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2115年に生きる者たち  作者: 斗毛利大
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第4話 悲しみの先に

第4話 悲しみの先に


(ね):貴哉先輩……。(ぎゅっ。)

(貴):おまっ……。

(ね):しばらくこのままでいて下さい。先輩の

ためです。(これ、私も嬉しいんだよね。)

(貴):はぁ。(何故だろう、泣きそう。

あと、ドキドキしてる。)

(ね):(あ、先輩ドキドキしてる。やばい、

私もドキドキする。)

(ナ):そのまま2人は10分程抱き合っていた。

(貴):ねね、ありがとう。

(ね):先輩…。(やばい、カッコいい…。

やっぱり、貴哉先輩は貴哉先輩だ。)

(ナ):それから2日程経ち、2人は戸坂らと合流

した。その2日間何があったのかそれは、

私も知りません。……ん、ん。(咳払い)

さて、合流したところに戻ります。

(貴):やあ、皆、心配かけて悪かった。

(戸):おお。よかった。立ち直ったみたいだ。

(愛):たかちゃん、良かった。

(紗):たか兄…。

(の):(ねね、これはやったな。なんとなく

分かってたけど、凄いな。)貴哉先輩、本当に

良かった。

(彩):(なんかあの2人いい雰囲気ね。

まさか…。)良く戻ってきたわね。良かった。

(貴):皆、大丈夫だった?俺がいなくても

ゾンビにやられなかった?

(戸):おじさんがいるから大丈夫だったよ。

(彩):(たまたまゾンビが来なかっただけ

じゃない。)

(貴):そうか。良かった。次ってどうするの?

(戸):ああ、それなんだけど、こっから

ちょっと行った所にあるんだけどね。

(貴):それじゃあ行きましょう。

(ナ):ねねの励ましのおかげで親の死から立ち直った貴哉。2日間、何があったか

気になる…。…はっ!失礼しました。

それでは続きをどうぞ。

(貴):あとどのくらい先ですか?

(戸):あと500mくらいかな。

(貴):分かりました。

(ゾ):ウォー!グォー!

(戸):き、来た!あ!ねねちゃん危ない!

(ね):きゃぁぁぁぁ〜!

(ゾ):ガブッ!

(戸):あ。

(彩):え。

(の):貴哉先輩……?

(愛)(紗):え?

(貴):ねね、大丈夫か?

(ね):え?……貴哉先輩!か、噛まれてる!

(貴):ああ、確かにな。それより怪我は

ないか?

(ね):私は大丈夫ですけど、先輩が!先輩、

噛まれてるんですよ!

(貴とね以外):(お、終わった……。ゾンビに

なるんだ……。)

(ゾ):バタッ。

(貴以外):え。(ゾンビが倒れた…?)

(貴):やっと離れたか。全く。

(ね):え、先輩。大丈夫なんですか?

(貴):ああ。大丈夫だよ。どうした?

(ね):そ、そうですか。なら良かったです。

(戸):お熱い所失礼、貴哉くん、本当に

大丈夫?

(貴):全然大丈夫ですよ。初めてじゃあり

ませんし。

(戸):そ、そうか。なら良かった。あ、

そろそろ日が落ちる。何処かに入って。

(皆):はーい。


(ナ):時刻は丑三つ時、貴哉は1人夜道を

歩く。

(貴):確かここら辺だったな。……あった。

(彩):(こんな時間に何してるんだろう。

もう暗いから室内にいないと危ないのに。)

(貴):バクバクモグモグ!

(彩):(え?貴哉くんが、ゾンビを食べてる?

一体どうゆう事?前も夜中に出てったけど

まさかこれをしてたの?)

(貴):今回のは上手いな。ムシャムシャ。

ふぅ。

(彩):(あ、終わって帰るのか。バレないように戻らなきゃ。)

(貴):?……気のせいか。


(ナ):夜が明け、再び出発した。昨夜の貴哉の行動が意味するものは何なのか。そして、

次なる場所は何なのか。次回、2115年に

生きる者たち。第5話、研究の面影。


第4話 完

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