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犯人:2件目の犯行の直前
俺が最初の仕事を終えた直後、部屋に1人の女が入って来て、悲鳴をあげた。
少し困った事になった。
俺の夢は、シリアル・キラーとして歴史に名を残す事だ。
狂ってるかも知れないが、子供の頃からの夢だから仕方ない。
だから、俺は、将来的には、わざと、警察に捕まるつもりだった。
どこの誰とも知れぬシリアル・キラーが歴史に名を残すのでは意味が無い。
この俺の名を犯罪の歴史に燦然と輝かせる為には……警察の御厄介になる必要が有る。
だが、それは今じゃない。
もっと沢山の命を……良識ある皆さんの眉を顰めさせるような方法で奪った後だ。
とは言え、ある意味、運が良いとも言える。
子供の頃からの夢を叶える為のスタートを切ったその日に……2人目の命を奪えるのだから。
俺は、呼吸を整えながら……ゆっくりと立ち上がった。