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ゲーム部 活動日記  作者: 相楽 瑠波
10/13

転校生登場!?波乱の予感

その日は朝から散々な日だった。

寝坊はするし、料理は焦がすし…。

学校に着いたのも、HRギリギリだった。


睦月「おはよー、竹中。今日は遅いねー。」


「おはよー。なんか寝坊してさ…。」


睦月「へー。大変だったね。」


〈キーンコーンカーンコーン〉


先生「ほらー、席に着け―。」


〈ガタガタ〉


「じゃあ、連絡するぞー。

今日からA組に転校生が来る。あんまり接点ないし、廊下で会うくらいかもしれないが、仲良くしてやってくれ。」



……

睦月「転校生かー。気になるけど、気にならない。」


春「わかるけど、微妙に辛辣。」


「…気になんなくていいよ。」


そう、嫌な予感はしていた、というか数日前に手紙が来ていた。

どうやって住所を知ったのかも怖かったが、追っかけてきたということがなにより怖く感じた。


まあ、A組だから授業等で会うことはないし、放課後だって逃げればなんとかなる!(多分…





……







と思ってた時期が私にもありました。(絶望)


逃げればいいと思ってたのに…。

まさか、部活にくるとは思わなかった。


そして、鈴原のコミュ力をなめていた。一日で転校生と仲良くなり、部活にまで連れて来るとは…。

でも、今思えば瀬戸と俺と平野だって似たようなものなのだから、そんなに悲観的になることもないのだが…。


あ、もしかして、ゲーム部ってコミュ力高い?



春「どうしたの、竹中。顔色が悪いよ。」


「…ごめん、今日俺帰r「なんだい、照れているのかい?」…はあ?」


星「あれ、宇佐美、知り合い?」


宇「うん、啓太とは幼馴染だよ。」


「「「へー。」」」


宇「あ、自己紹介が遅れました。このたび、A組に転校してきました、宇佐美 宇宙(そら)です。よろしく。」


全-啓、宇「「「8888888」」」


宇「ちなみに啓太は俺のなので取らないでくださいね?」


春&雪&雷「「「きゃーーーー!!!!!」」」


星「おい、そこの腐ってるやつら。」


やっぱりこうなるよな。


宇宙は昔から俺にずっとくっついてた。幼稚園生くらいの頃は、純粋でまだかわいかった。

だが、小学校高学年くらいになるとさっきみたいなふざけたことを言い出し始めた。


雪「これは、宇佐美くんが悪いのであって私たちはなにも悪くないよ!」


雷「ねえ、宇佐見君、さっきの本気で言ってる?」


宇「うん、大真面目だよ。」


春「…妄想に使ってもよろしいですかね?」


本当にやめてくれ。お願いだから。

精神がすり減ってるから。


一「竹中、ドンマイ。なんか、かわいそ…。」


睦「一にかわいそうって言われるって相当だよ…。」


本当にやめてくれ。

泣いちゃいそうだよ。


春「…えっと、茶番はこのくらいにしておいて…「茶番扱いなんてひどいじゃないか。俺はいつだって本気だよ。」いいから!今日は見学にきたんでしょ?まさか、本当に竹中に会いに来たわけじゃないんでしょうね?」


瀬戸がそろそろヤバいと感じたのか、助け舟を出してくれた。

(それでも、ブレない宇宙は本当に何者なんだ…?)


宇「そうだけど?啓太に会うためにこの学校に来たし、ここにいるのだけど…。」


「冗談だよな?冗談だと言ってくれるよな?」


流石に我慢の限界が近づいてそう詰め寄ったら、少し反省してくれたらしく、


宇「ごめんごめん、ここに来た本当の理由は面白そうだったからで、決してお前がいそうな部だなーとか思って来たわけじゃないから!!」


とか言ってたけど、最後の一言で台無しである。


将「と、とりあえず、今日は部活の見学ってことでいいんだよな?じゃあ、何がしたい?大体のゲームだったら、ここにはあると思うけど…」


宇「そうだな…。俺は、FPSが好きだな。」


一「へー、確かにFPS好きそうな顔してるもんな。」


春「あ、多分変な意味じゃなくて純粋にそう思ってるんだと思う。」


瀬戸、もう別にこいつに気使わなくてよくない?

あれ?そういえば、これ俺帰ればいいだけじゃね?


「…あのさ、今日俺ちょっと帰るわ。」


星「うん。その方がお前の身のためだと思う。」


宇「えー、啓太帰っちゃうのー?」


睦「まさかだけど、君も帰るとか言い出さないよね?」


宇「うん!だって啓太がいない方が、啓太の昔の恥ずかしエピソード遠慮なく話せるし。」


「…ぇ?」


宇「啓太の幼稚園の頃の話とか、小学校低学年の時の可愛い話とかがたくさん話せるからさ。」


…待て待て。いや、おかしいだろ。なんでそんな話をお前に暴露されなきゃならんのだ。

でも、こいつらが興味ないって一言言ってくれれば…。


雪「…本当?ちょっと聞いてみたいかも…。」


睦&一&春「(。_。)ウン」


おいお前ら!?


