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#7

######### 7


「どうせなら強い奴がいいとは思ってたけど、強すぎない?大丈夫?」


寝る前に強そうな影みたいなのを召喚しようと頑張ってたら影竜っぽいのが出た。


「影になれる?へー、便利じゃない。移動してみて?おー。なかなか速いし。」


狭いからどれくらいかは分からないけど、人間に対応できる速さじゃないねー。


「いくふぁあせふぁさだるくふあおじゃずごのぎえ」(ステータス表示の呪文)


--------------------------------------------------------------------------

名前なし Lv.1 強さ:かなり強い スキル:シャドウドラゴン 自己修復 火属性弱点 

--------------------------------------------------------------------------


強さもかなり強いかー。


「超越的とどっちが強いんだろう?ふんっ!」


影竜が消し飛んだ。


しくじったら部屋が消し飛んで住む場所がなくなるから自重しよう。


次からはねー。


「影も殴れば消し飛ばせるんだ。超越的ってすごいねー。」


「ふぉくぉえをるぃじぇれけせじょふぁいむお」


影竜がでた。


さっき吹き飛ばしたのに健気だよねー。


「向こうの地割れの底のあたりに金鉱脈があるから守ってて。バレないようにね。」


影竜が一礼した後、影化して外に向かおうとしている。


「ちょっと待って、侵入者がいたらー・・・後で考えるからとりあえず捕まえてどこかに監禁しといて。」


影竜が一礼して、また外に向かって行った。


「疲れたし寝よ。あー、ここに強盗とか来る気がするなー。」


「ふぉくぉえをるぃじぇれけせじょふぁいむお」(影竜召喚)


影竜がでた。


「あなた、さっき召喚したやつとは違うやつだよね?」


影竜が首を横に振っている。


「もしかして、同じやつ?」


「そうぇおねくじふ」(千里眼)


影竜が地割れを探している。


「ちゃんと2匹いるじゃない。ねー何なの?もしかしてそんな事もわからないの?」


影竜が首を縦に振っている。


「えー。もういいよ。強盗とかが来たら、気絶させてどこかに監禁しといて。」


影竜が一礼した。


「本当に解ったの?コソ泥でも宿の人でも、勝手に入ってくるやつは同じ扱いだからね?」


影竜が一礼した。


「喋らないからどのくらい解ってるのか分からないなー。最悪、盗られてから考えよ。超越的だから死ぬことも無いし。」


もう眠いんだよねー。


おやすみー。




朝だー。


会社にはもう行かないことにしたし、さっき電話して成金になったから働く必要がなくなったとか言って辞めるって言っといた。


辞表はちゃんと出せだってさー、めんどいなー。


「TV見よっと。」


ニュース「―地方は完全に水没しており、自衛隊がヘリで救助活動に当たっています。まだ、余震による被害が再発する恐れが」


「やっぱいいや。」


原因は昨日のあれかなー。


「他の魔法使いが何とかしてくれたりはしないんだねー。もう被害が出た後だし、もうできる事は無いからいっか。ねぇ、そこの影竜、強盗とか来たー?」


影竜が1人を吐き出した。


「うわっ、汚い・・・。私ん家でそれやったら絶対に許さないから。見覚えの無い人だし、太平洋のど真ん中にでも飛ばそうかな。生きて帰ってこられても困るし。」


「あぽひせぞぐぁそふぉしじげぷじふぁえ」(転移)


これで大丈夫かなー?


「あ、泳いで太平洋横断できる人だったらどうしよう?そんな人いる?いいや、とりあえずー」


「ふぉくぉえをるぃじぇれけせじょふぁいむお」(影竜召喚)


「今出てきたやつ、転移先にいる人間にトドメでも刺しておいて。」


「あぽひせぞぐぁそふぉしじげぷじふぁえ」(転移)


今日は朝からいいことしたなー。


強盗するような奴なんて生かしておいてもしょうがないしー、税金で養ってあげる義理も無いよねー。


え?昨日いっぱい殺した?


うーん、これまで生きてきて、救うに値する人って3人くらいしかいないし、別にいいんじゃない?ちょっとぐらい減っても。


「どうせ、黒か灰色か白だと勘違いしている濁ったやつ。そんなのばっかりだよねー。」


今の世の中、白だとまともに生活すらできないって知ってる?


自分は白だっていう人!困っている人を助けるためにお金借りたいから連帯保証人になってよー。大丈夫大丈夫!ちゃんと返すから!


「あははははは!嫌な世の中だよねー。」


あー旅館って何もしなくていいから楽でいいなー。


金取りに行くのめんどいなー。


「影竜は馬鹿っぽいからダメそうだし。」


「そうぇおねくじふ」(千里眼)


「あぽひせぞぐぁそふぉしじげぷじふぁえ」(転移)


「おー、転移万能説~。」


千里眼で見えていれば転移できるんだねー。


金なら重さで買ってくれるよね?


「掘り出したまま・・・は良くないかな?ゴミが多いと買い取り額とかに響きそうだし、たくさん持ってくとどうやって運んだとか言われるかも?」


「くぉいうじぇがららうぃうむ」(金操作)


「まぁまぁかなー。純金っていいイメージ無かったけど、やっぱり奇麗・・・。」


あとで純金の置物でも作ろっと。


「これ、何kgくらいだろ?超越的な身体能力のおかげで分からないし。」


「いくふぁあせふぁさだるくふあおじゃずごのぎえ」(鑑定)


--------------------------------------------------------------------------

金塊 純度:平均82% 重量:138.1453kg

--------------------------------------------------------------------------


魔法べんりー。


「今の金の値段は・・・1グラムで7288円?」


そんな高かったのかー。えーっと電卓電卓


「じゅ、じゅうおくえん・・・!!」


たったこれだけで?!※だいたい8ℓ~9ℓ


「小分けにして売りさばこう・・・。さすがに10億は怪しまれる。」


この後方々の店に売りさばくだけで1週間もかかった。





由香さん、大金を手に入れる。


ついでに、シャドウドラゴンを持ち込む。



シャドウドラゴンは長いので影竜と表記する予定。


純金高い。

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