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学園の試験を受けにいきました


ここはどこだ…


朝、目が覚めると視界には見知らぬ天井があった。

あぁ、そっか引っ越したのか。ここ新しい部屋か

少しボーっとしていたが、すぐに思い出す。昨日から俺達は王都の新しい家で住み始めたのだ。

ベットは前の家の時使ってたものを持ってきたから、眠れないという事はなかったが、部屋が広すぎて違和感はあった。

まだ眠いがとりあえず体を起こし日課である朝の鍛錬をこなし始めた。


朝の鍛錬が終わる頃には、みんながリビングに集まっていた。


「おはよう」


「あ、シオンにぃおっはよ!」


「兄さんおはよう~」


「おはようシオン、朝からお疲れ様、ほらフィン、シオンも来たし朝ごはん食べましょう」


「うー、眠い…シオンおはよう」


「もういいわ、とりあえず食べましょうか」


「「「「いただきます」」」」


普段は俺が鍛錬から帰って来てすぐに朝食になり父さんは寝ぼけていて朝食を食べない。そしてみんなが食べ終わる頃にやっと起きて残り物を全て食べる、これがいつもの日常だった。

だが珍しく、みんなが食べ始めた時に起きて、父さんも朝食を食べ始めた


「シオンは毎日は早起きだね、朝から鍛錬とか僕には無理だね」


「まぁ、何年も続ければ自然と慣れてくるし、早起きも辛くないよ」


「ふーん、そういうものか、ところでシオンもキャロもシャロも今日試験だけどコンディションはどうなの、あまりよくないなら試験予備日があるからそっちで受けるのもありだよ?」


「俺は問題ない、いつもどうりで体調も悪くない」


「私も、大丈夫だわ、何するかわからないからちょっと緊張はしているけれど問題ないわ」


「私もだいじょぶ~」


「そっか、ならよかった」


「まぁ、私とフィンの息子と娘ですから、試験なんて楽勝よあまり気張らず頑張りなさい」


「「「はーい」」」


朝食終わったあとみんなで試験の時間雑談をしたり、自身の調整をして時間をすごした。


「おっと、もうそろそろ出ないと遅れちゃうな、キャロ、シャロ行こう」


「待って今行くわ」


「私は準備できてるよ~」


「じゃあ、三人ともいってらっしゃい」


「三人とも気をつけていくんだよ」


「「「はーい、いってきまーす」」」


俺たち三人は母さんたちに見送られながら家を出て学園に向かった。

学園は家から意外と近く喋りながら歩いても30分でつける。学園自体この王都で10番目ぐらいに大きい建物なのでとてもわかりやすい、だから学園にはすんなり着いた。

学園についた時、近くにいた先生と思われる人物が試験を受けに来た受験者たちに指示を与えていた

俺たち三人も指示に従い受ける人たちが集まる場所に合流した。


「ねぇシオンにぃ」


「どうしたキャロ」


「人…多くないかしら?」


「あ、それ私も思った~」


「うーん、まぁたしかに多いな」


本来この学園は受かる人数が300人に対して去年までは、受けに来る人がだいたい450人ぐらいだったらしいが、今確認したが500人はすでに越えていた。


「よーし、注目」


1人の先生が受験者たちの前に立ち喋り始めた。

「今日の受験者はこれで全員だ、今から試験を行うがその前に確認しなくてはならないことがある。それは…この中にステータスでSを超えてるものが一つでもある受験者がいるかどうかの確認だ、もしいるなら今出てきて欲しい」

教師の言葉を聞き周りがざわつき始めた

「この中にSを超えてる人なんているのか?」

「これだけ人がいるし天才もいるのか」

「Sを超えてるとどうなるんだろう?」


そんな中キャロが俺とシャロに小声で話しかけてきた


「ねぇ私達出た方がいいのかな?」


「そうだね〜みんなSを超えてるの1つはあるしね〜」


「まぁ嘘をつく必要も無いし出るか」


俺たち3人は立ち上がり前に居る先生のところまで行く、行く最中凄く見られたが、全て無視した。


「…君たち3人はSを超えてるのか?」


「「「はい」」」


「はぁーそうか今年は3人もいるのか、まぁいいじゃあ」


「すいません!!」


「「「「え?」」」」


先生が俺たち3人になにか言おうとした時に後ろから声が聞こえた、俺は声のしたほうを見るとそこには銀髪の女の子立っていた。


その子を見た瞬間俺は何かを感じた、長くて見ているだけでもきれいだとわかる髪、整った顔立ち、、そして何かわからないが感じ取れるオーラ、その全てに魅了され、意味もなくその子を見つめてしまった、だがその子は俺の視線にきづかず先生に話しかけた。


「あの、すいません私も一応Sを超えてるのが、まだ大丈夫ですか?」


「え、あぁ大丈夫だけど…そっか今年は4人か、とりあえず君たち4人は別室に移動だ、ついて来なさい。他の者は待機で」


周りがざわつく中俺たち四人は別の場所に移動することになった。


移動してる最中も俺はその銀髪の子を見てるのだった。

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