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貯金を100万円おろした。


もうちょっとおろしておきたかったけど、限度額100万円だったの忘れてたよー。


もしかして、現金持っていく必要なかった?


「現金の方が取引早そうだしいっか。」


荷物も持ったし、今すぐ行こう!


「あぽひせぞぐぁそふぉしじげぷじふぁえ」


地主さんのお家の前に転移っ。やっぱり田舎だから通行人とかいなくて楽だよねー。


コンコン


「すいませーん。」


このあと現地を見せてもらったり、不動産屋さんに来てもらったりしてなんとか土地を購入できた。


そしたら夜になった。


「やばい、明日仕事じゃん、どうしよう・・・。」


今はもう暗いから金鉱脈見つけたーとか言いだしたら怪しまれるし・・・。いや、明日でもマズいだろうけど、権利書は私が持ってるからセーフ!


これは朝一にやらかすしかないよねー。




朝一。


「これで金鉱脈は出来たかな?地下1kmとかの位置だけど。」


浅いところはさすがに調査済みだよね?


1kmくらいなら調査済み?


「うーん、もーいいや!やっちゃえー!」


私は深い地割れができる程の一撃を大地に放った。


『その時世界が震えた。』『この世の終わりかと思った。』『生きていたのが奇跡。』『また大震災』

震源地岐阜県、中部大震災の幕開けだった。


「うわわわー、やっばー・・・。」


た、高い・・・。あとで飛行の呪文を覚えないとこわいなー。


普通の人が落ちたら死ぬレベルの崖が出来ていた。深さ1km相当なのだ、当然だろう。


私は大丈夫だけどねー。


警察のサイレンの音が聞こえる。


「うわ、警察もう来た。でも、これで仕事行かない言い訳ができるよねー。」


警官「そこのお嬢さん!危険ですから離れてください!今すぐ下がって!」


メガホンを使って警察官が避難を促してきた。


「はーい。」


落ちたら痛いで済むとは思わないよねー。


地割れの一部の土地を所有していると伝えたら色々聞かれた。


しばらくしたら、私の土地の周りの土地の所有者や地質調査の人とかがいっぱい来てあれこれ調べたり話したりしてた。


ちゃっかり私の土地に大量の金が見つかったことを教えてくれたけど、調査が終わるまで採掘できないだの少し調査資料としてもらうだのと言われたけど問題ないよ。


減った分はどこかから持って来ればいいからね!


え、なんで他の地主が親の仇でも見るかのように私の事見てるの?


この土地持ってたのあんたらじゃないしー?


私が集めただけなんだから、あんたらの分なんて用意しているわけないじゃん。


隣で採掘されたら邪魔だし。


地主B「初めまして、酒井光男と申します。今日は大変なことになりましたね。そこで、金鉱脈の事なのですが、ノウハウとかご存じないでしょう?私共の方でお手伝いさせていただきますよ?」


「いいえ、結構です。」


1km離れていても既に金が見えているような鉱脈を採掘できない正規の業者なんてあるの?


こいつはただの地主だからいらないんだけどー。


地主B「信頼できる業者を知っていましてね。格安で…」


うっざ。ほんとうにしつこい。


余震に備えて避難でもしてろよ。


このあと警察から解放されるまでピーチクパーチク言ってたけど全部断った。


こいつ、後で言いふらしそうだし、盗掘とか出そうでやだなー。


インプに見張らせて、盗掘犯がいたら転移で海のど真ん中に捨てればいいや。


うーん、インプじゃバレるよね?帰ったら影っぽいの探そう。


あ、家遠いじゃん。


宿の延長代おろしてくるかー。


めんどくさいなー。




由香さん、やらかした結果大惨事。


なお、やばいと認識しつつも放置する様子。



読み上げソフトに放り込むと寝っ転がって読める(?)ので便利。


そして途中で寝る・・・。

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