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曖昧トライアングル  作者: 相田博葵(アイダハクイ)
3/5

第二章 試験勉強からの…。

皆さんこんにちは!相田です。

いや本当最近ネタが結構降ってくるもんで、スラスラ小説書けますよ。(相変わらず中身は大したことありませんが。)

さて、今回も新キャラが一人出てきます!(あ、前回みたいに怖いのじゃないです結構普通のです。)

まあ怖くないですけどメインでもないですけどね…。ヒントを出すならば、蛍乃佳か兎樹の兄弟姉妹のどれかです。

さて一体誰の何なのか、一体どんな性格なのかは読んでみてのお楽しみということで…。

曖昧トライアングル 第二章 試験勉強からの…。 どうぞご覧ください!

さて…私にとって非常に大事な時期がやってきた…。

それは…二学期の期末試験。

一学期の中間期末、そして二学期の中間を受けていない私にとって、これからのテストの結果は留年問題に関わってくるのでとっても大事である。

中学では、常にトップ10入りを一応していたが、高校は中学よりももっとレベルが高いかもしれない。というわけで私は今勉強に燃えている!

そんな期末一週間前の朝。

「蛍乃佳さん!おはようございます!」

と元気に挨拶をしてくる兎樹くんに対し私は、

「なんだ君か…。で、私に何か用でもあるのか?」

と言った後非常に後悔をする返事をしてしまった。

「え、えっと…その…大したことじゃないんですけど…よ、良かったら今日の放課後…一緒に勉強しませんか?図書館で!」

要は勉強会をしようということか。勉強なんて一人でやらないと意味がないような気しかしないのだが。

「いや一人でやるべきだぞ兎樹君。誰かとやったところではかどらずに喋って終わることくらい私でも想像がつくのだが。」

このほうが彼のためでもある。

「それが僕…一人で勉強できないんです!バカすぎて…。これ、今までのテストなんですけど…。」

と言われて見せてきたテストの結果に私は目を見開いた。

現代文23点(50点満点中)、古文15点(50点満点中)、数学27点(100点満点中)、英語35点(100点満点中)、歴史10点(30点満点中)、地理8点(30点満点中)、公民15点(40点満点中)、物理5点(25点満点中)、地学7点(25点満点中)、化学4点(25点満点中)、生物8点(25点満点中)だった。

さてどうやったらこんな点が取れるのか…。

「僕全然勉強できないんですけど、今まで友だちいなくて誰も教えてくれなくて…。それでずっと点数こんな感じで…。で今も蛍乃佳さんしか友達いなくて他に頼れる人もいなくて…。だから僕に勉強を教えていただけませんか…?」

この状況下でお願いされて無理だなんて言える人がさて何人この世にいるのだろうか。仮にいたとしても私はそちら側の人間になる勇気はないな残念ながら。

「わ、わかった。私が勉強を教える。だから、その…泣きそうな顔で見ないでくれ。こっちも対応に困る…。」

私は泣き顔の男子に弱いのか。それともこれは女子に共通する何かなのか。謎だな。

「そうですか!?ありがとうございます!じゃあ、今日の放課後4時に、図書館の入り口で待ってますね!」

と言って彼は自分の席というか私の隣の席に座った。

しかし困ったな…。さすがに彼より勉強ができないということはないだろうが、自分がこの学校でどの程度勉強ができるのかがさっぱりわからない。というか人に勉強を教えたことなんて当たり前だがない!そんな私が彼にしっかり勉強を教えられるのか…。とはいえ一度受けた仕事を断るのは人としてあれだしな。うーん…。難しいな。

