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不思議な僕の仮説。

作者: 坂下貴靖

 貴方の前に、一本のハンマーがあります。貴方はある部屋に居ます。それを、一秒、一分、一時間、一日、十年、五十年、そして一生、自分と言う存在が無くなるまで、眺めているとします。果たして、そのハンマーは、動き出すでしょうか。     

 きっと、貴方は、それが動かない動くはずが無い、埃をかぶって古くなっていくのを眺めているだけだ。そう、予測するかも知れません。

 それ以前に、人間は、そんなことが出来ない。そのハンマーに触れてみて、実際に、ハンマーを、振るって何かを壊したり、何かを、作り出すと言われる方もいらっしゃると思います。

 そうそれが普通でしょう。人間は、好奇心が旺盛な生き物です。だから、ここまで、色々なものを創り出してきた。皆様はそう考えるでしょう。

 しかし本当に、絶対にその世界は本当の世界でしょうか。私は、その今までの世界を、否定しています。私の考える、人間、生物、物質、そして、地球、宇宙のシステムを、ここで、定義しましょう。

 先ほどの、一本のハンマーですが、もし、その空間が存在するとすれば、そして、そこに私や、貴方のような、人間が存在するとすれば、そのハンマーは、何かしらの動作を、すると考えます。

 そう、私が答えると、そうだろう、きっと、貴方は、人間という生き物のサガからくる、何かをしようという好奇心から、何かの動作をする、ということが起きて、ハンマーから人間は、何かを学びとり何かを作ったり、壊したりする、そう感じるでしょう。

 しかし、私の仮説は、違うのです。その、一本のハンマーが動き出す時、それは、人間の力によって、動きだすのではなく、ハンマーが、貴方を、動かしているのです。貴方の腕に伝っている力は、そしてハンマーを打ちおろすその、重さは、実は、ハンマーが持つ、引力なのです、時間と言うのは、常に、経過しています。もし、そのハンマーが、85億年後もそこに存在してるとしましょう。きっと、それは、時間によって、物質的変化を起こし、違うハンマーになっています。つまり、ハンマーの、進化系です。

 貴方の見ている世界は、実は見せ掛けの世界で、物質は、この宇宙では、自動で、動いています。そして、物質の移動は、様々です。しかし、限りなくオートメーション化されています。我々、人間が理解するより遥かに。

 つまり、我々は、宇宙の進化の一端ということです。

 例えば、水の入ったコップが、私たちの、口元に、移動するというプロセスだけを考えてみましょう。

 するとあなた方人間は、手に持って、口元に移動しているのだから、水の入ったコップが、口元にくる、と考えています。

 しかし、それは、僕の考えとは違っています。はじめにある場所から、コップが、私たちの、口元にきて、そこに、引力が働いていて、人間の手が、そこに、強制的に、その時間軸に沿って、引き寄せられているのです。

 人間はすぐに、一次元、二次元、三次元、四次元という言葉を口にします。しかし、私は、それは、人間の目から見た、人間の都合の良いように作られた言葉でしかないと思います。宇宙の起源というのは、人間的な言葉でいうと、無から始まり、そして、いまがあります。そこまでの時間というのは、人間の都合で、計算されたものでしかなく、実は、宇宙と、時間、そして、物質というのは、もっと、冷たく、冷徹なものだと、私は考えています。

 人間という、霊的な存在は、宇宙的にも、霊的な存在だと思います。そして、貴重な存在でもあるのですが、物質のことを理解するのが私を含め、まだ、あまり得意ではありません。

