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料理王国の死闘1

新小説


「まるで小説のような人生を歩みたくて〜うさぎとモフモフパラダイスをするので、自分を追放した祖国に呼ばれても、もう戻れない...」


よろしくお願い申し上げます。

 突然の急報が入る。

料理王国に向かって、魔物の軍勢多数進軍!


 それは、花畑王国内に配置していた、見張りからの報告である。


「支援を受けているからな! すぐに討伐隊を編成する! 準備を急げ!」


 風雲急を告げる状況下、支度を急ぐ。


 今回はまだ、各国から集いし猛者達が、レベル90以上いっていない為に、


 ナルシス王国の兵士達を使う。

もちろんレベル90を超えた、三十組、百五十名の新鋭隊をである。


 まずは、時間との勝負であった。

お世辞にも、料理王国は、軍が強いとは言えない。


 なんせ、軍人達も舌の肥えた者達が多く、

日々の料理の方に力を入れる。


 おまけに、ここ数百年くらい、戦争をした事がない、平和に慣れきった国である。


 確かに、私が魔王でも、威力偵察を名目に、弱い地域から順に攻める。

敵に囲まれている状況は、不利になるからだ。


 だから、逆に弱い地域を攻める事で防御範囲をこちらは、多くする必要に迫られる。


 


 新魔王は、どうやら頭が良いらしい。

無闇矢鱈と、周辺地域を攻めた、無策の前魔王とは、違う。


 ユウトは軍勢の行軍を急いだ。



 一方、料理王国軍は、大量の魔物の軍勢に四苦八苦していた。


 まともな指揮官は居らず、

突撃しか叫ばない。


 もちろん兵士達も分かっている。

ここで退けば、愛する家族達が殺されてしまうからだ。


 数では料理王国軍に分があるが、質と采配で完全に料理王国軍は手玉に取られている。


 実は魔族が采配をとっていたのであった。

進撃の魔物達は、料理王国軍を蹴散らしていく。


 料理王国軍は最早捨身の玉砕戦を挑む。

例えば、一人が魔物を抑えつけて、抑えつけた兵士毎、剣で貫く様な感じである。


 料理王国の指揮官は、累々の屍を晒しながら、必死に打開策を探すが、思い浮かばない。





 みんなもう駄目かと諦めかけた頃、

魔物の後方より、人間の集団がやって来たのである。


 そう! ユウト率いるナルシス王国軍である。


「長蛇の陣形を用意!」


 ユウトは味方の兵士に、長蛇の陣形を取らせる。


 長蛇の陣形とは、縦に長い長方形の陣形である。疲れたり、負傷した者から後方に下がる、チェンジシステムを採用する、ユウトにピッタリの陣形であった。


 やがて、魔物の軍隊の後方に差し掛かる。

これで、料理王国軍とナルシス王国軍で、挟み撃ちの型が取れて、状況が変わる筈である。


 ギシャ〜ガオ〜ブンブン...

様々な魔物が居るが、よく見たら、ナルシス王国内の自然公園内でよく見る魔物ばかりであった。


 ナルシス王国軍は、見慣れた魔物達に安堵しながら、退治していく。


 しかし、自然公園内の魔物よりもどうやら強いらしい。サクサクとはいかない。


 人間を大分殺しているな!


 ユウトはそう感じた。

とりあえず、挟み撃ちの状況である、優位なうちに、目の前の魔物達を始末したい。

 

 そんなに大軍では駆けつけていないからだ。出来れば料金王国軍と合流したい。



 ピ〜!

何かの合図が鳴り、ナルシス王国軍の後方から更に魔物の援軍まで来てしまった。


 ユウトは、ナルシス王国軍の陣形を変える。


「方陣の陣形を用意」


 方陣の陣形とは、正方形の陣形である。

外側に近距離兵士、内側に中距離兵士と遠距離兵士をおく陣形である。


 方陣の陣形は四方からの攻撃に強い。

私は魔物達を束ねているであろう魔族を探す。


「ヒャッハッハ! ご機嫌よう! 勇者! 私は魔王軍威力偵察部隊のバッチ様だ!」


 どうやら、大きな蜂もどきの魔族が指揮官らしい。


 四方からくる大量の魔物との激闘が今始まった。


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