ゲーム部ってこんな感じ!
春「まず、改めて自己紹介するね!
ゲーム部部長、瀬戸春羅です!得意ゲームは謎解きとか、脱出系です。」
と、まあこんな感じで改めて自己紹介を受けた。
「あのさあ、、少し思ったんだけど、、
…音ゲー好きのやつ多くね?」
そう、メンバー7人中4人が音ゲ―好きという状態。
ほかに好きなゲームがあるやつもいるが…
星「まあ、正確にいうと、ものが違ったりでみんな同じってことはないんだけどな。」
将「星河と俺は微妙にかぶってるけど…」
星「まあ気にすんな(キラッ」
一「だったら、赤木がもう少し違うゲームもできるようになってみれば?」
雪「ほらほら、話脱線してる!」
ちなみに、俺の得意ゲームは格ゲ―だ。自分でもそれなりにはできると思っている。
春「この部は基本的にここに集まって好きにゲームするって感じの活動をしてます。
大会前とかはそのゲームを重点的にやるけど…」
睦「あと、長期休みの時とかは課外活動してるよ。」
雪「平野、それじゃ伝わりずらい。
休みの時にそこらのゲーセンに集まったり、あとは全然関係ないけど、カラオケ行ったり勉強会したりはしてる。」
一「まあ、普通の友人関係と一緒だよ。」
その説明を聞いて楽しそうだな、と素直に思った。
こうやって、大勢でワイワイなんかするのも悪くない。
星「こんな感じだけど、なんか質問とかある?」
ここでさっきからずっと気になっていたことを聞いてみる。
「あのさ、この部活躍してるって言ってたじゃん、それってどういう…?」
春「ああ、それはね、今ってゲームタイトルごとに大会があって、それに私たちは部活で出ているの。
そこで、優勝とかしているから、一応活躍していることになるの。」
へー。ゲームの大会か、、。…ん?優勝?
「ちょ、ちょっと待って。優勝って軽々といってるけど、それ結構すごいことだよね…?」
睦「まあ、そうだね。でも、そうじゃないと部活動停止になっちゃうからさ。」
ゲーム部が存続するには、やっぱりかなりなレベルでないといけないらしい。
「あとさ、ごめん、あんまり触れちゃいけないのかもだけど…
黒井...さん?って喋らないの?」
雷「…えっと、あの、、」
雪「無理しなくていいよ?」
雷「いや、あの、、。
こちらこそごめんなさい!勝手に妄想してました!」
「へ?」
いつも静かだなー、なんて思ってたから、ちょっと言ってみたら想定外の言葉が返ってきた。
しかし、俺以外にとっては普通のことなのか、またか。とでも言いたげな顔でため息をついてる。
「えっと、それって、、どんな、とかって聞いていいもの?」
雷「竹中君が嫌じゃなければ…」
妄想ってどんなものなんだろ。この時の俺は純粋に疑問に思っていた。
しかし、中身を聞いたことをのちに後悔することをこの時は知らなかった。
雷「えっとね、、
竹中君がここにいる男子の中で誰とが一番合うかなって妄想…!」
…それって、もしかして、、。
雷「うん!この中で一番合うカップリングを探してたの!
でねでね、私のなかではね、竹×平もありだし、竹×藤もありだなーって。
以外の発想で竹×鈴、鈴×竹もありだなって思ってたの!
あとねあとね…。」
一「妄想乙 m9(°∀°)」
星「ほんとに妄想やめろよ、お前。」
春「そこまでにしといて、雷花。竹中君、ショックで固まっちゃってるから。」
「いや、あの、えっと、軽々と聞いてすみませんでした…!」
これって、あの、あれだよね、俗にいう、BLってやつだよね、多分。
星「いや、竹中は謝んなくていいよ。黒井はこういうやつだから、許してやってくれ。」
睦「…まあ、黒井だけじゃないけどね(ボソッ」
…なんか、平野から怖い言葉が聞こえた気がするけど、気のせいだよな!うん、そうに決まってる!
あと、瀬戸と白波がびくっとしたように見えたのも気のせい、だよな?
星「まあ、とにかく明日竹中の歓迎会を、カラオケかいつもの場所かどっちかでやればいいだろ?」
春「うん、そんな感じでいいんじゃん?」
将「どっちにすんの?」
春「いつもの場所のほうが歓迎会って感じするかも…?」
雪「じゃあ、それでいいんじゃん?」
…また、俺抜きで俺が中心の話してる。
「いつもの場所ってなに?」
春「ああ、えっと、なんて説明すればいいんだろ…。
いつも私たちが使っている、スタジオ?みたいな感じなんだけど…
借りられるか今確認するね。」
星「竹中、明日って大丈夫か?」
明日か…。多分大丈夫だよな…。あ、のの、大丈夫かな?
「うん、大丈夫だと思う。」
春「鈴原、一応借りられるみたいだけど、どうすんの?」
星「じゃあ、よろ」
春「了解」
睦「集合は?」
星「竹中って何通学?」
「チャリだよ。」
星「じゃあ、学校の前らへんに集合な。全員参加できるか?」
「「「大丈夫です!」」」
星「決まりだな。じゃあ、そろそろ、時間やばいから、片づけるぞ。」
「「「はーい。」」」
* * * * *
「ただいまー。」
「あ、お兄ちゃんおかえりー!!」
帰った途端、笑顔で迎えてくれる、のの。
「やっぱり、土曜も学校だとさみしいね…。
あ、でも大丈夫だよ!のの、我慢できるもん!」
「…あのさ、のの、明日出かけて来るつもりなんだけど、いいかな…?」
俺がそう伝えると、一瞬悲しそうな顔をしたが、すぐに笑顔に戻って、
「大丈夫だよ、のののことは気にしないで!」
「そう…?いろいろ、我慢させてごめんね。」
そう言って、ののの頭を撫でたら、幸せそうな顔をしてくれた。
守りたい、この笑顔。
明日、楽しみだな。
〈オマケ〉 ~ガールズトーク~
「ねえ、ハルは押しカプどこ?」
「えー、悩むけど、竹×平かなー。」
「マジ?」
「うん。あ、でも、あそこは逆でもありだと思う。」
「あー、なんとなくわかる。雪乃はー?」
「え?そうねー、竹×平もいいと思うけど、鈴×赤もありじゃない?」
「えー、私は竹×鈴がいい。」
「「えー。」」
「だって、タチ×タチだよ?貴重だよ?」
「まあ、わかんなくはないけど…。」
星「おーい、そこの女子ども。何の話をしているのかな?」
「「「なんでもなーい!^^」」」