「宝」-ACT.3
「逃げながら救難信号をだしていますね。」
天界人の男にいう。
「俺は、天に浮かばないし。根もおろさず。いろいろ移動している。」
ただ混沌として覆いつくされた情報泥々と動くから、こちらは貴方だ、というのは特定できないのです。
わかるように掲げようとする。
「調べ上げて型にしてある、俺のカードだ。」
これなら、判定つく。
流動的ではあるが、照らしたんだから見つけられるよな。
男は走る、世の動きははやい。
24年数ヶ月も移ろいの色。
辺りを見渡し地下鉄の人々の移動。
カードどうしがネットワークとしてつながりをもち、人々に集積回路をすくりあげている。
これだったのだ。
俺はいままで勘違いしていた。1きれのカードでことがなせるはずがありえなかった。
カードとカードのコミュニケートすれば。よっていく型はどんどんできていく。
これが俺の、
と思って繰り広げる至り。
人だ。
走ってよこぎる。もうあんたの手は煩わせないし、それに始めからあんたは俺に煩いをかけなかったな。
鑑定人(男)の双子である的屋の男は、いつも売れていた。
双子がいる限り同調してしまう感性。
危急なく。
そこにヘルパーが来ている。
「ん~。」
商品を悩んだ克服した様子を、鑑定士がたまたま訪れてきて、注意する。
「こいつはね、本物は売らないんだと、本物がほしいなら私が調べる。」




