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「獣」-ACT.3

 応接間、上級天界人(男)はTVを見ながら我慢していた。

 人は辿りつく意思はここではないのか。

 

 「俺も、虹色時計には裏切られたな。もう何十年も前の事だったな。」

 録画した自分自身をTVで見る。その笑顔。

 虹色時計の為に身を捧げた様な数十年。だが、時計は自分を捨てて、自然へと出ていった。空しさのこる日々がそれからの人生の成功のばねだった。

 それから兆候は星や景色や嵐にも一切感じられない。

 「決して許さぬ。虹色時計。」

 自ら変化を与える事は天界人には出来る、それでも、虹色時計の様な変化はなかった。


 「また、時計にとって、自分が必須ではない事知らずに、ずっと参加できると信じて進んでいるやつがいるんだろうな。」

 あまりにあわれだと、なみだを抑える。

 

 近くから見渡す社会。

 「迎えはあるのか?」


 寛ぐしかない。目を瞑り、時間が経とうとする。

 「お客様です。」

 扉を開けて入ってくる。


 「手を打つ。」

 気づいたものとは必ず会う。

 変化があってよくなると信じて会話する。

 社会に参加し。

 

 「直接来た!?」

 いちいち手順を踏まずに、流れを辿って来るだけ。まったく違反だ。礼はあるのか。だが、座らせ、会話す。

 その男、自然と時を盗みだす、目の前でだ。

 天界人は注意した。それはいけないことなのだ。自覚なし。

 田舎暮らしや小さい集団ならいい、が、大きな集団では極悪だ。

 

 

 打たれた手にかかってしまうきっかけで元を辿って来たのだという。

 流れを無効にする「時盗み」、代償として、「時から忘れられる」。


 天界人は立ち上がった。 

 「ああ!兆候だ。悲願だ。」

 えらいことだ、おまえはさぞかし空気の薄い人格なのだろうが、トップたちといるなら別だ。それなら社会の秩序を乱さず、危険もないだろう。これからの仕事は、いい手を打って貰える様、教育指導員をつける。報酬は出来高制でいいだろう。

 


 象、跡、ストレス、汚れ。時忘れは仕事で、処理した時がをこれになりえたことに気づく。

 地獄との敵対を始めた。


 

 消える時をあたえるもの、地獄だったのだ。

 忘れらないよう時を埋め、社会の秩序を留めていた。 


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