EX_ fool's March.(4/5)
鹿住ハルがアイスコーヒーを啜るテラス席からは、空が一望出来た。
ただし、今日は祭りである。敢えて空を眺める人間は少ない。
……考えてもみれば、と彼は思う。
クエストの様子を中継するわけでもなく、こいつらは何にそれほど熱狂しているのだ。名のある冒険者の凱旋が見たかったのなら、それはもう用事が済んでいるのではないか? と。
「……、……」
そこまで思って、彼は思考を少し変えた。
何せ、考えるべきことはもう残っていない。ゆえに考察は気軽でいい。
名のある冒険者というのは、彼の感覚で言うところのテレビやSNSの有名人にあたるわけだ。しかしそれらと違って、冒険者はその街の住民と同じ目線で生活をする。今日のような機会には、英雄はこの街の住民にとっての隣人になる。当たり前の挨拶を交わし、旨い飯屋に行けば偶然会えて、バーで隣の席に座れば遠慮なく乾杯が出来るような存在に。
であれば、この街の住民らは彼らの帰還を待望しているかもしれない。
出来立ての武勇伝と冒険譚を心待ちにして、それらを一番に聞いて、労って、旨い酒を交わすために。
「……、」
彼は空を望む。
いや、正確に言えば、視線は一点に集中している。
彼の視線の先、数階建ての建物の屋上には、よく見ねば分からぬほどちっぽけな、三つの人影があった。
/break..
「……ぇ」
メターフィア・ガルルメシュは、そう呟いて目を覚ました。
まずは、状況が呑み込めない。自分は何かの夢を見ていたか? ここはどこで、私はメターフィアで合っているか? 思考が纏まらない。
それは、当然意識の混濁による思考の鈍化の影響もあった。しかし、彼女の思考を邪魔する一番の要素はどう考えたってそれではない。
とかく、ここはうるさい!
「患者起きました! 検査お願いします!」
「どの患者だか分かんないのでちゃんと番号で言って! そっち導線邪魔! よけて!」
「だれかー! だれかァー! 消毒液ってこれで良いんですかー!? とりあえず緑と紫の瓶混ぜましたァ!」
「それ捨てろ! なんでとりあえずで混ぜた!? 2班2人あの劇薬の処理に回って! あとあの馬鹿に鎮静剤打って!」
「智典教! クラフトくんちょっとやっぱ手伝いたいって言ってきた冒険者は尻蹴飛ばして帰らせよう! 共有お願い!」
「だそうでーす智典教ォオオオオ!!!!(絶叫)」
「(な、なんなんだー!)」
まず、彼女は目視にて状況を確認する。
ここは、何か大きな施設の内部だ。自分を含めた結構な人数が床にシーツを敷いて寝かされていて、その間を縫うように数え切れない人間が走り回っている。
寝かされている連中は、……冒険者ルック。数は500名程度。数人検分して、彼女は即座に理解する。ここに寝かされているのは、どれもゴールドエッグの参加者であった。
では、走り回っている方は……?
「(……医療従事者の指定上着を羽織ってる人たちは確実にそういう仕事の人で、それ以外はなんの人だ……?)」
数で言えば2:8で正体不明の方が多い。
――いや、どうやら彼らは智典教らしい。指揮を執る医療者の指示内容から推察できる。しかし、それならば彼らはどうして智典教の衣裳を着ていない? 着ていればこの混沌とした現場でも一目で所属が分かって、指揮の執りやすさが段違いに変わるだろうに。というか、
……結局、どういう状況? 自分は怪我とかしてるのか?
