表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/6

弁護人質問(2)

「被告人が治療を受けた怪我は、貴方達が負わせたものですか?」

 私は、被告人を逮捕した警官にそう質問した。

「異議あり、裁判長。明らかな誘導尋問です」

 被告人の罵声を聞いた裁判長の顔には「何からツッコミを入れれば良いんだ?」と言いたけな表情が浮かんだ。

「気にせずに答えて下さい」

「は……はぁ……逮捕の時点で、被告人は体中に傷を負っていました」

「被告人の逮捕には手間取りましたか?」

「いえ、それほどでも」

「何故ですか? 何故、被告人を逮捕するのに大きな手間を要しなかったのですか?」

「それは……被告人が……2人目の被害者に下腹を蹴られて、のたうち回って苦しんでいたので……」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