謎の日記を読みました
今回はかなり短めです。
誤字があったらすいません。
レサルの街から帰ってきて数日、俺は本屋でもらった日記の存在を思い出し読むことにした。
店員に貰った時「この本は、言語不明で解読不能」と言われていた。
それもそのはず、この日記の言語は俺が元いた世界すなわち地球の日本語だからだ。
それにしてもどうしたものか、まさか俺以外にもこの世界に来ている日本人がいるとは思わなかった。この日記を手がかりに他に来てるか調べるか。
そう思い日記を開いた
××月○○日
まさか異世界に来るなんて思ってもみなかった、授業中いきなり部屋が光ったと思ったら見た事もない建物にいた。
その建物の中はどうやらお城でそこにいた偉そうな人にいきなり魔王を討伐して欲しい、なんて言われてしまった。
私を含め数人は混乱していたがなぜかみんな物凄くやる気だった、その場の空気に流されやすい私はみんなに便乗するように魔王討伐に参加する事にした。
話をした偉い人はどうやら王様らしく今私達がいるのはお城だった。
王様の話を聞いた後は戦闘に役立つ適性検査を受けた、そして私にはクラス1の魔法適正がある事がわかった。
その日は戦うための基礎知識などを教えてもらい終わった。
たまたま持っていた日記があったから書ける日や何かあった日はここに書いていこうと思う。
××月○○日
まさか毎日あんなにハードだなんて…地球から転移してすでに半年が経過したがほぼ毎日魔法訓練と戦闘訓練と魔物や魔族に対抗する座学をしていた。
だがそのおかげで私もいろんな魔法が使えるようになった。
ほとんどの属性の初級魔法は完璧に使いこなせて、炎属性に関してはすでに超級もつかえるようになった。
久しぶりの一日休みで書けたけど次はいつ書けるのかなぁ
××月○○日
地球から転移してすでに2年この日ついに王都から旅立つ事になった。私もそこそこ成長しただろうなんとステータスがオールA以上になった。さらに魔力はSSになった。
今となってわかった事だが転移したあの日私達が召還された場所では精神魔法が使われていて誰も転移した事に疑問をもたないようにされていた。
あの時私が戸惑いを持てたのは、元の魔法耐性が高かったからだ、まぁ今となってはあのときの事など、どうでもいい、明日からは自由気ままに生きていこう
××月○○日
アイテムバックを整理してたら見つけた、なんか恥ずかしい
もう転移してから何百年たっただろうか
私が誰にも見つからない場所で魔法の研究をしていたらどうやら魔族と人間の戦争も終わっていた。
なんと和解で終わるという予想もしてない方向に話が進んでいってしまった。
まぁ争いがなくなるのはいいことね
それ以上は何も書かれていなかった、正確にはもう少しいろいろ書かれていたがこれを書いた人はあまり気ままに書いていたのだろう。
だがこれを読んでわかった事もある、少なくとも俺とこの人以外にも地球から来てる人がいるようだ。
昔は魔族に対抗して召還していたようだが今はどうなのだろうか、そこはわからない点だ。
まぁ元々あまり内容の書かれていない日記だから得られるものが少なくて当然かそう思いその日記を閉じた。
その日1日を日記を読むのに使ってしまい訓練などをいっさいしなかったら父さんと母さんに心配されてしまった。
明日からまたがんばろう。
もう少ししたら別のストーリーに入っていこうと思います