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「虚」-ACT.3
ボランティア活動に集まる人々が
老人ホームだ。
自動販売機のまえで、こちらを見て、取り付く島をさがす。
ひとりは、手から受け取り、入れて。
指差すので、それを押す。
垣根や駐車場を回り、清掃だ。
歩いてゆけると思うと、大玄関から去り行く人。
ちょっとうつろっぽい足取りのまま車に乗り込んで、出ていって道路を進む。
雑用にとどめておいたほうがよさそうだ。と決めたので、家に無事で寝る。
今度は物運びの仕事だ。持てる。すいすい。
薬や湿布を貼りながら、仲間が地面に手をつける姿が、また立ってすすむ。
近所にとどめておこう、と思った。