ただ復学してから今までの授業を聞く限りはそんなに難しそうじゃないし…。

まあ何事も挑戦あるのみというしな…。

そんなことを考えながら放課後…。


4時に図書館前に行くと、彼は番犬のごとく私を待っていた。

「き、君は一体いつから待っていたんだ?」

と聞くと

「蛍乃佳さんとの待ち合わせだったので、三時半にはここにいましたよ!」

少々呆れたが、そういうところも彼らしさだ。いい意味でとらえたら…な。

「そうか…。じゃあ勉強、始めるか。」

と言って私たちは勉強を始めた。しかし開始五分…。

「ほ、蛍乃佳さん…。ここがわからないんですけど…。」

と早速聞いてきた。

そこを教えて

「なるほど、よくわかりました!ありがとうございます!」

と言ったまた五分後…

「あの…。ここがわからないのですが…。」

とまた聞いてきた。

また、私が彼に教えると、

「ありがとうございます!おかげでよくわかりました!」

というやりとりを数十回繰り返したところで…

「あの、ここが…」

「君は一体どこまで私に聞けば気が済むのか?」

とちょっと不機嫌気味に言ってしまった。が、別に不機嫌なわけではない。

ただ、ちょっと気になっただけなんだ。ここまで聞いてくるということはなにか根本的な何かがあるのかもしれないと。それなのにやはり強めに言ってしまう。

「あ、すいません、蛍乃佳さん。さすがにこんなに聞いたら迷惑ですよね…。僕、誰かにこうやって勉強を教わったことがない物でちょっと浮かれてました。これからは控えますから、もう少しだけ勉強…一緒にしましょう?」

まったく。そう甘えられると何も言い返せなくなる。彼のずるいところだ。それに…。

「いや、別に迷惑じゃない。私も…なんというかその…だな。ひ、人に勉強を教えるのが初めてで結構これで楽しんでいるんだ…。」

こ、これは結構過去最強にほ、本音を言えた気がする!

「そうなんですか!蛍乃佳さんずっと顔が緊張気味だったので、楽しんでもらえてないかなと少し不安だったんですが…楽しんでもらえていたならよかったです!」

その屈託のない笑いは本当見てるこっちがなんでか恥ずかしくなる…。

「一応楽しんでいる。で、無駄話ばかりしていたが、もう質問はないということかな?」

「蛍乃佳さん!今質問あるの分かってて言いましたよね!もう、意地悪しないでくださいよ…。」

と言って拗ねてしまった…。なんだか今日は幼稚園生の相手をしているみたいだな。さて、妹が拗ねている時と同じようにすればいいのか?

