『人物紹介:二部 _Bridge』
【前書き】
ネタバレ注意!
以下の内容は、『間章_執務室にて』を読んだ以降での確認を強く推奨します。
こちらはバスコ共和国勢力の人物紹介です。
『人物紹介 _introduction』とは、所要メンバーとの区別、ネタバレへの配慮、紹介人物が増えて項目内容が煩雑になることを避けるため、などの理由で項目を分けさせていただきました。
以下では
・『ストラトス領』
・『桜田會』
・『北の魔王』
の所属人物を紹介しております。
なおこちらは『人物紹介:二部 _Verse』の内容を更新したものになります。
当項目では以下に、
・「各人物の紹介内容の追加」
・「『ストラトス領』に人物:近衛団長バスケット・ベータ―を追加」
・「『北の魔王』の所属人物の追加」
を行っております。また、『間章_執務室にて』以降で作中に登場する情報はネタバレへの配慮として当項目では濁した表記をしておりますが、『人物紹介:二部』の内容更新はこれ以降予定しておりません。こちらが完成項目となりますことを、どうぞご了承下さい。
『ストラトス領』
――出典:『ビフォアラグナロク_/1-6』より
エネルギー魔法学士:グラン・シルクハット
男性。二十代。
レオリア・ストラトスの側近の一人。
活発な印象の青年。とある「特異体質」の持ち主。
幼少期のあだ名は「泣き虫エロガッパ」。
主な使用スキルは『竜の内臓〈EX〉』。
上記スキルは彼の特異体質によるもので、これにより彼は「ほとんど無尽蔵」の内魔力生成能力を獲得している。
錬金学士:パブロ・リザベル
男性。二十代。
レオリア・ストラトスの側近の一人。
冷静な印象の青年。ストラトス領事を研究業務において支える。
ストレスで十円ハゲが出来たことがある。
主な使用スキルは『固定術式錬成法〈EX〉』
上記スキルは錬金術を戦闘用に転換した自作の魔術体系で、彼の場合は『アイテム:クオリティS-:賢者の石〈偽〉』を媒介とすることで「自身の魔力を織り込んだ金属物質に限り、自在に形状変化及び±100倍までの質量変化」を行う。
近衛団長バスケット・ベータ―
四十代。男性。
元バスコ王国騎士。
特別なスキルは持たないが、公国の英雄さえ見下ろせる上背と「スキルになってもおかしくない指導力」で以って、ストラトス領軍事の竜骨を担う人物。
そのメロンのような上腕二頭筋とチョコレートのようなシックスパッドと酒樽のようなハムスプリングには、バスコ共和国のみならずファンが多い。
『桜田會』
――出典:『ビフォアラグナロク_/2-2』より
上級幹部:コルタス・パイナップル
男性。年齢不詳。
桜田會創設以前からユイに仕える老人。
なお、それよりも前は裏ギルド直下組織『暗殺請処』で、ユイとゴードンの同僚として働いていた。
「とある事情」で彼以外の桜田會最古参が『老けない体質』であるため、幹部としての示威能力が求められる事案には彼が駆り出される。……という役回りのせいで、桜田會の中でも特に物騒な通り名が多い人物である。
主な使用スキルは『空間性幻覚〈Ⅴ〉』
比較的入手難易度の低いスキルだが、彼の持つ「人を欺く能力」が、これを一線級のスキルに格上げしている。
上位構成員:エノン・マイセン
男性。二十代程度。
見るからにチンピラだが、桜田會における頭脳業務の主要人物である。
幹部ルクィリオ・ソルベットとともに桜田會上位構成員の司令塔を担う。ユイからは「アマチュアプロ級のパシリ」と高評価を押され、重用されているようだ。
主な使用スキルは『発火〈Ⅴ〉』
これは、魔術性スキルではなく特殊体質、いわゆる「超能力」に近い性質のスキルだが、火属性魔法との親和性も高い。
上位構成員:ハィニー・カンバーク
女性。十代後半。
キッチリしてそうな見た目だが、表社会に轟く悪名っぷりは幹部でも随一。
……例としては、「誘い受けサキュバス」、「夜這いの人」、「決して折れぬ両刀」、「バスコ共和国の裏の女神」など。なお、本人は全く納得していないようだ。
主な使用スキルは『硝子属性魔法〈Ⅵ〉』
魔術体系スキルに近しい性質を持つもので、このスキルの場合は、「汎用属性魔術から特定性質を抽出し、任意の性能に特化」させた、『特化属性』、『抽出属性』と呼ばれる系統にあたる。彼女においては、「土・水・火属性魔力を統合し硝子の生成に特化」させたことで〈Ⅵ〉練度を獲得している。
上位構成員:ルクィリオ・ソルベット
