表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者と魔法使いの旅物語 外伝 過去  作者: 心愛(ココア)
3/3

第三部 月景石

前回の続きの話となります。

第三部 月景石(ゲッケイセキ)


さて、自分の魔法を知った二人だったが、この先、自分の属性魔法の精度を上げるために、週一ではなく、週三でここに通うことになる。それを知らされたうえで、こう言われた。

「玲衣、蕙。今までは属性を伴わない魔法__すなわち一般魔法の使い方を教えてきた。これから教える属性魔法は使用する魔力の量・難易度が一気に上がる。今までよりも思うように魔法が使えなくなると思うが、そこは理解してくれ」

それと同時に魔法を使うための杖が渡された。

「玲衣。お前の杖は、氷雪と言う名でな、氷や雪の魔法を使うのに適している。次に蕙。お前に渡したのは、月景という名の杖だ。この杖はちょっと特殊でな。代わりは無いと思え。」

なんか蕙の方だけ圧が強い気がするのは触れてはいけない。

蕙に渡された杖__月景

この杖の材料になっているのは、月景石。通称_月景色_________

その石の一部から作られるとても貴重で、かつ特殊な杖だ。

玲衣に渡された杖__氷雪

これはその名の通り、氷や雪の魔法を得意とする魔法使いに渡される、ありがちな杖だ。


現在では、魔法使いでも刀や薙刀といった武器を所有しているが、この時はそもそも戦闘というものが全くと言っていいほどなく、なんなら自分たちも魔物の一部であると考えていたため、刃を持つ必要もなかったのである。たまに魔物が暴走してくることもあるが、すぐに収まるようなものばかりな為、杖だけで十分らしい。

一応、学校の方では木刀で対人の模擬試験はやっているが、師弟関係で魔法を習っている方に関しては、師にもよるが、基本は木刀などは持たせないようにしている。


「慧。これから頑張ろうね」

簡単に魔力の動かし方を学び終わったある日の帰り道。

玲衣はふと、前を向きながら言った。

「なんだよ玲衣。急にそんなこと言いだすなんて、玲衣らしくねぇな。」

「何言っても良いでしょ?」

「まぁ。それもそうだな!んじゃま、早いところ帰ろうぜ?明日もあるし。あ。明日も同じ時間な。」

「全く。いつまで迎えに行かなきゃいけないのやら。」

すっかり暗くなった魔界の空に2人の見習い魔法使いの笑い声が吸い込まれていく。

2人の頭上では家へと向かう2人を空いっぱいの星々と満月が優しく照らし、静かに見守り続けていた。

何気にずっと更新してなかったですねw

久々に小説を書いて、おかしな部分もあると思いますが、あまり気にせず見て貰えたら嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