攻撃
「それでは本日は術式を組んでもらいます。ただし普通科や技術科の皆さんは前回と同じように魔力コントロールの練習をお願いします」
訓練場に着いて、肇が今日の課題を伝える。
「術式は運動能力強化と運動神経の強化。この二つは構成が少し違います」
魔法則とは言うが、その実術式というのは出力の仕方、大雑把に言うならイメージの違いで結果が変わる。
例えば炎なら火種を元に広がるように出力する。水なら身体の内から湧き水が出る感覚。風なら自分が高、もしくは低気圧の中心であるとして空気中のマナを動かすように。
そして今日の課題である二つは、
「まず運動能力ですが、これは強化したい箇所に血液を大量におくるイメージで組んでください」
「全身の場合も同様です」
「もう一つの神経強化は体内の電気信号を隅々まで巡らせるイメージをしてください」
「慣れるまでは難しいですが、使えるようになれば日常生活の中でも便利な力です」
説明を終えて各々始めさせる。
ミケのようにあまりコントロール出来ていない者たちは今回も同じように。
魔法科の面々は術式構築を。
「く、黒斗くん。どうしよう……?」
「とりあえずやってみろって」
不安そうな絢芽にチャレンジさせる。だが、前回のようなことになるのが怖いのか全くコントロール出来ない。
「ほら、落ち着けって。前は溜めた魔力を一気に出したからああなったんだろ?なら今回は出力の仕方を変えればいい」
そう言って、糸を使って毛糸玉を作るイメージで編ませる。
最初はまだまだ恐る恐るで中々上手くいかなかったが、徐々に体内で制御出来るようになっていき、十分後。
「こ、これくらいで、どうかな?」
見事な魔力球が出来上がっていた。サイズはバスケットボールの三倍近くと大きいが。
「ほう、いい感じじゃねぇか」
それをゆっくりと五分以上かけて魔力を解くことにも成功。
「よくやったな。上手かったぞ」
絢芽の頭を撫でる。
「え、えへへ」
全力で集中したためか疲労の色は見えるが、嬉しそうに笑う。
「そ、そういえば黒斗くんは魔術の練習しなくていいの?」
照れ隠しなのか、顔を伏せて聞く。
「ん~、まぁ余裕だろ」
「え、そんな簡単に?」
「あぁ」
頷いて黒斗が魔力を組む。両足に思いっ切り魔力を流して、ジャンプ!
「お、おぉぉおおお!?」
すると、一瞬で五メートルほどの高さまで到達。自分でもそこまでの高さになるとは思っていなかったのか軽くパニックになっている。
「黒斗くん!集中切らさないで!」
「!」
聞こえた鋭い声に反応して魔力を再びコントロール。今度は魔力を流すのと同時に張り巡らして、筋力と反応速度を両方強化する。
足が床に着いた瞬間に膝を曲げて衝撃を弱めて手を着く。肘も曲げてさらに衝撃を殺して四つん這いの姿で着地。
どうやら怪我せずに済んだらしい。
「あ~、ビビった……」
「それはこっちのセリフ!」
安堵していたところに怒った絢芽がやって来る。
「でもさすがモノクロくんだにゃ~」
「今回は俺の実力ってより……」
黒斗が先ほどアドバイスを発してくれた人物へ頭を下げる。
「助かったぜ。悠司、サンキューな」
「僕は何にもしてないよ。黒斗くんがちゃんと術式を使えたから怪我がなかっただけ」
謙遜する悠司に黒斗とミケがアイコンタクト。言うべき言葉は決まっている。
「にゃ~、悠司っちは冷静で謙虚、イケメンですにゃ~」
「全くだ、クールで爽やか、真面目しっとり系優男だなんて油断も隙も無いイケメンだな」
「にゃ~」
「ねぇ、君たちが時々やる褒めてるんだか、貶してるんだかよく分からない息の揃い方はなんなのさ…」
何だか疲れるやり取りに呆れる悠司。
