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「じゃーとりあえず、しいたけかなー。」
食べられない所をスパパパッと切って、お鍋にぽん。
私、しいたけはじくも好き。
傘を切るのはお断りだよー。
味付けするならそれでもいいんだけどー、しいたけって味付けしなくても美味しいよね?
切ったらしいたけの味が外に出ちゃうからねー?
「しいたけは、ゆっくり茹でればOKっと。次はーステーキかな?」
わりといい肉のように見えるから、ちょっとくらい赤くてもいいかなー。牛だし。
2分割してー、片方は焼肉のたれ。もう片方は、塩コショウにしよっと。
キャベツを洗ってー、
適当にちぎってお皿へ。
レタスもねー。
「そして、サーモンだよー。」
半分はーふつうに刺身にしてー。
「あぽひせぞぐぁそふぉしじげぷじふぁえ」(転移)
裏庭に転移。
「あぽひせぞぐぁそふぉしじげぷじふぁえ」(転移)
まな板代わりの壁を召喚。
「おsげいqljrf」(火花)
魔力を無駄に注ぎ込めば、家庭用ガスバーナーに早変わりー。
「ふふーん、炙りサーモンできあがりー。」
「あぽひせぞぐぁそふぉしじげぷじふぁえ」(転移)
「しいたけは、もう良さそうだねー。」
だし、ネギ、油揚げ。
砂糖、塩、酢、醤油、黒みそと白みそ。
みりん~。
えのきも入れよっと。
しいたけ風味のお味噌汁できあがりー。
もうちょっと茹でとこ。
「あとは、ピーマンだね。」
私、ピーマン好きなんだー。
茹で過ぎたピーマンは苦くてまずいから嫌いだけどー。
ピーマンは生でも食べられるんだよー?茹で過ぎだよー。
生は生で美味しくないんだけど、ちょっとだけお湯をくぐらせると美味しくなるんだよー。
消毒にもなるし、一石二鳥だねー。
しゃくしゃく。
「ピーマンおいしいよねー。」
5個くらい行けそうだけど、他の野菜があるから2個でやめておこうかなー。
後で、ベジタリアンたちの為に野菜買っとかないとなー。
バリっ。
「うーん、このキャベツはイマイチだなー。旅館のは良かったのに。」
キャベツとレタスはドレッシングかなー。
明日は時間が空きそうだし、ちょっと手の込んだの作ろっと。
「おーい、鳥たちもごはんだよー。」
にんじん(洗っただけ)、玉ねぎ(皮付き)、ブロッコリー(洗っただけ)、キャベツ(残り)、レタス(残り)、ジャガイモ(洗ってない)、かぼちゃ(1個そのまま)、ゴーヤ(洗っただけ)。
さぁ、どの野菜が好きかなー?
スズメがジャガイモ。
メジロが1個しかない玉ねぎ平らげてからブロッコリー。
シジュウカラが・・・残り全部をちょこちょことつついてる。
やっぱり、好みとかあるんだねー。
取り合いをしないのは良いことだねー。
それじゃ、自分の食べよっと。
「いただきまーす。」
由香さん、謎の料理回
例え普通の手順や腕前であっても、スキルが改善力を発揮してやたらおいしくなります。
『冒涜的なおいしさのステーキ』
話は変わりますが、私が受け入れられない小説の黄金パターンをご紹介。
・地球が舞台なのに物価がおかしい。(全身金属鎧が20万円で高いとか意味不明な事を言うやつ)
・普通という設定の主人公なのに、最初から最高最強の彼女がいる。爆発しろ!
・天才という設定の主人公が天才ならやって当たり前のことをやっていない。
え、聞いてない?
突っ込みどころ満載の穴だらけの設定は我慢できるけど、前提が破綻するのはちょっとって思いません?
ふぅ、これで誰かがこっそりいい小説を紹介してくれるに違いない。