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無実

突然、周囲から濡れ衣を着せられると言う此れ迄以上に過酷な仕打ちを受けた密子に対し担任の末野靖恵すえの・やすえと「友人!」と称する級友の島山花代しまやま・はなよは登校拒否仕掛けた密子に対し無実を証明する為には学校に行き続けるべき!」等と言うが・・・

密子が両親に学校での全ての出来事を話した後、暫くしてから末野と共に級友の中で将来、お笑い芸人を目指してる事も有り普段から面白い事をして皆を楽しませ気を惹きながらも実は同じ内気で気弱な冴えない容姿の醜女=ブスで勉強も運動もダメな劣等生と言う事で密子に対し唯一、友人の様に接してくれる島山花代しまやま・はなよが訪ねて来た。

・・・が普段、自分にだけ差別的で冷たく接してる末野に対し密子は

「な・・・何しに来たんですか・・・?帰って下さい・・・帰って〜!」

等と叫び其れに対し末野は(本性を出して)少しムッとした表情をしながらも必死に堪えて

「あ・・・暗・・・さん!御願い・・・取り敢えず話だけでも聞いて〜な〜!」

等と叫び、そんな末野を当然の様に信じられない密子は

「帰って・・・帰れ〜!」

等と叫んで追い出そうとするが万十太とこもちは、そんな密子を宥めて取り敢えず2人を自宅の敷居に上げて話を聞く事にし万十太、こもちや密子に対し末野は

「ほ・・・本当は私も分かってるんです・・・暗・・・さんが何も悪い事をしてないって事は・・・!だけど・・・聞いて暗さん・・・!あの時は、ああでもしなければ其の場を治められなかったの・・・御願い分かって!」

等と学校内とは別人の様に低姿勢で頭を下げ続けたりし、そんな末野に対し密子は

「いつも私だけ呼び捨てにして・・・るだけでなく冷たくしてる人の言う事なんて信用出来る訳ないでしょ!」

と叫び其れに対し末野は本性による怒りで震えながらも必死に堪え(演技による)悲しそうな顔で

「違う・・・違うの暗・・・さん!私が、あ・・・なたに、そうしてるのは周りの子達の攻撃を少しでも緩める為でもあるの・・・御願い信じて!」

等と叫び其れに続けて花代も

「暗さん・・・辛いのは分かってるけど・・・御願い!学校にだけは来て・・・其れが貴方に取って無実を証明する為の唯一の方法で・・・そうすれば皆、きっと貴方を信じてくれるから・・・」

等と末野と同様、今にも泣き出しそうな顔で叫び其れを聞いた万十太とこもちも

「密子・・・こうやって先生と、お友達が来てくれたんだ・・・辛いだろうが、学校には行きなさい・・・!」

等と言い放ち其れを聞いた密子も内心では納得、出来ない状態だが暫くしてから無言で頷いた。


・・・が翌日、密子は此れ迄=何時もの様に滿の手を引いて登校する途中、同じ校内の真由美の熱烈なファンの少年達が

「お前・・・真由美ちゃんに嫌がらせしたんだってな〜!」

等と言って2人に向けて石を思いっきり投げてぶつけたりし下校し帰宅すると母のこもちも自分達、姉弟と同様、頭に怪我をして絆創膏を貼ってて其れに問う密子に対しこもちは

「な・・・何でもないのよ・・・気にしないで・・・!」

等と、慌てて言い放つが密子は其の理由が自分と弟=滿と同じ様な物で有る事を悟り、そして其の日の夜、仕事から帰宅した万十太は、もっと酷い怪我をしていた。

其の理由は同じ真由美の熱烈なファンでも密子、滿、こもちに怪我をさせた少年らよりも年上の中学生辺りの少年らによる暴行だった。

其れに対し密子は

「だったら・・・警察に言うべきじゃない!」

等と言い放つが其れに対し万十太は

「そ・・・そんな事をしたら・・・其の子達の今後の人生がダメになってしまう・・・!」

等と言うだけで其れに対し密子は

「何・・・綺麗事・・・言ってんのよ〜!そんな奴ら別に・・・どうなったって良いじゃない!」

等と叫ぶが此の後、こもちは無言で娘にビンタをし当然の様に反発する密子だが母の目に涙が浮かんでるのを見て其のまま滿と共に寝床に入り此の後、密子と滿が眠ったのを見た万十太は、こもちにだけ

「もし・・・此の事を警察とかに言ったりすれば・・・僕と君だけでなく密子と滿も、もっと酷い仕打ちを受けるだろう・・・!」

等と震えながら言うが、2人が既に眠ってると思ってた密子は其の話を聞いてて周囲に良い顔をする事しか考えてない両親に対し

「何て・・・情けない人達なの・・・」

等と反発し怒りが込み上げたのだった。

両親らの言葉に従い自身の無実を証明する為、学校に行き続ける密子だが其の両親も逆恨みを恐れ周囲から嫌がらせを受けても何も出来ず密子は、そんな両親を次第に・・・

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