その様子を見る魔法科の視線は二つあった、と竜胆は思う。
一つはまた黒斗が目立っていてあまり快く思っていないもの。
もう一つは心配と同時に感心しているものだ。
「あいつ、やっぱすげぇ……」
小さく誰かが呟いた。後者の視線を送っていた者たちは皆同じことを思ってるだろう。
まだ自分たちはあそこまでスムーズに術式展開が出来てないのに、黒斗は一度であっさり出来ていた。自分より上の実力者を尊敬するか気に入らないと思うかは自由だ。
(だが、人としてどちらが器が大きいか……というよりはどちらの方が自身の成長に繋げられるかが重要だと、果たして何人が気付いているのだろうな)
そう思いながら、竜胆も黒斗の実力が気に食わないので負けないように術式を組む。
「あら。リンあなた、しっかり出来てるじゃない」
「当然だ、たとえ黒斗相手でも負けるつもりは毛頭ないのでな」
闘志を燃やす竜胆に笑って返しながら、椿も一緒に練習し始めた。
肇が職員室に用事があるということで、しばらくはそれぞれ自由に練習していた。椿たち魔法科の面々は術式の構築を。
絢芽たち普通科と技術科は魔力操作を。
黒斗と悠司は強化した身体で組手を行っていた。
「にゃ~、二人はすごいにゃね」
「そうか?やっぱ慣れと練習だって。そのうちミケもこんくらい出来るようになるよ」
「それより黒斗くん、術式の出力が安定してないよ。そういう無駄な調整が魔力のロスになるんだからね」
気軽に会話する黒斗を注意する。
悠司は黒斗のように組手をやるのにベストな強さをキープしながら涼しい顔で制御している。
対して黒斗の方は、大体は合わせられているのだが、術式制御は慣れてないため最善の状態を維持し続けられない。時折、強くなったり弱くなったり不安定なのだ。そのようなコントロールは魔力を余計に消費してしまうので、魔力量の多くない黒斗は他の人より響きやすくなってしまうのである。
「くっそぉ、余裕な顔で制御しやがって……」
「ほらほら、悪態つかない」
手玉に取られてる感じがして悔しいので術式の制御に集中する。
波の様に一定でない魔力を鎮める。コンクリートのように固められて安定した地面を歩く感覚で一つ一つ制御下に置いていく。
十分も組手を続けていると、動きながらの術式制御にも慣れてくる。
「お、安定してきたね」
「るっせ、すぐ追い付いてやっからな」
小さく火花を散らしながら組手を続ける。さらに十分ほど経った頃。
「よし、ここまでにしよう」
「だぁ、勝ち逃げかよ……」
「そう言わないで、今日はこれが課題なんだから僕たちは二人とも合格ってことでいいじゃないか」
終始悠司の優勢で終わったことに不満な黒斗だが、集中力が少し落ちてきたところでストップを掛けられたのでありがたかった。
(なんだかんだ言って、悠司って底が見えねぇんだよな……)
絢芽の暴走の時に動いていたのは知っているが、その時も実際に魔術を使ってはいない。悠司の実力は今だ未知数なのだ。
(戦いたいとは言わねぇけど)
知りたいと思った。
このイケメンの友達のことを。
休憩がてら話してみようと立ち上がった瞬間。
視界が明るくなって顔をそちらに向けると。
火柱が黒斗に襲いかかってきていた!
「!?」
急いで防壁を展開。
しかし、その直後に炎の勢いが増した。
「きゃっ!」
「にゃ!あつっ」
後ろから悲鳴が聞こえた。絢芽とミケのものだ。
チラ、とそちらを見ると、どうやら火傷はしていないらしいが、余波を受けて転んでしまっている。
「あ……」
過去の映像が今と重なる。家族がたった一人の悪意でズタズタにされ、今も真奈は病院で……
黒斗の手が震えた。
また傷付けられる。
また失う。
(ふざけるな……!)