「…………どころか死んだじゃん!!!」
と、そこでメターフィアは正気に戻る。その声に気付いた近くの智典教(と思われる医療従事者ではない方の人)が、上体のみ起こした彼女を羽交い絞めにした。
「え、え、……い、いやーッ!? なんかされるゥー!!??」
「落ち着いてくださいねーダイジョブですよー。お医者さん! 意識確認を!」
「はい行きまーす! 踏むよごめんねー! ……はいこんにちわ自分の名前言えますかーお腹出すよー」
「メターフィア! メターフィア・ガルルメシュ! がるるるるるるるるるr」
「意識正常! 動脈瞳孔問題なし! 血圧想定範囲! この子はそっち!」
「わおーーん!!(迫真)」
「あ、やべ人権をないがしろにし過ぎた! だれか男の人きてー! この子キレたー!!」
「――――ッダハハハハハ! おいガキ! 起きた途端元気だな!」
「……――――はぁ!????????」
と、呼ばれた男の人を見たメターフィア・ガルルメシュは、人語を取り戻しそのように叫んだ。
なにせ、そこにいたのは――
「ティッツ!? と『黄金』が肩を組んでいるッ!!????」
「……いやぁ」
彼女の咆哮を真正面から受けた二名のうち、ティッツ・バルトガランが煮え切らぬ相槌を打つ。
「肩を組んでるというか、捕獲されているというか……」
「なに、コイツの生存を確認する前に俺を見つけたらお前俺を殺しに来るだろ? 保険だ保険」
当然まだ状況を理解できていないメターフィアの様子を、『黄金』はニヤニヤと眺める。
ティッツの方は、完全に死んだ魚の目だ。……冷静に考えれば彼は『黄金』の術式に腹を掻っ捌かれたのだからこの状況では目も死んで当たり前だろうが、無論それにもメターフィアは気付かない。
『黄金』、エメラルダスはその光景を実に愉快そうに受け取って、
「おかしいと思わなかったのか? ヒトなんてあんな気軽に殺すわけないだろ」
そう、気楽に言った。
……………………
………………
…………
『配置に着いてる?』
「見えるとこにいるんじゃないの?」
『いや、別のヤツを眺めに来てる』
「そ。着いてるわよ。そのための通話?」
『いや、今エメラルダスが目を覚ました。状況から見てそろそろだ』
「あっそ。それより、ほんとにいいのね?」
『なにが』
「手を貸すだけで」
『……十分だ。それと、先陣を切る二人には挨拶しておいてくれ。んじゃ』
「ちょっと? ……うわ切れた。最悪。そいつら誰か分かんないんですケド?」
/break..
領域とは何かを明かす。
この世界には、本当に神様がいる。
悪魔を名乗る存在がいて、天使を名乗る存在がいるこの世界において、神さまはそれらとは別種だった。
領域は問いを齎す。
それは人類の命題である。いずれ発掘される数学の神秘や、屁理屈が生み出した決して解けぬ問題や、ヒトが生涯をかけて自分なりの意味を見出す哲学の類ではない。領域の問いは全て、解けると答えることは可能な問いである。
ヒトは、誰かを許せるか?
ヒトは、本当に強いか?
ヒトは、何かを犠牲にしてでも繁栄をすべきか?
ヒトは、見果てぬ冒険を愉しめるか?
ヒトは、孤独に打ち勝つことができるか?
ヒトは、悪に負けぬことが出来るか?
ヒトは、大切なものを愛することが出来るか?
ヒトは、生きているべきか?
ヒトは、素晴らしいか?
