗家に、やって来た。


・・・が其の暗家の中では滿が、いつまで経っても帰って来ない事で大騒ぎになってた。

滿は知的障害が有るとは言え其れは軽い物で登校時は姉と一緒だが下校の時間は異なる為、1人で、やり続けてて其れは当たり前の事だった。


暗家は警察を呼ぶ事にし其の警察が、やって来た後も妻と子供達と共に其の様子を見続けてた真太郎の携帯に社員から会社に再び同じ内容の電話が掛かって来た事を告げられた。


様子がおかしいと真太郎は警察と共に妻と子供達の他、暗一家も連れて会社に戻り再び同じ内容の電話が掛かって来るのを待った。

そして暫くしてから再び電話が掛かって来て真太郎が受話器を取ると

「い・・・今からき・・・貴様の息子の声を・・・き・・・聞かせてやるよ〜!」

と言う声が聞こえ此のまま受話器を手に電話の向こうからの声を聞き続ける真太郎は当然の様に

「残念だが・・・其れは私の息子ではない!私の息子なら此処に居る!」

と答えるが其れを見ていた万十太は有る事に感づき

「ち・・・ちょっと、すいません!」

と言いながら受話器を取り上げ声を聞いた後

「み・・・滿・・・間違いない滿の声だ・・・」

と震えながら言い、そんな万十太から再び受話器を取り上げた真太郎は電話の向こうの犯人に向かって

「残念だが貴様が誘拐したのは私の息子ではない!」

と叫ぶが其れに対し犯人は

「ひ・・・人違い・・・そ・・・そんなの関係ね〜い・・・良いから言われた・・・通り身代金、用意しねえと、そ・・・其のガキ、ぶ・・・ぶっ殺すぞ!」

と返し其れを聞いて震える暗一家に対し(見下してる事も有り何とタメ口で)

「私達が赤の他人の子の為に金を払う必要も理由も一切、無い!帰ってくれ!」

と叫び其れに対し万十太が

「そ・・・そんな!満は御宅の息子さんの身代わりになったんですよ〜!」

と叫び其れに対し美矢は

「だからと言って私達に、そんな大金、払えって言うの・・・?そんな事をしたら私達が破産してしまうじゃない!」

と叫び続けて真矢も密子を睨みつけながら

「大体、どうやったら暗の奴を俺と間違えるんだよ・・・もしかして俺達の一家から金を騙し取る為の狂言じゃないの・・・そいつ姉ちゃんを妬んでると言うし・・・」

と呟き続けて真由美も震える密子に対し

「暗・・・さん!そんなに納得出来ないのなら明日、学校で皆んなの意見も聞いてみましょう!」

と言い放ち其れに対し密子も何かを言おうとしたが両親と共に黙って其のまま帰る事にした。


翌日、そんな密子が登校すると真矢と取り巻きの少年らに囲まれ

「暗・・・の姉ちゃん、取り敢えず俺達のクラスに寄れよ!」

と言い放ち密子が其処に向かうと弟=滿の級友達が揃って

「暗の奴・・・散々、皆んなに迷惑掛け捲ったんだ〜あんな奴、二度と帰ってくんな!」

等と言い放ち其処に真由美や真紀ら自身の級友らも、やって来て

「此れで分かったでしょう!」

と言い放ち其れに対し密子は

「朝香・・・さん・・・あ・・・んた金を払いたくないだけでしょう〜!」

と叫び其れを聞いた真由美の手が震えてるのを見て

「朝香さん・・・あんたらみたいな腕っ節の強い人が簡単に手を出して良いの・・・」

と今度はニヤニヤしながら言い放った。


理由も分からず誘拐された滿を知的障害者と言う事で厄介者扱いする周囲は満を助ける事に否定的なだけで無く級友や其の親だけでなく教師迄か「あんな奴、死んでしまえば良い!」等と言う冷たい言葉を浴びせ・・・

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