試験を受けずに入学できました
これからできるだけ投稿は23時に行っていきます
ステータスがSを超えてる組みは先生に連れられて、一つの大きな部屋に移動させられた。
「今から担当の先生が来るから少し待ってるように」
そういい残して部屋から去ってしまった。
「ねえ、兄さん今から何するのかな~」
「さぁね、俺にもわからない」
「もしかしたら、先生と戦えるかしれないわ!!」
「キャロは、戦いたいだけだろ」
「そうよ!」
俺たち3人がくだらない話をしていると一緒に来た女の子が「フフ」と笑った。
「ねぇ、あなた達3人はとても仲がよさそうだけど兄妹なの?」
女の子が俺たちのほうに来て話しかけてきた。
「うん、そうよ、私とシオンにぃとシャロちゃん兄妹なのよ、ところであなたお名前はなにかしら?よければ教えてしいわ!」
「あ、ごめんなさい自己紹介がまだだったね、私はルリよ気軽にルリって呼んで、あなた達のお名前は?」
「私はキャロだわ、よろしくねルリちゃん」
「私はシャロだよ~キャロちゃんの双子の妹なんだ~ルリちゃんよろしく~」
「…あ、すまん。俺はシオンだ、一応この2人のお兄ちゃんだ、よろしく」
俺はルリと名乗ったこのことを見ていて少し反応が遅れた、だがそこに不信感などは抱かれてないっぽかった。
俺たちがお互い自己紹介をし終わると、タイミングよく扉が開いた、開いた先には大男とおじいさんが立っていた。そして大男が一歩前に出てきた。
「君たちが今年の特別生か俺の名前はバッカスだ!まぁ言いたいことは色々あるが、まずはおめでとう!!、気軽にバッカス先生と呼んでくれ」
バッカスと名乗った大男は俺たち1人1人と、握手をしてきた。俺は戸惑いならがバッカス先生と握手した。
「バッカス先生、質問があるんですがいいですか?」
「お、いいぞなんでも聞いてくれ!俺が答えられることなら、教えてやるぞ」
「まず、特別生ってなんですか?それとさっき先生が言った「おめでとう」とはどういうことですか?」
「特別生の事を知らないのか?なら説明を」
「待つのじゃバッカス先生、その事はわしから説明しよう」
「もういいのですか、学園長?」
「あぁ、全員見た、そして誰も嘘はついてない。つまり今年は4人も特別生がいるって事じゃ」
「そうですか、今年は凄いですね!では学園長説明お願いします」
後ろから俺たちのことを見ていたおじいちゃん、もとい学園長が俺たち4人に説明し始めた。
「特別生とは、ステータスのどれかがSを超えてる受験者が言われる、称号みたいなものじゃ、そして特別性は試験なしでこの学園に受かるのじゃ。だからバッカス先生は、君達に入学おめでとうの意味で「おめでとう」と言ったのじゃろう」
「え、私達試験しなくていいの?!」
「そうじゃ、しかもSクラス確定じゃ」
「やった〜何もしてなくても合格だ〜」
「別に君たちは何もしてないわけじゃないぞ、小さい頃ろかきっと鍛錬をしてきたのだろう?」
そう言って学園長は俺たちの方を見るそして全員が首を縦にふる、それを見た学園長がにっこり笑って続けて話した。
「だからステータスがSを超えてるのじゃ、そんな幼い頃から努力してきた君たちなら学園に入る資格があって当然なのじゃ」
「ねぇ学園長さんなんで私達を観察してたの?」
「それは嘘をついてるかついてないかを、確認していたのじゃよ。特別生のことを知って嘘をつくものも今までいたしのぅ、今年はそんな奴がいなくて助かったわい。さてわしは、他の一般生を見に行こうかのぅ、あとの手続きはバッカス先生まかせたぞい」
「わかりました、学園長おきつけて」
学園長が俺たちに説明を終えて、部屋から出て行ってしまった。
俺らもどうやら手続きなどが残ってるらしく、まだ帰れなそうだった。
「では、改めて入学おめでとう。俺はSクラスの担任の一人で君たちの担任になる。そしてもう1人担任がいるがそいつは今試験会場に居るのだろう、今年は受験者が多くて回されてしまったらしい。まぁこれからよろしく頼む」
「「「「よろしくおねがいします」」」」
「うん、いい返事だこれからが楽しみだな!さて手続きだがこれは簡単な事で今から渡す紙を保護者の人に見せてサインをしてきてもらうんだ、それを一週間後の入学の式の日にこちらが確認して承認すれば君たちはここの学生になれる。以上だ!」
「バッカス先生、それだけですか?」
「あぁ!それだけだ今から持ってくるからな、待っているんだぞ、それを受け取れば君たち4人は今日は解散だ。では少し待ってるんだぞ」
バッカス先生は物凄い速さで部屋を出て行き、数秒で戻ってきた。
「お待たせこれが書類だ、なくさないようにな。では俺も一般生の試験の応援に回らなくてはならないから、ここで失礼するぞ、また一週間後な、またな。」
俺たち4人に書類を渡してまたすぐに部屋から出て行ってしまった。
「先生もいなくなったし帰るか」
「そうね、帰りましょうか、ルリちゃんも一緒に帰りましょう?」
「え、いいの?」
「いいよ~みんなで帰ったほうが楽しいからね~」
「いいんじゃないか、特別生どうし仲良くしようルリ」
「じゃお言葉に甘えて一緒に帰るね」
俺達は学園から出て途中まで一緒に帰った。
ルリの話を聞くと、どうやら宿屋に泊まってるらしくルリの泊まってる宿屋まで送ることにした。
「送ってくれてありがとう」
「気にしなくていいわ、だってもう友達でしょ?」
「そうだよ~気にしないで~」
「なぁルリよかったら3日後俺たちの家に遊びに来ないか?」
「え、いっていいの?」
「別に大丈夫だろ、じゃ迎えに行くからな」
「うん、わかった待ってるね今日はありがとうじゃーね」
「「ばいばーい」」
「じゃあまた3日後」
俺はルリと遊ぶ約束をしてルリの泊まる宿屋から家に帰った。
「シオンにぃ、さらっと遊ぶ約束したわね、パパとママに何も聞かずに」
「それより兄さん、ルリちゃんのこと見すぎだよ~何か感じるのはわかるけどさすがに見すぎだったよ~」
「まじか、そんなにか!?」
「うん、ずっと見てるのがよくわかったわ、よくルリちゃんに気づかれなかったわね」
「ほんとね~」
家に着くまで、俺はキャロとシャロにずっといじられた。
家に着き、父さんと母さんに学園の報告とルリの事を話した。
学園に受かった事を聞いて2人は「おめでとう」と言ってくれた。
ルリの事も無事に了承が取れて、いろいろ準備してくれる事になった。
寝る前に、俺は一人で考えていた。ルリを見ていて何か不思議な感じがした一体それは何なのか…
夜遅くまで考えたがこの答えが出る事は結局なかった
シオン「俺は一体、どうしたんだ?」