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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約1年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が高いです。予めご了承下さい。

裏切られた大博士 〜成果を横取りされた研究者は、職場をやめて田舎で悠々自適に研究三昧〜

作者:氷染 火花
 主人公ネイサンはミストリア王国の王立研究所に所属する下っ端研究員。25歳の時から所属しているが、これといった研究成果もなく45歳となった今でも3級研究員として毎日雑用ばかり押し付けられている。
 彼の研究は古代言語ガラル語の翻訳である。謎多き超古代文明ガラル帝国の主要言語とされるガラル語は、今は発音も意味も失われた幻の言語である。しかしもし再現できれば最も魔法に適した言語であるとも言われる。この翻訳にネイサンは研究者生命をかけていた。
 その日、20年間に渡る研究が実り、ついに現存する唯一のガラル語魔術書「グリモワール」の一部が解読できる。早速その中の呪文の一つを使ってみたネイサンは、現代とは全く別次元の威力に驚嘆する。
 研究員仲間から冷遇されているネイサンだが、唯一親しいとも言える同僚がいた。ジェイルという彼は、ネイサンよりずっと年下だったが3年ほど前に親しくなり、ガラル語の研究に唯一理解を示し、ネイサンの研究室にも頻繁に出入りしていた。ネイサンの研究の完成を知ったジェイルはともに喜び、街に誘って乾杯する。なれない酒に酔っ払ったネイサンは、ジェイルに送られて宿に戻った。
 2日後、疲れもあり昼過ぎまで寝ていたネイサンは、街を見てとんでもない事を知る。ネイサンの研究成果が何故かジェイルのものとして発表されていたのだ。伝説の古代魔法の復活に国はお祭り騒ぎ、誰もがジェイルをたたえ、国最高の勲章が授与されるとまで噂されていた。わけが分からず混乱したまま、ネイサンが研究室に赴くと研究室長の教授から唐突にクビが宣告される。理由は20年間なんの成果も挙げなかったから。ネイサンはグリモワール翻訳成功のことを訴えるが、それはジェイルの功績だと聞く耳を持ってもらえない。退職金もなく体一つで放り出され、研究室においてあった資料さえもすべて没収された。

 王国の学術界に絶望したネイサンは、自分のためにガラル魔法を使うと決める。魔法で若返ったり、強力生物を退治して人々から感謝されたり……自分の人生を歩み始める。
 一方、ネイサンの研究を横取りして出世したジェイルと教授だったが、ネイサン以外に誰もガラル語は翻訳できなかった。成功したはずの彼らの人生は、少しずつ崩壊していく。
ガラル魔法
2023/09/08 07:00
祝杯と裏切り
2023/09/09 08:00
研究所追放
2023/09/11 12:00
ジェイル
2023/09/13 08:00
ジェイルの嫉妬
2023/09/14 14:00
アエルリア
2023/09/15 08:00
再出発
2023/09/16 08:00
北の明星亭
2023/09/17 20:00
北の明星亭の朝
2023/09/20 10:00
買い物
2023/09/21 10:00
訪問者
2023/09/22 10:00
ロアンナ
2023/09/23 10:00
若返りの魔法
2023/09/27 20:00
冒険者登録へ
2023/10/02 13:00
ラプトル討伐
2023/10/04 13:00
双頭蛇
2023/10/06 10:00
好転する生活
2023/10/16 10:00
王宮にて
2023/10/24 12:00
国王官房第三局
2023/10/28 16:55
セシル
2023/11/02 09:39
国王の謝罪
2023/11/04 19:36
国王からの褒章
2023/11/09 15:02
ジェイルの転落
2023/11/19 18:23
ピラミッド攻略
2024/01/24 17:00
帰還と報告
2024/04/13 11:40
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