#9
######### 9
--------------------------------------------------------------------------
ニッケル電池 充電:2% 付呪:▽MP電気変換C ▽MP収集B ▽自動修復C ▽頑丈C ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし
--------------------------------------------------------------------------
「おっかしーなー?」
付呪のバリエーションが全然増えないんだよねー。
30個もエンチャント枠あるのにめっちゃ余ってんの。
しかもさー、エンチャントの後ろについている記号にCとBがあるって事は、これ、ランクだよね?
素質の高い電池か何かを探せって事?
安物の電池にそんなのあるわけないよねー。
「ここはやっぱり、魔法だよねー。」
エンチャントテーブルを変える方法と言えばー
「命名の巻物!」
名前を変えると、運気とかそういうのが変わるんだよ?
姓名判断とかあるよねー。
探すぞー!
「あすだふげうはおあじょくどをけじぇおて」(命名)
「いくふぁあせふぁさだるくふあおじゃずごのぎえ」(鑑定)
--------------------------------------------------------------------------
『凍てつく妖精』ニッケル電池 充電:2% 付呪:▽MP電気変換C ▽MP収集B ▽自動修復A ▽頑丈C ▽腐食耐性B ▽シールドC ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし
--------------------------------------------------------------------------
「とりあえずこれで呪文の方は安定かなー。」
上位のが出てると勝手に入れ替わるのはありがたいよねー。
未登録は なし を選べばいいし。
「エンチャントかいしー!」
--------------------------------------------------------------------------
『深淵の破壊者』ニッケル電池 充電:100% 付呪:▽MP電気変換★ ▽MP収集★★ ▽自動修復A ▽頑丈A ▽腐食耐性B ▽シールドA ▽迎撃B ▽索敵★★★ ▽MP回復★ ▽最大MP増加★ ▽MP供給B ▽熱MP変換★ ▽光MP変換★ ▽水属性耐性A ▽衝撃耐性B ▽発光A ▽浮遊C ▽耐久増加★★ ▽再生★★★★★ ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし ▽なし
--------------------------------------------------------------------------
「再生★5でた!すごい!」
電池らしくないエンチャントは出にくいんだよ?
剣術とかも出たけど、電池に付けてもねー?
なし がまだいっぱい残ってるけど、私ちょーがんばった。
「ていうか、もう夕方かー。早めに夕飯食べに行こうかな。今なら人少ないだろうし。」
当たり前だけど、私以外にも宿泊客はいるんだよね。
こんな田舎に、しかも地震の震源地なんかに何しに来てるんだろう?
「ふあー。旅館のごはん旨いなー。」
産地直送なのか素材がいい。野菜系は申し分なしだねー。
天ぷらは、あの衣を自分でつけるのはめんどいから美味しく食べれるし、ご飯も手間暇かけて炊いてくれているみたいだから出来がいい。
余計な飾りつけや接待でごまかしてこないし、温泉卵は純粋に美味しい。
メインに出てきた肉は高級肉ではないなりにスパイスとかで下味付けてあったし石焼の皿で出てきたから焼き加減もお好みでグッド。タレは普通かな?
そして何より、準備も片付けも不要!
「旅館暮らしっていいねー。あれ、宿だっけ?なんでもいっか。」
さーてと。電池に何故か索敵付いたから、あれで魔法使いを探せないかなー?
「索敵ってどうやって使うのこれ?索敵起動。索敵発動。」
何も起きないなー。
表示画面とかないし、動いてるのかどうかわからないなー。
「発光起動。あ、起動してたのかー。」
電池から強い光が私に向かって出ている。
動いたら光が付いてくるから、たぶんこれでいいよね?
「一気に探すためには、これを量産するのかー。めんどいなー。とりあえず、これ1個でいいや。」
「ふぉくぉえをるぃじぇれけせじょふぁいむお」(影竜召喚)
「これ持って。転移先から適当に移動して、電池の光が何か指したらその周辺で待機ね。人間に見つからないように。」
影竜が一礼した。
「そうぇおねくじふ」(千里眼)
「あぽひせぞぐぁそふぉしじげぷじふぁえ」(転移)
「とりあえず、鹿児島からねー。北海道だと広すぎるから。それにしても、この呪文書の呪文増えてきたなー。」
なんちゃって黒魔術本の2冊目用のノートだから、ただの黒いノートなんだけど、この1ページを盗まれただけで大変なことになりそうだよねー。
「よし、魔法使い捜索はとりあえず結果待ちだし、次はレベル上げだー!」
まず、どうやったら上がったのかを考えないとねー。
由香さん、冒涜的な電池を創造。
ありえない力。
電池が命の輝きを発していた。
それに触れれば、不死鳥のごとき力を授かれるに違いない。
この世ならざるかつては電池であった何かに魅入られたあなたはSUN値チェックです。