「兎樹くん、お姉ちゃんがなんでもお願い聞くからさ。機嫌…戻してくれない?」

あ、つい家の癖でお姉ちゃんと自分で言ってしまった…。

「なんでもって言いましたね…蛍乃佳さん…。じゃあ、今からの僕の質問ラッシュに全部答えてくださいね…。」

あ、自分で墓穴を…。現在小学五年生の妹はいつも…





蛍乃実(ほのみ)、お姉ちゃんなんでもお願い聞くからさ。機嫌…直してくれないかな?」

「べ、別に…蛍乃実お姉ちゃんにあ、アイス買ってもらおうなんて思ってないからね!本当の本当に思ってないからね!だ、だから別にお願いなんて…ななないんだから!」

「そっか、じゃあお姉ちゃん何もしないね!でも機嫌は治してくれるのかな~?」

「え…。い、いや別にアイス買ってもらえなくて落ち込んだわけじゃないし!アイスなんかなくても機嫌くらい直るもん!」

「そっか~。とにかく蛍乃実が機嫌直してくれてよかった~。」





という感じで結局お願いなんか聞く必要ないのにな…。

あ、ちなみにいつもと私の様子が違うのは、妹にはさすがに遠慮はないというか普通に優しいということだ。

「蛍乃佳さん、家だと自分のことお姉ちゃんって言うんですね…なんか意外です…。」

「悪かったな…というかそんなことはどうでもいい!兎樹くん、今まで私に質問した所を一回全部見せてくれないか。」

というと彼はそそくさと今まで私に質問してきたところを並べていった。

「これで全部のはずです…。」

と言ったので質問してきたところ(数学)を見てみると、一つの公式が分かれば解決しそうな問題がいくつかあった。

「兎樹君、a²=b²+c²ー2bccosA、b²=c²+a²ー2cacosB、c²=a²+b²ー2abcosCという数学の定理があるのだけれど知っているか?」

「知らないです…。どんな定理ですかそれは?」

「余弦定理っていう定理で、ある三角形の各辺、a、b、cと各角A、B、Cの間の関係式。これあると今まで私に聞いてきた問題の一部が解決するはずなんだが…。」

てっきり知っていると思っていたけどまさか知らないとは…。まあこれで今までの問題が一部解決するならいいわね。

「蛍乃佳さん!解けました!今まで聞いた問題が!まあ、まだ解けないのもあるんですけどね結構…。」

まさかこんな簡単に聞いたところが解けるようになるなんて…。案外彼の勉強に関するお悩みは公式ひとつで解決するのかもしれない。

「それならよかった。そうだな…きりもいいし、この辺で今日は止めにしよう。じゃあ、一緒に帰るか。」

「はいっ!」

と言って今日も二人で帰ったのであった。

そして帰り際…。

「蛍乃佳さん!テストまで毎日図書館で待ってますから、また一緒に勉強会しましょう!」

と言われたので私は、

「気が向いたらな。」

とまたちょっと意地悪をした。


まあ気が向いたらなと言いつつ誘いを理由もなしに断るわけにはいかないので、結局テスト前まで毎日放課後一緒に勉強した。

彼は各教科の勉強の仕方が自分に合っていないだけで、少し勉強の方法を変えると結構飲み込みが早くなった。しかし、英語と数学はどうしても最後まであまり成績が伸びなかった。

そして気づけばテスト前日の帰り道…。

「本当蛍乃佳さん結局一週間ずっと教えてもらってすいません。でも僕すごい楽しかったです。」

よし…私も楽しかったと素直に言おう…。

「まったく。こんだけ教えたんだから、180人中30位以内には入ってもらわないとな。」

ああどうしてそうおかしなことを言ってプレッシャーをかける!!!私は馬鹿か!

「確かに…。こんなに教えてもらったんだから30位以内は入らないとですね!僕頑張ります!頑張りついでに、もし僕が30位以内に入ったら、僕のお願い一つだけ聞いてくれませんか?そしたら僕一層頑張ります!」

うーん…。こういうの目標?のようなものができると良いのかもしれない。

「分かった。何でも聞く。だから頑張ろう、兎樹くん。」


と約束を交わした翌日…予定通りテストは始まった。


三日間のテストも終わり、時が流れるのも早く、テスト返しの日がやってきた。

テスト返しの日の放課後、私と兎樹くんは図書館で結果発表をすることになっていた。

今回は私も待ち合わせ時間の30分前に行ったので、ちょうど兎樹くんとあった。

そのときの兎樹くんの顔が、テスト結果を物語っていた。

「前の順位は163位だったんでだいぶ良くなったんですけど、蛍乃佳さんとも約束を守れなくて、それが悔しくて…本当にすいません。」

と先に謝りながら彼が渡してきた成績表を見ると、国語、理科、社会は下手したら教えた私が負けるくらいの良い点を取っていた。社会が本当はかなり得意らしく、学年9位だった。しかし、課題だった数学と英語がやはり足を引っ張って結果は180人中40位だった。

「あんなに熱心に教えてもらって40位で本当にすいません。それで、蛍乃佳さんは結果どうでしたか?僕のせいで成績が悪かったら僕なんと詫びればいいのか…。」

どこまで人のことを心配するんだかこの人は。教えてもらったのに目標順位に行かなくてごめんなさいと順位が上がったことより私との約束を守れなかったこと謝って、それでそのあとくらい自分の成績が上がったことを喜べばいいものを私の成績の心配までするなんて…行き過ぎたお人好しだな兎樹くんは。

