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ゲーム部 活動日記  作者: 相楽 瑠波
8/13

わちゃわちゃ!?勉強会

数日の間、部室に来ては大会の練習をするという日々が続いた。


飽きたなと思う頃に、全員でアナログゲームをやったり、新作ゲームをやったりして、それなりに充実した日々を過ごしていた。


その間も、部員はいつもの7人しか来なかった。聞くところによると、部員は全部で15人ほどいるらしい。しかも、その中に将棋のプロやチェスのプロがいる、というから驚きだ。

テレビ等々で彼らが話題に出ないのは、プライバシー保護のためメディアに顔を出さないためらしい。


学校での日々もそれなりに馴染み、大体のことはわかるようになった。


そんな中で、もっとも恐れていた時が来ようとしていた。



~帰りのHR~

「はい、それじゃあ今日からテスト10日前なので基本的に部活動はせずに帰ること。

バスダイヤも臨時運行になってるから、学校で勉強してくってやつは気を付けるように!

じゃあおしまい。」


「気を付け、礼。」



睦「ねえ、竹中ー。竹中は勉強会来る?」


「勉強会なんてやるの?」


春「そりゃあ、一応私たち学生だし。勉強しないでもある程度できる()()さんと違って、やらないと大変なことになるし…。」


「なんだ、勉強しないでゲームしてるわけじゃないんだ。」


春「…まあ、ゲームも家に帰ってからやったりするけどね。」


睦「でも、学校では勉強しようって思ってるんだよ…!やる気は起きないけど。」


平野は進んで勉強するような、キャラじゃない。授業中も、遊んでるし。


瀬戸は反対にできるイメージ。でも、実際に小テストなどを見てると、そこまでではなかったりする。

本当、イメージって怖い。


とりあえず、今日は勉強会にでることにして、部室へと向かう。

部室は言わば部の持ち物なので、自分たちで鍵を持っている。だからこそ、諸活動停止期間でも部室を使うことができる。


部室につくと、もう他の面々は集まっていた。

この異様な光景に少し驚いた。いつも、ゲームしかしてない奴らが勉強してる。意外な姿を見た気がした。


一「あ、竹中。…ちょっと助けてくれ。」


何事がと思い、藤谷のノートを見ると、彼は今数学をやっているようだった。


雪「人に助けを求めない!ほら、ここテスト範囲なんだよ?

