阿部慎之助辞任に見る「娘のせい」という論調について
「娘が悪い」と言ってる連中は、まじでどうしようもない。
本日の話題。
巨人の監督・阿部慎之助氏の逮捕と辞任。
当初は、馬乗りになった。殴った。首を絞めたなどの報道がなされていたが、会見では娘が「文書」で、それらを否定。以下、ここまでの流れ。
娘たちが、姉妹でケンカ。
阿部が叱責すると、娘が反論。
カッとなって、暴行。
娘が初めての出来事でChatGPTに相談。
チャッピーが、匿名での児相への相談をアドバイス。
児相に相談。
児相が娘の意思確認なく、警察に通報。
警察が阿部を逮捕(呼気からアルコール)。
逃走の可能性が低いと判断し、同日に釈放。
辞任。
父親からの暴行は今回が初めて。すでに和解。
逮捕は娘の意図するところではなかった。
―― といった趣旨の文書(おそらくチャッピーで生成)を、弁護士が代読。
さて、ここで驚くのが一定数以上の「娘が愚か」とする論調。18歳であるのに、通報がどのような結果を招くのか、想像も出来ないアホという説であるが、アホはいったいどっちなのか?
監督辞任は、たしかに重い。
しかし、行為は完全に阿部が間違っている。
娘は危害を受けた側であり、ショックからチャッピーに相談。児相は、娘の意思確認を取らず、警察に通報し、逮捕。これには、児相が危険と判断する内容と警察が逮捕を決めた「阿部の対応」の問題がある。
「実際のところ」は、当事者にしか分からない。
だが、少なくとも児相と警察という大人たちが、緊急事態と判断しているのに「娘が愚か」と言っている連中は、いったい何を考えているのか?
たしかに大事にしすぎという面はある。
しかし、それを言うなら「児相と警察の判断」にこそ、文句をいうべきではないのか?
本人は「教育」のつもりであったとしても、巨体の男が少女を力で分からせようとする行為そのものがナンセンス。アルコールうんぬんの話ではなく、教育が必要なのは、阿部本人の方だろう。
そういった意味では、今回の高い代償は、阿部にとっても良い勉強代となっただろう。
◇
ひとつ気になる点があるとすれば、警察はなぜ任意同行ではなく、逮捕を選択したのか、という点。阿部の酒が抜けきらず、やむなくということなのかもしれないが、時間をおいて任意でも良かったのではないか、とも個人的には考える。
損得だけで、娘が愚かと言っている連中は、善悪の概念すら持たないのかもしれない。こういうことを平気で言う人間は、状況次第で悪にも染まるから要注意だ。
Xでの娘への誹謗中傷は、特に気持ちがわるい。
常識人ぶってリンチに参加しているのが、ことごとくオッサンという狂気。