「せ、星河は俺の味方だよな?」


星「…ごめん、竹中。こんなおいしいネタ、ほっとくわけにはいかないんだ。」


「あ、赤木は?」


将「別にそんな特には興味ないけど…。」


「だ、だよな!俺の味方はお前だk「聞けるものなら聞いておきたいな(ニヤ」おい!!」


ダメだ。ここに俺の味方はいないのか…。


と諦めたその時だった。


〈コンコン〉


「「「はーい」」」


染「失礼しまーす!こちらのお嬢さんが竹中くんを探していまして…。」


の「お兄ちゃん!!」


生徒会長の次にののが入ってきて、俺に抱き着いてきた。


星「おう、ありがと、染川。ついでに活動してくか?」


染「いや、まだ生徒会の仕事あるし、また今度暇なときにするわ。」


春「了解ー。頑張れー。」


染「お、おう」


〈ガラガラガラ〉


ふぅ…。


「で、えっと、のの?なんでここにいるの?」


の「あ、あのね、家で待ってようと思ってたんだけど、嫌な予感が強くなってきちゃったり、おやつ作ろうとしたらお気に入りのお皿は割れるしで、不安になっちゃって…。」


そう言うののの顔は今にも泣きだしそうだった。

一人で留守番ってだけでも十分怖いのに、本当に怖かったんだと思う。


「ごめんな。でも俺は大丈夫だから。ほら、よく見てのの。俺、なんともないでしょ?」


の「…ぅ、うん。……あ」


俺がなんともないのを確認して安心したのも束の間。

見る見るうちにののの顔から血の気が引いていった。


宇「あ、ようやく俺の存在に気づいてくれた??」


そう言って微笑む宇宙からは一ミリの優しさも感じない。

機嫌が悪いことは手に取るようにわかった。


の「貴方こそなんでこんなところにいるんですか?転校したはずでは…?」


宇「ふふ、この僕がそんなに長い時間啓太のそばを離れていられるとでも?

啓太には俺がいないと…。」


の「キモ」


宇「はい?当たり前のことだろう?」


の「そういうのが気持ち悪いって言ってるんです。お兄ちゃんだって困ってますし?!」


いやその会話俺に振るなよ。

お前らでどうにか解決してくれよ。


そう言ってるうちにも二人の言い争いは止まることを知らなかった。


星「…なんか大変そうだな。」


「わかってくれるか、星河よ。」


星「お、おう」


春「モテる男はつらいねー。」


「それ煽ってる?こんな奴らにモテても何も嬉しくないわ。」


の&宇「こんな奴と一緒にされたくないです!(ないな。)」


雷「ある意味、仲いいのかもね。」


「そうだといいけどな。」


一「ねえそろそろゲームしないのー?」


雪「そろそろこいつらとやるの飽きてきたんだけど。」


よくよく見れば、藤谷、平野、赤木、白波が4人で先にPU〇Gを始めていた。


春「あ、ズルい!」


星「よし、あそこの3人はほおっておいて、俺らもやろ。」


「おい!少なくても、俺はそっち行ってもいいだろ。」


の&宇「「私も(俺も)!」」


…これじゃ意味ないな。


春「あ、じゃあさ…



  勝ったほうが竹中を今日一日好きにできるってのはどう?」


「は?」


の「わかりました。そういうことでしたら、全力で挑ませていただきます。」


え?ののさん?


宇「仕方がない。まあ、勝つことは決まってるけど。」


の「なによ!私が下手だって言いたいの!?」


宇「はい♪」


星「まあまあ、喧嘩しないで。ようは、ゲームで勝てばいいんだから。」


いや、勝手に話し進めないで貰える?やだよ、俺。


雷「あれ、雪乃はいいの?参加してこなくて。」


雪「え?そ、そんなこと…。」


睦「…目が泳いでるよ?」


え?そんなことないよね、白波さん?


雪「そんなことない!大丈夫です!!」


春「やるのは、PU〇Gでいい?また他のやつ準備するのめんどいからさ。」


の&宇「「了解」」


…もう誰も俺の意見は聞いてくれないんだな。


~30分後~

の「ズルい!もう一回!!」


宇「何回やったって結果は変わらないよ。俺の勝ち。」


一「そうだね、もうそろ時間もやばいし…。」


春「じゃ、宇佐美くんの勝ちってことで…。」


宇「悪いなwじゃあ、啓太帰ろっか。」


「いやだ、誰がお前なんかと。」


宇「でもさ、俺が勝ったんだし。これで啓太が家に帰ったら、ののちゃんに負けたことになるからさ。」


「(・д・)チッ 一日だけだからな。あと何もしないって約束しろよ。」


宇「はーい、何もしませーん(^▽^)/」


…ののが勝ってくれたら、まだよかったのに…。


睦「ののちゃんはこの後どうするの?」


の「!そうだよ!お兄ちゃんがいないとのの、何にもできないもん。」


宇「ああ、それは大丈夫。啓太の家の近くに引っ越してあるから、うちでご飯食べてから帰ればいいし。」


「なんで俺んちがわかってんだよ…。」


宇「それは愛の力ってやつ?w」


(;^ω^)こいつ本格的にヤバい


春「では、私たちも帰りますか。」


睦「じゃあ、また明日ねー。」


星「竹中、生きて帰って来いよ。」


「俺もそれを願ってるよ。」


一「では、解散!!w」



こんにちは、お久しぶりです。

今回、完成までが長く遅くなってしまって申し訳ありませんでした!!

リアルが忙しかったんです←

これからちょっと投稿ペースが遅くなってしまいますが、お付き合いいただけると幸いです!



~ここで復習 クラス分け~

A組 星河 宇宙

B組 一 雪乃 雷花

E組 啓太 睦月 春羅

F組 将吾

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