だが、そこに絶望はなく。
あるのは怒り。
湧き上がるのはマグマすら蒸発させられそうなほどの煮えたぎる憤怒があるだけだ。
視界が赤く染まる。
感情が理性から剥がれる。
躊躇いなんて微塵もなく、魔力を残らず筋力強化に回す。
「ざけたことしてんじゃねぇよ!!」
そのまま炎の中に突っ込んで行く。
悲鳴が聞こえた気がしたが、そんなものはどうでもいい。
事実、黒斗の身体は火傷を一つも負ってない。
筋力のみでなく、頑丈さも上がっているからだ。
これが本当の身体強化魔術。
人としての限界を超える、魔の法則。
炎の洞窟を抜けた瞬間、犯人の顔が見えた。
「山本ぉ……!」
「なんで、無傷!?」
山本の顔が驚愕に歪むが、そんなことは関係ない。
「覚悟しろ」
低く沈んだ声で拳を握り締め。
頭蓋を粉砕すべく叩きつける。
「……生意気」
と、いきなり黒斗の体制が崩れた。
バゴォォン!!
その拳は床に当たり、そこを起点に一メートルほどの周囲にヒビが入る。
その威力に、騒然とする。
伝わってきたのは殺気ではなく殺意。
殺す気持ちではなく殺す意思。そこから満ちていたのは死だ。
今、黒斗の体制が崩れてなかったら間違いなく山本は死んでいた。
「何があったのですか!?」
戻ってきた肇はこの異常事態に慌てて駆け寄る。
「白門くん、一度落ち着きなさい」
「ざけんな!こっちを攻撃しといて腰引けてんじゃねぇ!!」
「白門くん!」
「うるせぇ!!」
事情を聞くためにこの状況を止めようとしたのだが、裏目に出てしまったのか暴れ出そうとする黒斗。
「落ち着きなよ、黒斗くん」
拳を振り上げたところで、脇腹にゴムボールがめり込んだ。
「がはっ」
直撃をくらい、そのまま倒れる。
「黒斗くん!」
急いで絢芽が駆け寄った。
相当な威力だったのか気絶はしてるが、大した怪我も火傷もしてない。一言で言えば無事だった。
「よかった~……」
安心して、へたり込む。腰が抜けてしまったのだ。
「諸星崎くん……」
「仕方ありません。黒斗くんを犯罪者にはしたくありませんから」
責めるような肇の視線に、悠治は首を振る。
「さて、また事情を聞かなくてはいけませんね」
今度は関係のなさそうな生徒何人かに話を聞いていく。内容は予想できていたが、かと言って頭の痛い事態に変わりはない。
「まさか、ここまで大きな問題になるとは思ってもみませんでしたよ」
こめかみを抑える肇はどうしたものかと悩む。
こんな状態で実習を続けろというのも酷だろう。だが、まだ時間の有り余ってるのに教室待機なのももったいない。
(本当にどうするのがいいのでしょう…?)
