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上位神と下位神

もっと詳しい設定とかをかければ。でもそのためには時間が...見切り発車で書く悪いところが出てしまってる。

「シオン君、わざわざすまない」


「いえ大丈夫ですよ」


学園が終わった放課後、家に帰るとオーディンさんから、一緒に行ってほしい場所があると言われ。俺は同行した。

ルリ達もついて来ようとしたが、オーディンさんが相手に警戒されたくないと説得して、2人だけで行くことになった。


オーディンさんの話によると、王都内に神の力を持つものがいるらしい。そいつは二つ名を持つ上位神ではないが、上位神に限りなく近い下位神らしい。

うまく説得することが出来れば、俺達の戦力になるかもしれないとオーディンさんは言った。




「シオン君、ここだ」


案内されたのはごく普通の一軒家、表札とかはなく誰が住んでるのかは分からなかったが、オーディンさんの言う通り、中から神の気配は感じた。



「私が先に行く、何かあればシオン君頼んだ」


「了解です」


そう言うと、オーディンさんは玄関を叩く、しばらくして中から「はーい」と言う女性の声が聞こえた。


「どちらさ...シオン様!」


「ん?...お前、ユウリか!しばらく見ない間に成長したんだな」


玄関を開け出てきたのは、俺の知り合いユウリ。だが前にあった時と姿が違い最初誰だか分からなかった。

始めてユウリとあった時ユウリは少女のような姿をしていた。だが今は身長が高くなっており、顔つきも大人びている。ユウリと判断できたのは神の気配と俺を様と呼んだことから。


「シオン様、どうしてこちらに?それにそちらの方は?」


「あぁ、用があるのは俺じゃない。ここにいるオーディンさんだ」


「お...オーディンさん。まさか上位神で守護者の二つ名を持つオーディン様ですか?」


「そうだ、私はオーディンだ」


俺と一緒にいるのがオーディンさんだと知ると、ユウリは血相を変えて俺達を家の中にいれた。さすが神の世界立場と言うものを重んじているのだろう。同じ神でもオーディンさんとユウリでは位が違うのだ。


中に入りリビングに通された俺とオーディンさん。リビングの奥ではエプロン姿で夕飯の支度をしているナズリがいた。突然の俺達の訪問に驚いていたが、一度料理を中断し飲み物を持ってきてくれた。


「久しぶりだなナズリ」


「シオン君が訪ねてくるなんてびっくりしたぞ、それとユウリ様から話は聞いた。お初にお目にかかりますオーディン様。ナズリと申します」


「私オーディンだ、まぁ知ってると思うが。それよりユウリはどこに行った?」


「今、自室に戻られましたよ。多分すぐ降りてくると思いますが」


ナズリがそう言ってからほんの数分後ユウリがリビングに戻ってきた。先ほどまでこの世界の部屋着で過ごしていたが、今は紫のドレスを着ている。


「お待たせしました。シオン様、オーディン様今日はどのようなご用件でこちらに」


「それなんだが...」


そこからオーディンさんは現状の話を始めた。なぜ上位神である自分がこの世界にいるのか、ゼウスが裏切りをしていた事、対抗するための戦力が少ないこと。


ある程度話し終わり、ユウリは頭を抱えていた。


「私の知らない間に、そんな事が起きていたんですね。最近よくない存在がこの国に入り込もうとしている理由が、ようやくわかりました」


「何?」


「え?そんな事があったの?」


「はい、目的はわかりませんが、この国に入ってこようとしていたので、私がばれない様に消してましたが」


どうやら想像以上に事が進んでいるのがわかる。ゼウスからして俺達は邪魔な存在なのだろう。だがまさか、そいつらをユウリが倒しているとは思わなかったが。

思い返せばユウリの言動や、俺達に対する態度から小物感が滲み出ているが、決して弱くない神。

オーディンさんも言っていたが、今のユウリは上位神に限りなく近い神。弱いわけがない。


「それでユウリよ、私達に力を貸してはくれないか?」


「俺もユウリの力が必要だと思う」


「,,,わかりました。どこまで力になれるか分かりませんが。このユウリ協力する事を約束いたします」


その瞬間、ユウリの体が光始める。そしてその光はユウリを包み込んだ。しばらくして光はゆっくりと消えていく。中から出てきたユウリは、見た目は先ほどと変わっていないが、神の気配は確実に協力になっていた。


「オーディン様。これはまさか」


「私が許可を出した。非常事態だ。本来であれば神たちの集まる会議が必要だが問題はないだろ」


「ちょ、ちょっと待って。オーディンさんもユウリも何の話をしてるのか俺のも説明してくれ」


「そうか、シオン君は知らないんだったな。いまここにいる下位神ユウリは上位神になった」


オーディンさんはサラッと言ったが、俺は驚きすぎて開いた口が塞がらなかった。だがどうやら正規の手続きなどを踏んでいない影響でまだ二つ名は付いていないらしい。それでも新たな戦力としては十分すぎる。


こうして、貴重すぎる神の昇格を目にし、新たな戦力を引き入れ、俺とオーディンさんはフォール家に帰宅するのであった。

ルリ「疑問なんだけど、私が覚醒状態に初めてなった時とか、今回みたいにユウリさんが昇格する時に出る謎の光とか闇は何なの?」


シオン「仕様です」


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