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2115年に生きる者たち  作者: 斗毛利大
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第3話 大きな悲しみ

第3話 大きな悲しみ


(ナ):貴哉の合流から3日後、遊園地から

離れ、廃コンビニにいた。雨を凌ぎ、少しの

食料もある。この世界において割と

良い場所である。

(貴):今日はあいにくの雨だな。

(戸):雨は移動しにくいから嫌だね。

(ね):凄いジメジメする。やだなぁ。

(の):ちょっとねね!近過ぎ!あつい!

(愛):双子なのにあんまり仲良くないの?

(ね)(の):そ、そんな事ないですよ。

(愛):ふーん。……、さきちゃんあつい?

(紗):まなお姉ちゃん、あついけど心配

しなくて大丈夫だよ。

(彩):双子とか、姉妹とか気にし過ぎじゃ

ないですか?

(ね)(の):…………。

(愛)(紗):…………。

(貴):(なんかやばい雰囲気だな。)

(戸):あれ、いつも通りだから。気にしなくて良いよ。

(貴):はぁ。そうですか。(まな姉、性格

変わったかな?)

(ゾ):ウォー!グォー!

(戸):来た!皆逃げろ!

(ね):ぎゃぁぁぁ〜!

(の):いやぁぁぁ〜!

(愛):さきちゃん、行くよ!

(紗):うん!

(彩):全く…ねね!のの!行くよ!

(貴):さてと、今回は何体かな……!!

え……。母…さん?父…さん?

(戸):え!真田さん!

真田貴文ゾンビ:ウォー!ウォー!

真田紗智ゾンビ:ウォー!グォー!

(貴):そ、そんな……。

(戸):(まさか、お二方ともゾンビに

なっていたなんて……。)と、とにかく

やらないとこっちがゾンビになるぞ!

貴哉くん!

(ゾ):ウォー!

(貴):(このまま何もしなきゃ父さんと母さん

だけじゃなく、他のゾンビにやられかね

ない。……うぅ。やるしかないのか。)

うぉぉぉぉ〜!


(貴):はぁ……はぁ…………。

(戸):貴哉くん……。


(戸):皆!大丈夫かい?

(彩)(愛):こっちは大丈夫!

(ね):ガタガタガタガタ。

(の):お、落ち着いて、のの。もう大丈夫

だから。

(紗):たか兄、どうしたの?

(戸):紗季ちゃん、あまり聞かないであげて。

(戸と貴以外):(え……。絶対何かあったんだ。)

(貴):ごめん、1人にしてくれないか。

(ナ):貴哉はどこかへ歩き出し、すかさず

ねねが追いかける。それを見る彩華は

何を思っているのだろうか。

(戸):あ、ねねちゃん!

(の):行かせてあげて下さい。

(戸):お、おう。わかった。(少し落ち込んで

いるけど、貴哉くんならねねちゃんを

守れるよな。)

(愛):たかちゃんに何があったの?

(紗):たか兄に何があったの?

(の):たしかに何があったか気になります。

(彩):貴哉くんがいないと困るし、知って

おきたい。

(戸):う〜ん。(言っていいものだろうか。)

貴哉くんにはくれぐれも黙っといてくれる

かな?多分触れられたくないと思うから。

(愛)(紗)(の)(彩):分かりました。

(戸):よし。じゃあ、話すぞ。それがな………。

(ナ):貴哉の悲しみを知り、驚愕する愛奈、

紗季、のの、彩華。驚きのあまり、

その場は静まり返った。泣き出す紗季。

そして、貴哉を追っかけたねね。ねねは貴哉をどう悲しみから乗り越えさせるのか。

次回、2115年に生きる者たち。第4話、

悲しみの先に。


第3話 完

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