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「当」-ACT.3
身振り手振りで、話す。奏でるジェスチャーだ。
たとえば、その手などのところは、何を意味しているのか。
だんだんそういった調べが上手くなって。
別の女は許した。
「そのジェスチャー名を○○としてくれたら。○○と言ってくださったら、今度からわかりますから。」
「お、おう。」
と男は機嫌をよくした。
まだとっておきのジェスチャーがあるんだ、と、どんどんおひろめが繰る。
どんどん名づけが出た。
仲間うちで伝える言葉が響いていた。
「言葉おしえて。」
と頭を下げて頼み込む男。
生きているうちにひとり発して、他の人にそっと口にするようになった。
「○○というなら認める。」
と会った男は言うので、そうしましょう。と男は認めたから、思いが伝わるようになった。




