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転生-1


思えば、短くて、何もしてこなかった人生だった。


高校生になってからは、帰宅部だったし、アルバイトもせず、ほとんど家に引きこもっていた。死んだあとに困ることと言えば、自室のPCを覗かれることくらいか?まぁ死んでいるから関係ないが。


寒い空間。体の感覚は一切ないのに、寒さだけは感じる。これが死ぬということなのか?


すると頭のあたりがほんのり暖かくなったのを感じ、そして気を失った。


『………もし。……しもーし。…もしもーし。』


何かが聞こえてくる。さっき聞こえた声によく似ている。


はっ、と気付き目を開けると、そこには《天使》と思われる者が立っていた。すべてを見通すような青い瞳、雪のように透き通る白い肌、髪はふんわりとパーマがかった金髪である。身長は俺とさほど変わらないだろう、170cmと言ったところか。服装は古代ローマを彷彿とさせるようなものだ。おそらく男?だろう。


『ようやくお目覚めですね。驚かれるのも無理はないですが、時間もあります。少しあなたの今の状態についてお話しましょう。』


『あなたはつい先程、日本時間で午後4時13分に通り魔に刺されて死亡しました。そしてあなたはここへ送られた、という流れです。ご理解頂けますか?』


頂けるわけがないだろう。そもそもあんたは誰なんだ?死んだのはわかるが状況がわからん。


『それもそうですね。人間は死なないとここには来れない。状況が掴めないのも当然でしょう。そして私は、人間が思う、《天使》にあたる存在です。私のことは、そうですね、親しみを込めて《モリス》とお呼びください。』


彼の声は、俺の困惑する頭と、焦る心を、同時に落ち着かせるような、優しい声だった。


へぇ、《天使》って本当にいたのか。てかモリスさん、俺はこれからどうなるんだ?


『さん付けは今後長い付き合いになるかもしれないのでいりませんよ。あなたには《転生》する機会が与えられました。』


転生する機会?人間ってのは死んだら天に召されるんじゃないのか?


『ふふ、それはキリスト教の考えですね。私が天使であるならば、そうあるべきなのでしょうが、実際は、輪廻転生が主です。』


なるほど、でもそれなら全員が機会を得るんじゃないのか?


『ええ、死人は等しく新しい人生を与えられます。しかしあなたには、新しい人生を《選択する権利》が抽選で与えられたのです。その案内役を任されたのが私です。』


抽選とかあるんだ、と思った。


『あなたは今後、1から人生をやり直すか、別世界の魔王に転生するかが選択できます。』


…は?魔王?魔王だって?モリスよ、お前は何を言っているんだ?


『何を言ってるも何も、そのままの意味です。時間はたっぷりあります。ゆっくり考えてください。』



To be continued…

少し読みにくいかも。申し訳ないです。。

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