 この物質的、オートメーションを理解するには、こういう例えが、一番分かりやすいです。

 今の時間軸上で、霊的な存在である、生物が、全ていなくなってしまったら、しかも、今の時間軸上で。

 宇宙は、きっと、冷たいものです。人間が働いているはずの、この地球でも、生物がいなくなってしまって、この状態だとしたら、どの様な宇宙だと想像しますか。

 物理的には、我々や動物が、いなくなるだけで、先ほどの、コップは、移動するべき場所に、移動するし、自動車は、我々がいなくても、ドアが開き、車は、ごくたまに事故を起こし、平然と、車は、高速道路も、普通の道も、制限速度で走るし、ハンマーや、大工道具は、仕事を続けるはずです。そこに我々がいないだけで。つまり、生物は、存在しなくても、平然と、宇宙での仕事を続けるわけです、そして、それが本来の、物質の力です。しかし、霊的な存在である、人間がいることにより、物質は、冷淡に、我々を、観察しているのです。だから、私たちの、目の前のハンマーは、私たちが、触れないと動かない。それは、本当は、ハンマーが動くときに、霊的な私たちが、引力に、引き寄せられて、力を入れてるように、感じさせられているというわけです。こう考えると簡単です。クオーツ式の時計が我々がいなくても、きっと、電池が切れるまでは、動きますよね。しかし、私たち人間がいないと、電池までは、変えられなくて、止まったままの、クオーツ式時計が残る、と、普通の人間なら、考えます。しかし、私の理論は、違います。生物がいない世界では、物質は、今までと、近い、軌道で、時間軸上を、移動し、電池は、交換され、そして、動き続け、そして、いつか、そのクオーツ式時計は、進化を遂げて、違うものになるということです。きっと、時が流れれば、形も変わると思います。それを我々は、いないのだから、見れませんが、手を出さないという約束をして、もし特別に宇宙から許可を得て見ることができるとすれば、宙に浮いている電池が、自動的に、クオーツ式の時計から、古い電池が外れ、電池交換が行われ、古い電池は、そこから、移動して、不燃物のゴミ箱に入り、クオーツ式時計は、動き出す。というのが見れるはずです。

 つまり、私たちは、物質が移動するべき宇宙時間に、真実が見えないゆえに、そこに手を添えさせられている、そして、その反動を、力として、感じているに過ぎないわけです。

 100キログラムの重さのある荷物を、一メートル、移動させるのに、本当は、荷物が、勝手に動いているのに、そこに強制的に、人間が、引き寄せられて、その反動を感じている、ということになります。

 確かに、人間が、物質を、化学式に、まとめたりすることは、人間にとっては、整理という意味で、役に立ちます。しかし、それは、人間が、自分勝手に作り出した、整理する、番号や、わかりやすく理解するための、記号にすぎません。

 しかし、それは、宇宙的な考え方からすると、人間とは、まだまだ、厚かましさの残る生き物だな。と、思われてるかもしれません。宇宙に、感情がないはずはありません。だって、私たち、人間にさえあるものですよ。それが、さらに霊的な存在である、強大で、巨大な、物質、宇宙なわけですから。

 つまり、私たち人間は、どうすればいいかというと、宇宙と、時間の、進化の、ペースを、お手伝いする、働く生物になればいいわけです。現時点では。そして、物質、宇宙、時間などの、難しこと特性を、理解して、常に、有用性を、見出せばいいわけです。そして、生物、植物、物質、宇宙、時間と、共存を目指しましょう。そうすれば、我々も、何となく、きっと理解できるでしょう。霊的な存在、人間であるということを。

 我々、人間は、時々、宇宙でも、あれっ、というような、発見をすることがあります。そして、そういう感覚が備わっているはずです。全ての人間になはずです。物質にも、本当の性格というものがあります。人間にも、理系、文系、スポーツが得意な人、優しい人、冷たい人、怖い人、面白い人、などがいるように、物質にも、そういう性格というものがあります。コンピュータの部品に向いている、物質、ハンマーに向いている物質、火に強い物質、水を蓄えるのに向いている物質。それぞれが、収まるべきところに、収まっています。ですが、それが、時に、テストをすることもあります。人間は、果たして、宇宙、時間、物質のことが理解できるのか、お互い、手助けしあって、共存できるのか。そこが、大切なような気がします。しかし、それは、人間同士が付き合って行くのとは、ルールも、作法も違います。わたしはそれが言いたかったのです。その、ルールと、作法、作用というべきでしょうか、そこが、少し、まだ、理解されていないのが現状です。その、作法、ルール、作用を、理解することが、もっともっと、我々が、賢くなること、つまり、進化にあたります。時間がかかって、宇宙さん、物質さん、時間さん、霊的な生物さん、霊的な植物さんたちには、申し訳ないけれど、人間も、もう少し、頑張って理解するからね。と言って、私の不思議な仮説を、終了したいと思います。

 ありがとうございました。

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