神柄
『どうやら俺の能力は、もとの持ち主の時よりも弱体化されて自分の能力となるものなのか?』俺の頭にこんな疑問が生まれた。
病室のドアが開いた。
「済まない、話の続きをしよう。君の能力は何だっけ?教えてくれるかな」医師は、優しく言った。
「俺の能力は」この時俺は考えた。『そもそも、俺はどれくらい意識が無かったんだ?』
「なあ、そもそも俺はどれくらい意識が無かったんだ?」
「ああ、一週間も意識が無かったんだよ」と医師が言った。
「ところで君の能力はなんだい?」
「俺の能力は」俺が最後の事を言う前に爆発音がした。
「悪い!少しここで待っていてくれ!」医師が病室を出ようとした時に男が入ってきた。
「はぁ」男は蚊を払うなジェスチャーをし、地面を蹴った。
「ぐは!」医師が気を失ったみたいだ。
「どうだ?これでお前も本気でやれるだろ」男は笑った。
『誰だコイツ!?それになぜ俺を知っている!?』
「そう驚くな」なんとも気だるそうな口調だ。
「俺の名前は、神柄友紀だよろしく端鍋尊君」
「お前は、なぜ俺を知っている!」
「それを知っても意味がないよ。だって君は死ぬから」神柄はそう言い、空間を殴った。
『何やってんだ、コイツ馬鹿か?』
「くはぁ!!」病室のドアまで俺は吹っ飛んだ。
そのまま俺は病室から飛び出て、外に出ようとした。
『くそぉ、このまま殺られる訳にはいかない』俺は地面に罠を仕掛けた。
「拍子抜けだな、話に聞いていた君はもっと強かったよ?」神柄はゆっくりとした足取りで接近してくる。
「お前は、気付かないのか?自分が誘導されている事に!」俺は笑った。
「何を言っているんだい?」
そう神柄が言った後に、俺は垂直抗力を拒否した。
「何も変わらないじゃないか」神柄は、近づいてくる。そして、また空間を蹴った。
『くはぁ!原理が理解できない!いったい何の能力だ!?』
「ほら、まだまだいくよ!」神柄がまるでシャドウボクシングの様に空間を連続で殴り始めた。
『あと、もう少しであいつは罠にかかる!』俺は痛みを拒否しながらその時を待ったが、あまりのダメージに膝をついた。
「もう壊れちゃったの?」神柄が近づき罠にかかった。
「くぅ!何だこれは!」神柄が始めて声を荒げた。
「ハハハ、お前は俺が仕掛けた重力の檻に閉じ込められているんだ!」神柄が苦い顔をした。
俺は神柄に近づき言った!
反撃の言葉を!!
「こっからは!俺のターンだ!」