それらの問いの答えは、「肯」である。
ゆえに領域は証明を求める。口だけではない判断根拠を。魔法のある世界では、ヒトは口だけで願いを叶えてしまえるのだから。
そして、いつかヒトが一つでも領域を解いたとしよう。
その時、世界はヒトを真に認める。世界はヒトに、達成することが不可能だと思った試練のみを与えている。だけどそれは悪意じゃない。世界は、ヒトに世界の発想を超えて欲しい。それで初めてこの世界からラプラスは消滅する。
これが、世界がヒトを愛している証左である。
領域とは、世界がヒトを愛している証左である。
東の塔。
そこには霧を吐く巨人が住まう。
その塔は西から東へと伸びている。不可視だが、常にこの世界に横たわってヒトの世を見下ろしている。
空っぽの塔はヒトに害する生物も、ヒトに利する生物も存在しない。ただ広大なだけだ。あなたは、横倒しになった塔を進むだけで良い。ただし、落ちたら地上へ真っ逆さまだ。直立すべき塔が伏せているなら、当然そこに適当な足場は存在しない。あなたはその肉体を発揮して塔の上を目指す。そこに住まう主は、あなたとの一騎打ちを所望している。
暗黒庭園跡。
そこには悪意の大蛇が巣食う。
その入り口は世界の孔である。孔の内側には広大な空間。あなたは足を滑らせるようにしてその世界に迷い込むだろう。
足元だけが、奇妙に明るい。ゆえにあなたはその暗黒の空間が庭園の跡地であることに気付く。乾いた石畳と雑に繁る植物。ただし、それらにあなたは注意を裂くべきではない。
空を見上げるべきなのだ。何もないように見えた無限の暗黒には、夥しい数の、蠢くオレンジの星はないか?
それは、蛇の瞳である。イソギンチャクのような頭部から生える触手の全てには彼の目が備わっている。あなたは既に、見つかっている。その大蛇から見たあなたは、まるで砂のようにちっぽけだ。
隔つ壁。
そこでは、砂の天使があなたを待つ。
その空間はこの世界には存在しない。あなたが当たり前のように一日を終えて、眠りを取るために目を閉じるとしよう。もしもあなたに挑戦の権利があるのなら、その世界はあなたを招く。
振り返ることの出来ぬ世界である。あなたの目前には、あなたの心と同じ模様の天気をした世界がある。進むことの出来ぬ世界である。あなたはそこに立っているだけ。だけど、思い描くことのできる世界ではある。あなたは知っている。あなたが見ているその光景は、あなたがすでに歩んできた景色だ。だから戻れぬだけのこと。振り返れないのは、あなた自身がどこに行くかを知らないから。だけど心には、光景がある。
あまりにも巨大な、機械仕掛けの壁。主たる砂の天使はあなたが来るのを心待ちにしている。
世界には、決まった数の領域がある。
なぜなら、世界に時間はないからだ。世界は空間そのものであるからだ。世界は発生した時点で自らの末路を知っている。誰が自分を支配するのか。誰が自分の中で繫栄するのか。誰が自分を愛してくれるのか。空を美しいと、水をきれいだと、大地を力強いと、風を心地よいと言ってくれるのか。月に愛を囁いてくれるのか。日差しを好きでいてくれるのか。それら全てを知っているから世界命題は最初から確定している。
そして、それは可能性異世界の全てにおいて同様である。
とある、既に破損した世界の話をしよう。
その世界の霊長は液体生命体である。
ただし、彼らの生命の根拠は「輪郭」だ。彼らは液体比率を以って個に区切られる。
水の入ったグラスに氷を沈めるとしよう。その時、グラスの中に存在するのは化学式H2Oで表される水素と酸素の化合物だけなのに、そこには水と氷の区別がある。彼らという生命は、この例で言うところの氷である。或いは、水に沈んだまま交わらぬ油分の球でも構わない。彼らは液体として、液体のままで輪郭を持っていたのだ。