肇が困ったまま固まってると、
「どうしたんですか!?肇先生!」
タイミングよく春菜がやって来た。
「ちょうどよかった!春菜先生、この子たちをお願いします」
「え、えぇ!?ちょっと、肇くん!?」
戸惑う春菜に申し訳なく思いながら、山本たち三人と悠司を引っ張っていった。
「絢ちん、ミケたちはモノクロくんを運ぶにゃ」
「う、うん。そうだね、行こう!」
そう言って二人掛かりで黒斗を保健室に運ぶ。
「門峰さん、猫屋さんまで!もう!どうなってるのよ!?」
「わたしが説明します、春菜教員」
混乱する春菜に竜胆が説明していく。
まさかそんなことになってるとは思わず、頭を抱える。
「なんなのよ……今年は」
「去年以前は違ったのですか?」
「この現状に比べたら平和なものよ~。まぁ、それまでは白門くんみたいなタイプはいなかったっていうのもあるんでしょうけど」
「黒斗?どゆこと、先生?」
ため息を吐きながらの説明に椿が質問する。
「簡単よ。あんなに堂々と魔術に反対です!なんて言う人がこの学校に来ると思う?」
その説明に周囲の者たちが納得する。
それはそうだ。ここに通う者たちは基本例外なく魔法を学ぶために来ている。実際黒斗くらいのものだろう。入学前から魔術に関わることを拒否しつつ、ここの特待生になるほど勉強して魔法を学びに来た変わり者は。
「とりあえず、白門くんのことは置いておきましょ。さぁ皆、魔術の訓練始めるわよ!」
気を取り直して出した指示に周りの生徒はどよめく。
先ほどその恐ろしさの一端を目の当たりにしたのだから、乗り気にならないのも頷ける。
「ほらほら。怖がったりする気持ちも分かるし、その気持ちは大切なものだけどね」
「それでも、あなたたちが真剣に、明確に魔術に対する答えを出したいなら今は励みなさい」
「その後でも答えは出せる。今出した答えよりも自分の納得できる答えを、ね」
パンパン、と手を叩いて練習を再開させる。
少し重たい空気の中、各自魔力を操り始めた。
肇は悠治たち四人を連れて学長室まで来ていた。
「失礼いたします」
『どうぞぉ~』
五人の空気とは裏腹に明るく間延びした声が聞こえる。
「皆さん、くれぐれも態度には気を付けてくださいね」
一応の念押しをしてから中へ入る。
「はいはい、どうしたのよぉ?こんなに大勢で押しかけちゃってまぁ」
「これってまさか愛の告白?きゃー!私貞操の危機かもぉ!」
「あの、学園長。冗談に付き合うためにここに来たつもりは欠片もないので…」
「もー、づっきーくんはそゆとこがお堅いんだからぁ」
いきなりのハイテンションに生徒組は着いていけない。肇でさえやれやれといった様子で首を振っている。
「学園長、こちらの生徒たちがつい先ほど問題を起こしまして……」
色々ツッコミたいのを無視して切り出す。
ことのあらましを聞いた学園長は、
「素晴らしいわぁ!」
へ?
何故か目を輝かせる学園長に全員揃って首を傾げる。
「あなたたち、私を学園の乗っ取ろうとしていた大悪党から守ろうとしてくれたのね!!」
何とも目を回したくなる感想である。
(いや、山本くんたちの出鱈目な主張を好意的に受け入れたらそうなるかもしれないけど……)
いくら何でも無理がある。
でなければ、魔法を嫌ってる黒斗に味方したくないからか。
(どっち道、酷い話だね)
『あら?そんなに印象悪かったかしら?』
学園長の評価を下げていると突然、悠治の脳内に直接声が響いた。
「えっ!?」
「諸星崎くん、どうしましたか?」
学園長を見ると、見事なウィンクで返される。
言うな、ということらしい。
「いえ、何でもありません……」
心配してくれる肇に悪いと思いながら、学園長との脳内会話に集中する。
(それで、何が聞きたいんですか?)
悠治にしては珍しく、いつもの友人達と接するのとは違ったぶっきらぼうな口調で応対する。
『もー、そんなに急かすなんて、早漏は満足させられないんだぞ?』
(早く)
さすがの悠治でも怒るときは怒る。
ちぇ、というつまらなそうな返事の後、
『さて、それじゃあ聞かせてもらうけど』
『あなたは、件の普通科くんとこの三人を戦わせてどっちが勝つと思う?』
予想の斜め上の質問に困惑する。
どんな意図があってこれを聞いて、どう答えればどうなるのか読めない。
『あんまり深く考えなくていいわよぉ?あなたがこう思うっていうのを聞かせて』
『今はそれが重要なの』
裏があるのかないのか判断のつかない悠治は誘導できる答えなんて用意は出来ず、素直に答えることにした。
(黒斗くん……普通科の生徒だと僕は思います)
『なぜ?三人相手で多勢に無勢なのに?ちょっと魔力制御が得意だからって限度というものはあるのよぉ?』
言われてから気が付いた。
なぜ?
