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【シン屋根裏の散歩者】  作者: 石田ヨネ
第六章 対決、シン屋根裏の散歩者

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25/31

25 努力とか友情とかいって少年たちに夢だけ与えてジャンプさせて現実世界で突き落とす



          (2)



「ウェヒヒヒィッー!!! みぃ、よぉ、こぉぉぉー!!!」

「ひぃっ!! きんもい! きんもい!!」

 と、ハイテンションの声を上げる綾羅木定祐に、根占三四子はドン引きする。

 すなわちーー!

 綾羅木定祐と上市理可のふたりは、建物の天井裏という天井裏を縦横無尽にして、先を行く根占三四子を追っていた!

 ただ、先日の経験より、顔を上げてしまっては上半身がはみ出てしまい、もろもろの“トラブル”につながってしまうため、這う姿勢で、Gの虫がごとく天井裏を駆けめぐる!

 そんな綾羅木定祐の先を行くのは、同じく、這って動くスタイルの上市理可であり、

「はっ、はっ、はっ! 這ってうごぉぉく!! 白ぉぉ!!」

「それ、ど、こ、かで見たことある! 努力とか友情とかいって少年たちに夢だけ与えてジャンプさせて現実世界で突き落とすスタイルの少年誌の、そのネタァッ!!」

「そして、だ! てめぇのパンティの色はッ!! 何色だぁッ!! 赤ですかぁ、白ですかぁ!!」

「し、昭和の運動会!!」

 と、綾羅木定祐と上市理可のふたりは、まあまあ頭のおかしい掛け合いをしつつ、

「てか、理ィ可ァ氏ィッ!!」

「――!?」

「なぜ、タイトな、尻のフ・ォルムがくっきり出るパンツでなく、そんな、ゆったりとした作業着のようなズボンなのだ!! やる気があるのか、ええ!! それにッ!! もっとエッチな感じに、尻をフリフリせんかァッ!!」

「うっ、げぇー!! さすがに、それはキモすぎィッー!!」

 と、綾羅木定祐は渇を入れながら、上市理可の尻を追う!

「それに、分かっているのか、理可氏!! 私はねぇ、タイトなパンツスタイルで、働く女性が好きなのだ!! スカートなど邪道!! 尻のフ・ォルムの活きるパンツスタイルこそが正道!! とくに、女性車掌とか女性駅員とかのパンツ姿が、私てきには最上位なのだ!!」

「うわぁッ!! もう、きんもいきんもい!! そしてフェミおばさんに怒られちゃうー!!」

 と、そんな風に、ふたりは謎にキマッてるテンションで追跡しながらも、

「しかし、ああ、もう! この、配管やら配線やら、邪魔だわい!」

「それね」

 と、当然ながら、天井裏の設備群が邪魔に感じていた。

 そして、先を行く根占三四子は、ふたりが使用している妖力よりも、少なくとも天井裏の移動に関しては優れている能力であり、

「ま、待ていッ!!  いっち、にぃ、さん、しぃっ!! みぃよこぉぉッー!!!」

「まっ! ま、み、むめッ、みぃよこぉぉッー!!!」

「もう、さっきから何なの!! それ!!」

 と、頑張って追うも、どんどん距離を離される。

 そして、

「じゃあ、お先に♪ 頑張って、追ってね♪」

 と、根占三四子は上へとすり抜け、消えて行った――


「ちっ、」

「ああっ、逃げられたし」

 綾羅木定祐と上市理可のふたりは、いったん、根占三四子を見失った形になる。

「まったく、この配線や配管がどうにかなれば」

 と、綾羅木定祐がぼやいているところ、妖力を用いてだろうか、妖狐が無線のようにして、

『ああ、いま貴様たちが使っている“マ〇オの床”なら、天井裏の配管や配線も、スルー判定ですり抜けるんだが』

「「早よ言えやァッ!! このクソボケポンコツクソダヌキィッ!! 舐めとんのかぁッ!!」」

 と、今さら告げられた事実に、ふたりは声を合わせてブチ切れた。



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