その世界は水に満ちていた。ヒトもサカナもトリもイヌも、全ては輪郭のある液体だった。彼らにとっては水の果てが世界の果てである。彼らの世界に争いはなく、彼らは彼ら独自の魔法を生み出し、積み上げる。生命はいずれ究極になる。臨界を迎える。その世界にしか見出せぬ世界の真実へと、液体生命種らは接近していた。その道半ばで、彼らは領域を発見した。
領域は、認識された時産声を上げる。
その領域の主は、この世界で唯一の個体生命体であった。完全純水のみで構成されていた世界はその時初めて汚泥を獲得した。その瞬間に世界は無限を喪って、世界は電気を獲得した。
世界は温度を獲得した。世界は体積を喪っていった。その領域は、存在するだけで世界を汚染する性質であった。領域は世界に熱を与え、一つの惑星の重力圏を完全に満たしていた液体は不可逆的に排出されていく。そしてこの世界は空を獲得した。領域の主は、空を根城に選んだ。液体生命種は、地表を削って地下に逃げ込んだ。この時点で、液体生命体の美しさは失われていた。薄汚く濁った泥となった自分自身を彼らは激しく嫌悪した。彼らは、あの侵略者を激しく嫌悪した。
そして、終末戦争は開始された。悪意を知らなかった液体生命種は、初めて獲得した悪意と害意の用途が分からなかった。ゆえに彼らは短絡的に、「どう殺したいか」のみを追求した。戦略に満たぬ思想で生み出された兵器は駄作ばかりで、彼らはかくして侵略者に敗北した。
……確かに、彼ら液体生命体にとってその侵略者は天敵であった。
濁りも熱も電力も空も発見されていなかった世界である。それを齎した存在は正しい意味で世界の破壊者だった。
だけど、液体生命種は究極に至る兆しを得ていたのだ。生命を開闢し、数学を超越し、次元の定義を支配して無限の足元にすら至っていた。液体生命種らが持つ理論と技術は、或いはスカイライナーすら侵略し得るほどの「万能」へ接近していた。
彼らが用いる魔術は彼らの世界でしか使用し得ないが、種としての出力を単純数値化すれば彼らは最上位の生命である。それが支配する世界を侵略者は破壊したのだ。
ただ一匹で、他の領域すらまとめて。
ゆえに、その侵略者は世界の覇権を握るに至る。
世界が、霊長を愛するために用意した最高の贈り物の全てを破壊したその存在は、つまり世界を超越している。その【領域の主】は、世界そのものに取って代わった。
さて、そうした場合、つまり一つの世界を手に入れた時、侵略者は次にどう振る舞うか。
これは、全ての世界の全ての領域に共通する【ルール】である。
――【領域】は、次に隣人たる世界を食らう。
『――――――――――――。』
【彼】にあの世界は手狭だった。
【彼】にとって、あの世界は柔らかでありすぎた。霊長は【彼】を汚らわしいモノだと否定していたが、【彼】からすればそんなものはどうでもいい。
価値観が違う。【彼】は気高い。液体生命種が悪意で【彼】に挑んだからこそ、彼はそれを蹴散らして見せたのだ。
【あなたは、あなたが否定したモノよりも優れているか?】
その答えは、――否。
あなたが否定した【彼】は、あなたよりもずっと優れていた。
『RUOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO――!!!!!!!!!!』
さて、【領域の主】はここに顕現した。
ナッシュローリの空を完全に覆う巨体。そのスケールは入道雲のそれである。
『龍』
蛇のような胴体は広大という言葉すら生温い。尾の先は見通せぬほどの彼方に。
一対二本の前腕は戦士のそれのように無骨で、その手には両刃の剣。アレが、仮に取り落とされただけでもこの街にクレーターが出来るだろう。もし叩きつけられたなら、エルシアトル大陸が縦に割れる。
そして、その貌。
一つの世界を破壊しつくした殺戮者にはとても見えぬ。一つの世界から搾れるだけの憎しみを搾り取ったとはとても思えぬ。それはただ凄絶で、混じりけのない、他意の含まれる余地などない、
――『戦の神』
【彼】は、
正々堂々として見えるほどの威風を纏って、この世界に顕れた――ッ!