もう、一体授業中何をしているのやら。」


一「えー?……。なんだろ。」


お前、勉強向いてないよ。

白波に怒られている藤谷はほおっておき、俺は空いている席に座る。


春「竹中は何の勉強するの?」


「俺も、数学やろうかな。」


一「じゃあ、一緒にやろうぜ。」


俺がそう言った途端、待ってましたと言わんばかりに食いついてきた。


雪「だ、か、らー!」


星「別にいいんじゃね?それに、瀬戸に教えてもらったほうが正確だと思うが。」


白波は納得がいかなさそうな顔をしていたけど、結局あきらめたようだった。

そんな、白波の心情を察して知らずか、藤谷は嬉しそうだった。


「なんでそんなに、白波に教わるのが嫌なの?」


俺は、好奇心というもので聞いてみた。


一「え?だって、スパルt「なんか文句でも?!」何でもないです!」


ここは触れないでおこう。


春「…じゃあ、始めよっか。まず、問題集開いて。わかんないところがあったら、遠慮なく聞いてね。」


一「はい。ここがわかんないです、ハル先生。」


春「もう少し考える努力をしようか。で、どれ?…あー、ここはね…。」


俺は、とりあえず基礎はできているはずなので、淡々と問題を解いていく。

しばらく進むと、応用問題が出てきた。

自分なりに頑張っては見たが、結構難しく解けなかった。


「瀬戸、ここがわかんないんだけど…。」


春「はーい、どこどこ?あー、これね、私もこれ結構苦戦したんだよね。

えーっとさ、まずはここを求めて…。」


……


なるほど。瀬戸は教えるのが上手く、すんなりとわかった。


春「ね、やり方さえわかっちゃえば、簡単でしょ?」


「うん、ありがと。」


そして、今日わかったことだが、瀬戸は怒るということをしない。藤谷が白波から逃げた理由が少しだけわかった気がした。


「あれ、そういえば今日赤木は?」


星「ああ、あいつのことだから、今日も音ゲーしに行ってると思うよ。」


雷「あれ、鈴原は一緒に行かなかったの?」


星「俺はあいつほど余裕じゃないから。」


それを聞き女子たちが残念そうな顔をしたのを俺は見逃さなかった。


睦「ねー、そろそろ飽きない?」


雪「いや、早すぎだから。」


睦「俺、飲み物買ってこようかな。」


一「え、マジ?じゃあ、俺も行く。」


春「藤谷、そろそろ真面目に勉強しない?」


少しでも勉強する時間を減らそうとしている藤谷に瀬戸が釘をさす。


星「平野もだけどな。とりあえず行ってらー。襲われないようにな。」


睦「襲われるわけないだろ!!」


そう言い残すと、平野は出て行った。

俺たちも各自勉強に戻る。



2分後

さっきから藤谷がそわそわしているのを俺は隣で感じていた。

生憎、瀬戸は気づいてないのか、自分の勉強に集中している。


その隙を見て、藤谷が席から離れようとした。

しかし、、


雪「…平野のことを襲いにでも行くのかな?藤谷くん?」


雷「…!いいと思うよ!」


白波、黒井ペアにB・L妄想されては流石の藤谷も動けないのか、それ以降はおとなしくなった。



しばらくして、

睦「ただいまー。」


「「「おかえりー。」」」


星「意外と遅かったじゃん。どうした?」


雷「襲われた?!」


睦「なわけあるか!一が好きなのどれだっけなーって考えてたら、以外と時間かかって…。」


一「え、マジ?」


睦「はい、これでいい?」


一「やった!マジありがと!」


睦「あ、一人で飲むなよ?一本しか買ってないんだから。」


一「あ、ごめん。はい、どうぞ。」


…うん、これはもう仕方ないよね。


完全に間接キスだもん。そりゃあ、腐女子の方々からしたら、ごちそうですよね。


春&雪&雷「「「ごちそう様でした!!」」」


これには俺も鈴原も怒る気にはなれず、ほおっておいた。



……


<キーンコーンカーンコーン>


星「うわ、やば。もうこんな時間。」


気づけば時計は18時を指していた。そうとう集中していたらしい。


春「本当だ。雷花はバスとか大丈夫?」


雷「…多分。」


雪「じゃあ、今日は私の家に泊まれば?」


雷「いいの…? やったぜ!」


ここには、百合と薔薇しか存在しないのかな。

俺はノーマルなんだけど…。


一「人の心配はいいけど、瀬戸は?バスもうないんじゃね?」


春「ああ、しばらく家に帰るつもりないから。」


「…どういうこと?」


普通に考えれば、今の瀬戸の発言はかなりやばい。家出と捉えられても仕方ない。


星「瀬戸の家庭って少し難しくって、こうやってたまに家じゃなくて、桜さんのところに行ったりするんだよ。」


春「特にテスト前は、、ね。」


あれ、桜さんって…。いや、考えないでおこう。



そんなこんなで片づけをしていたら意外と時間がかかってしまった。


星「じゃあまた明日ー。」


「「おう。」」「「じゃあねー。」」「「ばいばーい。」」




~後日~


テストは無事?に終わり(2つの意味で)、個表と共に順位が発表された。


「…あいつら、マジでなんなの?」


ここの学校では各教科30位、総合50位までが掲示される。

俺は、国語で載ることができていた。

自分としてはそれだけでも褒めたいが、掲示をよく見てみるとそんな気もなくなった。


総合

    …

・位 白波雪乃

   鈴原星河

    …

・位 赤木将吾


国語

    …

10位 竹中啓太

     …

・位 黒井雷花


数学

    …

・位 瀬戸春羅

    …

・位 鈴原星河


理科

    …

・位 鈴原星河

・位 白波雪乃

    

社会

    …

・位 白波雪乃

    …

・位 平野睦月


英語

    …

・位 鈴原星河

    …

・位 白波雪乃


え、あ、はい。ってなるよね。

すごいを通り越して怖いわ、あの二人。


そんなこんなで俺の初めてのテストは終わり(2つの意味で)を告げてくれた。



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