確かに学園長の言う通りだ。いくら黒斗が強いからといって、普通は三対一で勝てるなんてことはない。それに黒斗が得意なのは魔力コントロールとディスペルなのであって、戦闘ではない。それに、本人も好き好んで戦闘をするような人間でもない。
理由を挙げれば疑問だらけだが、何故か黒斗の勝ちという意見に納得している。
黒斗は強いと言っても喧嘩が強いわけではないし、強者と呼ぶのもなんか違う気がする。一度トラウマを抱えて敗北したくらいだ。今だってそれが尾を引いて魔術を拒否して――
(あ)
『何か?』
(そうだ、黒斗くんが強くなくて挫折してるから信じられるんだ)
『へぇ。彼、そうなの?』
悠治の発言に興味深そうに聞いてくる。
(はい、そうなんです)
悠治は知っている。
黒斗が何かを諦めないでいられる人間だと。
誰かのために自分のトラウマに屈してでも無理矢理に立ち上がれる人だと。
優しい人なんだってことを。
(だから、勝つのは黒斗くんです)
『そう』
納得したように学園長が頷き、
「分かったわぁ。ならその決闘正式に認可しましょう」
「え!?」
「大丈夫ですか?諸星崎くん。先ほどから少々上の空気味でしたが」
「だ、大丈夫です!」
心配する肇だが、悠治はそんなこと気にしている余裕は無い。
ようやく理解した。
今の悠治の返答で最後に踏み切ったのだ。
決闘を行うか否かを。
(この……)
鋭く睨みつけながら悪口の一つでも念じてやろうかと思ったが、悲しいかな。慣れていない悪口など、咄嗟に思いつくものでもない。
「では、後で書類をお持ちしますけど……大丈夫なんですか?」
今までの、通信魔術とでも言うのだろうか、二人のやり取りを聞いてない肇は不安げに尋ねる。
「問題はないわよぉ。全く、ね」
意地悪そうな笑顔で手を振る。
その何とも楽しそうな姿に少し嫌なものを感じて部屋を出る。
「それでは皆さん、今日は解散してください。開催日時が決まったらまた連絡します」
はーい、と適当な返事をして山本たち三人が教室へ向かっていった。
「すみません、諸星崎くん。学園長を止められず……」
「いいんです。大丈夫ですよ」
嵌められた自分を不甲斐なく思いながら、それでも自信を持って断言する。
「黒斗くんが勝ちますから」
その表情は悠治があまり今までの人生でしたことの無い、複雑な笑顔だった。
「なぁ、けど本当に良かったのか?ここまで大事にして」
教室へ戻る途中、山本が聞いてきた。実際に死を間近に感じた山本はやはり疑問に思うところがあったらしい。
「あぁ、あれでいい」
だが、その疑問に即答で鈴木が頷く。
「けど……」
「どうであれ、ああやって魔術に関わろうとしてるのに拒絶する奴が気に食わない」
「そりゃ、俺たちもだけどよ」
同意する田中だが、憎んでさえいると思わせるような形相の鈴木に若干引き気味である。
「あいつは、許さない……」
ぶつぶつ言いながら怨念を募らせるような鈴木に、戸惑いながら山本と田中は並んで教室に戻っていく。
「……なぁ?大丈夫か俺たち」
「分からねぇけど、俺たち一応あいつのおかげで魔法上手くなったし……」
聞こえないように相談しながらそれでも着いて行く形で進む。
「……許さない……許さない」
不気味に呟く鈴木を少し怖いと思いながら。
さぁ!そろそろ再びバトルです!
お楽しみに!
どうかお付き合いいただければと思います。