そして、それをゴールドエッグクエスト参加者である800余名を含めたこの街の全ての冒険者が、出迎えた。
「……よしよし、予定通り」
あるカフェのテラス席にて、鹿住ハルはアイスコーヒーを啜りながら呟く。
向こうの建物の屋上で待機していた三名に、箒に跨った少女らしき人影が接触している。彼の指示通り挨拶に行ったのだろう。「下は守っておくから、好きに暴れろ」と。
特級冒険者の言葉だ。約束が違われることはない。
鹿住ハルは特級冒険者ソシエラ・ウルグハートの魔術規模を「万能に見える」としか評価できていないが、とかく【領域の主】が相手でも気合いで突破してもらわねば困る。この街の上空にアレが出現したのは彼の責任ではないが、それでも無辜の人民が失われるのは心が痛む。
……無論、どうしてもソシエラで不足するようなら彼には別のプランがある。
民衆に「あのヤバそうなモンスター」を確認しておいてもらうというタスクはクリアしている。この先の効率は多少下がるが、なんなら戦場を変えたってかまわない。
でも、……できればやはり、この場所で。
なにせ、この街には多くの人間が、光り輝くような冒険者の姿を見に来ているのだ。
誰もが、彼ら冒険者の帰還を待望していて、この街に残ったのだ。
出来立ての武勇伝と冒険譚を心待ちにして、それらを一番に聞いて、労って、旨い酒を交わすために、クエストの中継があるわけでもないこの街に。
なら、見れたらもっと良い。
鹿住ハルの策によって、今のこの街には全てのゴールドエッグクエスト選考通過者が全てのリソースを温存して傷一つもない状態で待機している。
懸念は二つ。
一つは、この街が見込んだクエストクリアのための人数が1000人であったこと。今間違いなくこの街にいるクエストの参加者は800名程度。彼自身が智典教勢力としてクエスト参加枠を大幅に削り取ったことで実質のクエスト参加者は500名という数字になった。
祭りに参加するつもりでこの街に戻ってきた冒険者も相当数いたようだが、それでも1000には満たなかった。
そしてもう一つが、その800名が間に合うか。
リソースは温存していて傷一つないとはいえ、彼らは先ほどまでゴールドエッグクエストの夢を見ていた。寝起きが悪ければ、戦闘への参加は逐次投入の様相になるかもしれない。ゆえに、出来れば時間を稼ぎたい。
そして、当然彼はその二つにも対処している。でなくては特等席でのんびりコーヒーを飲んでいたりはしないだろう。
彼がぼんやり眺めていた三名こそが、彼の用意した回答である。
彼は、
「……、」
その人影らにふわりと手を振って、
この長くも短くもあったクエストの終わりに、一人、虚空と乾杯をした。
……………………
………………
…………
「はー、特級冒険者ぁ……」
とある建物の屋上にて。
蒼い髪の童女が呆気にとられたように呟いた。
その手には一対の剣。美しいフランベルジュと無骨なソードブレイカーがある。
彼女はその細腕で巨大なフランベルジュを軽々と持ち上げ、自らの肩をぽんぽんと叩いた。
「しかし、挨拶に来るとは素晴らしい。アレの名は何だったか? 媚びた褒美に覚えておいてやろう」
また、老人がその場の全員に向けたふうに言う。
老獪な猿の王のような居姿。片足を悪くしているようで、その手には杖がある。
「今日まで生きててアイツの名前知らないなら、もう知らなくていいと思うよ? オジサン」
「どういう意味だ?」
老人に問われた少女は、特にそれには応えない。
短い黒髪。魔力を内包した翡翠の目。スプリンターのように引き締まった四肢。表情一つに漂う最強の自負。
少女はその自負を、……今ばかりは多少崩して、
「あれ、あそこ。私たちの依頼主が見物してるってさ」
「ふむ?」
「お、アイツなのかぁ。へー、手ぇふっとこ」
「うわ、振り返してきた。……っていうかあいつ、あそこで見物するつもりなの……?」
『クエスト/【ゴールドエッグ・クエスト】
クエスト等級:Gold.
制限時間 :なし
参加条件 :選考済み(準備無用)
報酬 :708,920,800ウィル
及び ゴールドクエスト達成実績
達成条件 :当該迷宮の攻略/要因エネミーの討伐
――クエスト失敗』




