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連載小説

キミを探す――冬、放課後の図書室で、名前のないラブレターの出し主を探しだしてくれと相棒の図書委員から頼まれた結果、あれこれ話して謎を解き、彼の本当の気持ちを知る話――

図書委員で高校二年生の仁(じん)は、相棒の図書委員である智弘(ともひろ)から、とある相談を持ちかけられる。

「ちょっと、これを見てくれ」

「それ……」

「うん。手紙なんだ。ラブレター、といえばいいかな」

相談の内容とは、彼がラブレターを手に入れた、というもの。
ただ、智弘は、
「もらったのはいいけど、困ってる」
という。
なぜならそのラブレターには、出し主の名前がない。
『名前のないラブレター』は昨日、仁がいないとき、この図書室に落ちていたのを司書教諭の木澤先生が見つけて、智弘に手渡してくれたのだという。

「それでキミ、これをどうするの?」

「そう、そこが困っている。……返事をしようにも、誰がこれを書いたのかもわからない」

状況からして、可能性があるのは三人。

「三人の生徒がこの図書室にやってきていた。全員女子で、同級生だ」

そう言って智弘は三人の名前を挙げる。
二組の佐々木麻衣(ささきまい)。
四組の久住恵理那(くすみえりな)。
八組の長谷川莉紗(はせがわりさ)。

「三人とも、わからないな」

「これだから、仁は」

その三人の中から、ラブレターの出し主を探して欲しい。
そう頼む智弘の謎を解くために、仁はあれこれ話を聞くことにするのだけれど――。
【上】
2023/01/30 19:03
【中】
2023/01/31 07:39
【下】
2023/02/01 07:16
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