「兎樹くんは人のことばかり気にしすぎだ。それも悪い癖だぞ?それとも、私が兎樹くんに心配されるような成績だと、そう言いたいのかな?」

実は夜に一人で勉強するとき、ふと考えていた。兎樹くんに勉強を教えた私の成績が悪いときっと兎樹くんが責任を感じてしまうな、と。私は自分の責任は自分で取るべきと考えている人なので、兎樹くんみたいなお人好しに責任を感じてほしくなかった。そう思うと、絶対良い成績を取らなきゃ!となった。

「総合1位。これで心配する要素はあるかな?」

と言って私は成績表を見せた。すると兎樹くんは

「蛍乃佳さんはやっぱり尊敬に値する人です!」

と笑った。そして私は今日、兎樹くんに言おうと思っていたことがあった。

「そうだ兎樹くん。テスト前に言っていたお願いとやら、頑張って100位以上順位をあげたんだから聞くぞ。何がいい?」

そう、目標に届きこそしなかったが、兎樹くんの元々の順位を考えたら、40位でも十分すごいことなのだ。だから、兎樹くんのお願いの一つくらい聞くのが普通だ。

「本当ですか?ありがとうございます!蛍乃佳さんなんでもって言ってましたよね。じゃあ、遠慮なくお願いさせていただきますね!」

あれ…?何かがおかしい気がする。いや、気のせいか。

「僕のお願いはですね、蛍乃佳さんにお礼をさせてください!というものです。」

気づくのが微妙に遅かった。さっき私が感じた違和感は、兎樹くんのような遠慮深い人が、高すぎたとはいえ目標順位に達していなのにお願いをしていいと言って素直にうなずいたことだ。そして私がお願いの件は何でもいいと言うのも全部分かっていたなこの様子だと。

「確かに私は何でもいいと言った。だからそれでもかまわない。」

してやられたな。

「蛍乃佳さんにお礼をさせてくださいとは言いましたけど、正直半分は僕自身からのお願いなんです。それでも良いですか?」

よかった。彼自身の希望もちゃんと入っていて。

「もちろん。それなら断る理由は1ミリもないな。で、そのお願いとやらはなんだ?」

私としてはそこが気になって仕方ない。お願いは何なんだろう?

「蛍乃佳さんと行きたいところがあって、そこに一緒に来てください!というのがお願いです。それで、明後日はどうかなって思って…。蛍乃佳さん明後日予定あいてますか?」

明後日は日曜日。蛍乃実との買い物は明日の土曜日だから予定もないし、兎樹くんが行きたいところがあるならそれについていくのは当たり前だな。

「空いている。それで、どこに行けばいいんだ?」

「来てくれるんですね!ありがとうございます!じゃあ、左野(さの)駅の東口に九時に来てください!それじゃあ、また明後日に!」

と言って去っていった。休日に友だちとお出かけか…。いつぶりだろ…!?

いやそもそも休日に友だちと出かけたことなんて無い!!!

ど、どうすればいいの!?!?

曖昧トライアングル 第二章 試験勉強からの…。ご覧いただきありがとうございました!

今回の新キャラでしたが…蛍乃佳の妹、蛍乃実(ほのみ)でした!そして蛍乃実のキャラはあれです。俗にいうツンデレです。

ツンデレなんて書いたことなかったのですが今回思い切ってチャレンジしてみました。

初めてだったので、上手に書けてなかったらすいません…。

さて、作品の方は次回がどうなるか…という感じで終わらせました。

次回がどうなるかは相田自身もさっぱりわかりませんが、頑張って書いていきたいと思います!

キャラのイメージがつかみづらいと思うので、次回作の前書きか後書きくらいに、蛍乃佳と兎樹の見た目なんかをちょっぴり書こうと思いますのでそちらも楽しみにしていただければ幸いです。

それではまた次回作もしくは次話で、お会いしましょう!

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