男性。二十代。
アリス・ソルベットの兄。木偶の坊っぽい。とある街で食事屋を営んでいる。
エノン・マイセンと同じく上級構成員の司令塔。ぼーっとした雰囲気を持つ人物だが、厨房に入ると人格が変わる。
なお彼は、『呪い:クオリティH:死者の王の祝福』の効果で所有スキルが皆無である。そのため荒事においては脆弱だが、彼の自称するところの『卑怯事適正』なる「裏工作への強い親和性」で以って、上位構成員の中でも存在感を発揮している。
上位構成員:アリス・ソルベット
女性。十代後半。
ルクィリオ・ソルベットの妹。ちまっこい。桜田會特筆戦力の一人。
実年齢と比べるとやや幼く見られがち。とある同僚曰く「酔うとエロい。っていうか私なんかよりずっとエロいはず」。
主な使用スキルは『死者の女神の抱擁〈EX〉』
これは、兄であるルクィリオの持つ呪いと「同じ出自」のスキルで、彼女の『超低体温体質』を根拠とするもの。「触ったものを凍結させる」、「深い凍結状態にあるものに接触することで対象者の防御ステータスにかかわらず破壊できる」、「あらゆる氷属性魔法と一部の上位属性魔法への親和性が高い」などと言った性質がある。
上位構成員:ミオ・ラフトップ
女性。二十代。
垢ぬけた印象の女の子。
桜田會特筆戦力の一人であり、桜田會の関与が疑われる暗殺事件の殆どが彼女によるものと目されている。
エロい同僚に囲まれ埋没気味なのが悩み。「いっそエロくなるべきなのか」を目下思案中。
主な使用スキルは『自我境界幻覚〈EX〉』
正体不明のユニークスキル。「気配を完全に消せる」。「任意で存在消失、再現出が可能」。「正体不明の物質及びそれで構成された道具を作り出す」などの性質が確認されている。
上級幹部:ゴードン・ハーベスト
男性。三十代後半。
桜田會における最高戦力にして、ユイとゴードンの悪友。現在は、「とある呪い」の影響下にあり『凍結コフィン』に封印されている。
主な使用スキルは「不明」とされている。これは、「そもそも露出が少ないこと」。「小競り合い程度の場においてはスキルの使用が一度も確認されていないこと」。「国家レベルの組織にも確認されていない稀有な性質のユニークスキルである可能性」などが事情としてあげられる。
『北の魔王』
――出典:『間章_執務室にて』より
一席『魔王カルティス』
魔族種。男性。
北の魔王と呼ばれる勢力を構成する『逆条八席』の首席。
過去には「バスコ王国をバスコ共和国に変えたとある事件」にも関連しているが、素性の殆どは秘匿されている。
とある配下曰く「意図に希薄」な人物。人間種と亜人種の間で、流布する人物像が全く異なる。
使用スキルは不明だが、「魔王のように雑兵を蹴散らし、英雄のように強者を討つ」とされる。
二席『白銀のマグナ』
人間種。二十代の女性。
元騎士。過去には「バスコ王国をバスコ共和国に変えたとある事件」に関連している。
使用スキルは不明。これは、以前彼女が所属していた組織にも情報が残されていない。ただし、断片的な情報で「身体能力の強化」に近いものと目される
三席『誇りのバロン』
猫亜人種。男性。
逆条八席の中では最も人間種との接触事例が多く、そのうちの殆どは「人間種の女性」への接触である。
主な使用スキルは『光属性魔法』と『槍術』。
四席『虚無のダーマ』
スケルトンナイト特種。年齢、性別はなし(アンデットのため)。
不思議な格好をしているらしい。逆条八席のうちでは特に素性不明の人物。
五席『理性のフォッサ』
魔族種。女性。
逆条八席では、人間種に対し特に過激な者の一人である。
主な使用スキルは『星墜とし〈EX〉』。弓術スキル系統としては「遠距離狙撃補正」における最上級のスキルで、彼女はこれにより「軍空艦を撃ち落とした」ことがあるらしい。
六席『苛烈のベリオ』
鬼族種。男性。
逆条八席では、人間種に対し特に過激な者の一人である。……とされるが、「人間種を救う側に回った」という事例も幾つか報告されているようだ。
使用スキルは正体不明だが『怒ると強くなる』という様子が確認されている。
七席『知己のニール』
竜種。男性。
収集家。亜人界隈に顔の広い人物らしい。
スキルは不明。念動力のような能力の行使が確認されている。
八席『妖精女王ティア』
妖精種。女性。
過去には、とある森の支配者だったらしい。
能力は『妖精女王としての権能』。ただし実態は不明である。