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夏生詩集3

お伺いします

作者: 夏生

あなたの名を騙り

人の命を奪う輩がいます

あなたはもちろんご存知でしょう


太古の頃からあなたの名を騙り

人の命を奪い、奈落に突き落とす

輩はいました


いくら時を重ねても

絶えないのは何故なのか

長い間考えていました


あなたは彼らの中では

存在していないのではないか

自分さえ信じることができなくなった

のではないか、と


彼らは決まり文句のように

あなたの名を騙ります

それは思想も信仰もない

正しさの皮を被ったあやまちです


あなたはどうお感じになられますか

愚かだと嘆いておいでですか

怒りに震えて天誅を振り上げようと

なさっていますか

流れる血は止めることはできないのでしょうか


あなたはいつも黙っていますね

こちらがお伺いしたことを忘れた頃に

そっと答えのようなものをお残しになる


何故、すぐに答えてくれないのですか











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― 新着の感想 ―
[良い点] 神は天に存在するのかを考えさせられました。 試練は神が与える恵みだと言われたりもするけれど、時に残酷な現実にその存在や御心自体を疑ってしまう自分がいます 自分の中に慈悲深い神の存在を…
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