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D N a World  作者: 叢雲兄一
3/11

夢の世界について

 夢は基本的にレム睡眠中に見るという話があるが、最近はそうじゃないという話もある。はたしてどうなのか気になるところだ。


そんなことはさておき、ここで少し夢の中における時間の流れについて思い返そう。どっかの映画では夢の中の5分は現実時間の1時間に相当するとかいう設定があったはずだ。その映画見てないけど。

 

でも、あれはあながち間違いじゃないはずだ。現実時間の一時間は夢の中では体感時間で数分だ。仮に七時間寝たとして覚えていられる夢はせいぜい二十分ほどの内容なのだ。


 もちろんこの話はただの憶測とかじゃない。寝る前に付けていたあのミサンガをくれた奴から聞いた話だ。そいつは確か「メア」と名乗っていた。実際にあったのはミサンガをくれたときの一回きりで、そいつとはSNSで何度かやり取りした程度だった。


 だから、メアという名前もあくまでハンドルネームだ。本名はまるで分からない。

 あとそいつについて分かっていることと言えば、女で美人で髪色は黒でセミロングのたぶん同い年だということぐらいだろう。正直かわいかった。


しかしながら、ミサンガ渡したら小さな声で「それじゃ、またね」とかい言ってどっかに行ってしまうのだから他に分かる事なんて何も無い。


 ただ、感謝はしている。もしかすると記憶の底に眠ったあの人を思い出せるかもしれないから。夢の中なのにあれこれ思い返せるのが不思議だったが、とりあえず玄関の中まで足を運んでみた。


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