1
KP
「お早うございまーす」
PL達
『ざいまーす』
KP
「皆さん、揃っていますね。それでは始めていきますか」
PL1
「KP、自己紹介とかしないのか?」
KP
「やりながらした方が面白そうなので、事前の自己紹介は無しです」
PL1
「おk」
PL2
「了」
PL3
「了解です」
PL4
「(*`・ω・)ゞ」
KP
「それではクトゥルフ神話TRPG 、シナリオ名『見るな観るな診るな』を始めていきます」
あなたは、眠っています。ここ数日、まともに寝られなかったので、まだ眠っていたいと思っています。
ですが、あなたの顔の上を何かが忙しく飛び回っています。
あなたはどうしますか?
目を覚ましますか?
そのまま寝ますか?
PL1
「え、なに?起きて良いのか?」
PL2
「それって1人ずつ?それとも一斉に?」
PL3
「まって、罠かもしれない。起きるなら1人ずつで」
PL4
「おっきまーす!」
KP
「発言するときは手を上げるなりしてからしてください。何言ってるのか、わかんねぇ」
PL1
「じゃあ、俺から。ここで言ってるあなたっていうのは俺達、探索者で良いんだよな?」
KP
「yes、探索者達に向けられた言葉です」
PL2
「1人ずつ起きるか聞いているのか、一斉に聞いているのかどっち?」
KP
「一斉に聞いています。なので、1人起きてその後に起きると決めると、先に起きた人は後の人が目を覚ますまでに知られずに行動できます」
PL4
「はいはーい!起きます!スタンドアップ!」
KP
「了」
PL3
「私は……惰眠を謳歌したいから寝ておくかな。実際、眠れてなかったらそうするし」
KP
「はい、では女性陣二人だけ起きるという事で良いですか?」
PL1
「いや、俺も起きる。もし起きた瞬間に何かあっても盾ぐらいにはなれるだろ」
KP
「お?リアル紳士~。良いだろう、貴様は最初にヤってやる」
PL2
「やっちゃえ!きーぱー!俺は寝てます」
KP
「では、PL2以外は目を覚まします」
あなたは顔の上を通りすぎるものが煩わしかったのか目を覚ましました。
目を開けるとそこには、何もありませんでした。
ただただ黒い暗い空間が広がっているだけで、あなたの部屋の面影がありません。あなたは自室で寝ていたはずなのに。
少し、不思議だと思い辺りを見渡しますが何もありません。何も見えません。
きっと夢なのだろうともう一度、寝ようとしたそのとき……。
「クスクス……」
小さい声ですが、笑っている声が聞こえました。
あなたはその正体を確かめようとしましたが、瞼が閉じかけて開きませんでした。
疑問に駈られながらあなたは再び眠りにつきます。
「みーちゃった♪」
という、幼く可愛らしい声を聞きながら……。
KP
「という感じですね。お三方」
PL1 PL3
「…………」
PL4
「?」
PL2
「草」
PL1
「嵌められた、思いっきり罠じゃねぇか」
PL3
「もう信じない。敵」
KP
「これぐらいでSANチェックしませんよ?ココロ優しいからね」
PL 達
『ジーーー……』
KP
「何だその疑いの目は」
PL1
「ま、何もないならさっさと続きやるか」
PL2
「そうだな」
PL3
「さて、先ずは合流出来るように動かないと」
PL4
「起きたら朝御飯作らないと」
KP
「ま、いいでしょ。では続き行きますよ」
次回から本格的に始まります。
TRPG を知らない方のために、後書きで説明もしていきます。
知っている方も後書きを読むと為になる事があるかもしれません。
クトゥルフ神話TRPGは古いシステムなので現代にそぐわない技能が多々ありますが、それらを現代風に修正しますので、参考になるかもしれません。
それでは、ヨロシクです。いあいあ!